湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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かなりいい具合の泣ける映画。
よかった!観ていて久しぶりに涙が堪え切れなかった。
杉咲花の圧倒的な存在感!自然な演技がすばらしかった、さすがの宮沢りえもよかったが、ホイコーロー少女おそるべし。
ストーリーを要約すると、かなり展開が多くて無理がありそうだが、うまく構成されていて違和感もなく、次々にくる波に引き込まれた。いい映画だった。
2016年、とにかく見て欲しい一本!
生涯の一本になる。
かつて母親に捨てられた主人公が、同じく母親に捨てられた娘の母親となった。学校でいじめられる娘を厳しく育てる反面、その何倍もの愛を娘に注いだ。逆境に負けない母親を演じる一方、時折見せる弱さを巧みに描いた。幼きころの主人公と娘の重ね方が秀逸で、主人公の成長過程を想像しながら感情移入できる。いくつもの伏線を散りばめ、それを全て上手に回収した。宮沢りえは、主人公の幼きころの悲哀、逆境に耐え克服してきた過去、愛する人と出会い家族を持った喜び、母親としての使命感、その全てを完璧に演じきった。子役の二人は天才的な演技で魅了する。だからこそ、ゆるめのオダギリジョーが果たす役割がまた大きい。
ラストは賛否両論あるとは思う。しかし、関わる者全てを温かな気持ちにさせた主人公が、死してなお、大好きな家族の身も心も温めることで、その温もりは永遠に消えないはずだ。
最低の終わり方
主人公の底抜けの前向きさに共感できないものの、途中までは普通に観てました。
ちょっとジーンとしたり、クスッとしたり。
しかし、あの終わり方は最低だと思います。みんなでお風呂に入っているシーンを観て、まさか、と思いましたが、炎の中に足が見えた瞬間ゾッとしました
母親、妻、あるいはただの知り合いの女性、をみんなで燃やす。そして、その炎で沸かしたお湯に浸かって談笑、なんて気が狂ってる。ただのホラーです。
愛でもなんでもないです。気持ち悪い。
俳優陣の力技!
納得の125分
とにかく泣いた……
母ちゃんの生き様、ホントにカッコ良くて…魂揺さぶられました。
宮沢りえさんをはじめ、キャストの演技が最高です。
愛に溢れる母ちゃんに、ダメダメなんだけどすご〜くいい奴な父ちゃん。
こんな親に育てられたら、子ども達は真っ直ぐ正直な素敵な大人になるんでしょうね。
母ちゃんにとっては、血の繋がらない娘達だけど、あれだけ情熱を持って向き合えるって……ホントに素晴らしい。
感動し過ぎて涙止まらなかったです。
そして、ラストがまた斬新で驚きました。
でも、すごく良い!
タイトルの意味がわかりました。
オダギリジョーと杉咲花
天晴れ、宮沢りえ!
宮沢りえと杉崎花の役者魂がまっこうからぶつかり合う。
それは、衝突ではなくて、抜群の相乗効果。宮沢の気合が杉崎の熱気を呼び、それに応えるように宮沢の迫真の演技が昇華されていくようだった。
オダジョーのダメ親父っぷりも、むしろ心地よい。
宮沢演じる双葉の人柄が、他の人々の心を揺さぶっていくのがよくわかる。もしこんな人が身近にいたら、僕だって引き込まれるもの。
全編にわたり、双葉の想いが溢れすぎている。
安澄と君江が会うシーンなんて、「あとで役に立つから」って言葉のせいで、そこにいない双葉の姿が、涙があふれた僕の瞼に浮かんできてしょうがなかった。
何より、ベットでの演技は秀逸。目を疑うほどに驚き、唖然としてしまった。宮沢自身が母を癌で亡くしており、その経験が生きているのであろう。
ラストに、タイトルの意味がわかる。久しぶりに震えるようなオチだった。
その、とても常識外れの行為に、涙、涙。
宮沢りえ いいな!
余命2〜3ヶ月を宣告され死ぬまでにやり遂げたい目標を次々と達成していくテンポの良さは、観ていて気持ちが、良い。最後にどんでん返しもある。 強いて言えば終盤にもっと何かが欲しかった。でも宮沢りえは、よかった!
まさかとは思ったのですが…
話が進むにつれ、ひょっとしてまさか…
いや、それはないない…と一瞬よぎったのですが
ラストはやっぱりのまさかでした!
そういう意味かと。
そんなアホな…でも最高。
好きです、こーゆー映画。
これこそ映画って言っても過言ではないかも。
悲しくてどうしようもなくつらい気持ちになる場面と
笑える場面がバランス良く展開していくので
重くならず暖かい気持ちになれる映画でした。
宮沢りえと杉崎花が演じる親子のやり取りが
とても自然で引き込まれました。
特に宮沢りえが強くて優しい母親像を熱演していて
とても等身大の母親に見えました。
子役たちの演技が素なのかわからないほど自然で
とても子どもらしい演技。気付いたら親目線で見てました。
オダギリジョーは何をさせてもオダギリジョーで
逆に好感が持てました(笑。
血が繋がっていなくても同じ時間を
一緒に過ごすことの大切さ。
自分の血が流れていなくても
好きになってしまった人の血が半分流れていれば
ただそれだけでその子を愛する理由がある。
自分が産んだ子供以上に親の責任として
残された時間で精一杯愛を注ぐ母親の姿が印象的でした。
残された時間で何ができるか。
残された家族は何ができるか。
家族の絆は常識を覆す力がある。
観終わって外に出ると空気が冷たく
そのまま銭湯に行きたくなりました。
大女優、宮沢りえ!
号泣!このまま泣きすぎて死んでしまうのではというぐらい泣いた!
決してお涙頂戴のあざとい演出はなく、純粋に宮沢りえ演じる双葉の生き様に心底感銘を受けた。
宮沢りえの鬼気迫る渾身、入魂の演技。ホントに素晴らしい!ずっとずっと忘れられないキャラクターとなった。
宮沢りえに引っ張られるように他の演者も素晴らしいパフォーマンスを発揮している。
まるで劇中の双葉が周りの人たちに発破をかけ背中を押し人生を変えていくように、実際の現場でも宮沢りえの影響ですごいケミストリーが生まれていたのだろう。まさに大女優の為せる業か。
双葉の主張は一貫して「逃げちゃだめだ」。どんなことがあっても立ち向かえと。あまりに真っ当なメッセージ。
予告ではどんな時も明るい肝っ玉かあちゃんのイメージだったが、本編では、そんなに単純ではなく、ちゃんと不安や葛藤もうまく演じている。ここが説得力がある。
中野監督、メジャー映画デビュー作らしい。演出も話し運びもスムーズで、見やすく素直に没頭できた。
子役の使い方もうまい。是枝監督に匹敵する才能じゃないだろうか。
次回作も期待したい。
当然、宮沢りえの次回作も期待したい。
しつこいけど、宮沢りえ、ホントに最高だ!
やっぱ良い。
先行上映で良かったんでもう一回見る。
舞台挨拶がみたかったのもあるけど。
おかげでTIFF二本損したけど、返しに
有り余るほどの涙をまたまた頂きました。
前回一回見ただけで、最初の方の伏線
に気づとなぜかうるうる。
いきなり女性下着を干すシーンはやはり
☓☓監督なんだろうけど、おかげで後の
シーンはさして気にならない配慮かな。
でも監督の趣味指向がわかったような.
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