湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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まさかとは思ったのですが…
話が進むにつれ、ひょっとしてまさか…
いや、それはないない…と一瞬よぎったのですが
ラストはやっぱりのまさかでした!
そういう意味かと。
そんなアホな…でも最高。
好きです、こーゆー映画。
これこそ映画って言っても過言ではないかも。
悲しくてどうしようもなくつらい気持ちになる場面と
笑える場面がバランス良く展開していくので
重くならず暖かい気持ちになれる映画でした。
宮沢りえと杉崎花が演じる親子のやり取りが
とても自然で引き込まれました。
特に宮沢りえが強くて優しい母親像を熱演していて
とても等身大の母親に見えました。
子役たちの演技が素なのかわからないほど自然で
とても子どもらしい演技。気付いたら親目線で見てました。
オダギリジョーは何をさせてもオダギリジョーで
逆に好感が持てました(笑。
血が繋がっていなくても同じ時間を
一緒に過ごすことの大切さ。
自分の血が流れていなくても
好きになってしまった人の血が半分流れていれば
ただそれだけでその子を愛する理由がある。
自分が産んだ子供以上に親の責任として
残された時間で精一杯愛を注ぐ母親の姿が印象的でした。
残された時間で何ができるか。
残された家族は何ができるか。
家族の絆は常識を覆す力がある。
観終わって外に出ると空気が冷たく
そのまま銭湯に行きたくなりました。
大女優、宮沢りえ!
号泣!このまま泣きすぎて死んでしまうのではというぐらい泣いた!
決してお涙頂戴のあざとい演出はなく、純粋に宮沢りえ演じる双葉の生き様に心底感銘を受けた。
宮沢りえの鬼気迫る渾身、入魂の演技。ホントに素晴らしい!ずっとずっと忘れられないキャラクターとなった。
宮沢りえに引っ張られるように他の演者も素晴らしいパフォーマンスを発揮している。
まるで劇中の双葉が周りの人たちに発破をかけ背中を押し人生を変えていくように、実際の現場でも宮沢りえの影響ですごいケミストリーが生まれていたのだろう。まさに大女優の為せる業か。
双葉の主張は一貫して「逃げちゃだめだ」。どんなことがあっても立ち向かえと。あまりに真っ当なメッセージ。
予告ではどんな時も明るい肝っ玉かあちゃんのイメージだったが、本編では、そんなに単純ではなく、ちゃんと不安や葛藤もうまく演じている。ここが説得力がある。
中野監督、メジャー映画デビュー作らしい。演出も話し運びもスムーズで、見やすく素直に没頭できた。
子役の使い方もうまい。是枝監督に匹敵する才能じゃないだろうか。
次回作も期待したい。
当然、宮沢りえの次回作も期待したい。
しつこいけど、宮沢りえ、ホントに最高だ!
やっぱ良い。
先行上映で良かったんでもう一回見る。
舞台挨拶がみたかったのもあるけど。
おかげでTIFF二本損したけど、返しに
有り余るほどの涙をまたまた頂きました。
前回一回見ただけで、最初の方の伏線
に気づとなぜかうるうる。
いきなり女性下着を干すシーンはやはり
☓☓監督なんだろうけど、おかげで後の
シーンはさして気にならない配慮かな。
でも監督の趣味指向がわかったような.
母の究極の愛に感動!
娘のために、必死になってくれる素敵なお母さん。
強くて優しいお母さん役を宮沢りえさんがとてもカッコよく演じています。
娘に強く生きることを教えてくれるハートの強い母でしたが…。
ある日、余命2ヶ月の宣告を受けてしまいます…。
もっともっと娘の為に、将来のために頑張りたかったはずなのに、あと2ヶ月だなんて…。
悲しむ暇もないほどの短い猶予に、お母さんは覚悟を決めて生き抜いて行きます。
『絶対にやっておくべきこと』を決めたお母さん。
そのことを成すために、たくさんの愛を多くの人に届けてくれます!
人と人との繋がりが強い絆で結ばれてゆくのは、お母さんのおかげ。
たくさんの人を幸せにしたお母さんは、究極の愛に包まれながら葬られます。
最後の葬られ方が愛を超越し、ホラーとかしたのは如何なものか…とも思えましたが、あれはあれで幸せだったのかもしれません。
私は普通の葬られ方を望みますが(笑)
『湯を沸かすほどの熱い愛』というタイトルに似合う、強烈なラストでした。
タイトルの字体が妙にマッチしているように感じた結末となりました…(笑)
追記
当日は、会場に監督さんが来てくれました!
素敵な作品に拍手喝采!
終始笑顔の中島監督。
朗らかな雰囲気が周りの人々を和ませ、みんなカメラを向けていました(笑)
そして、私も思わすカメラを向けました(笑)
監督、素敵な作品をありがとうございました!
試写会視聴
熱すぎるぐらいに熱い愛だ
山間の地方都市で銭湯・幸の湯を営む双葉(宮沢りえ)であったが、一年前に夫・一浩(オダギリ ジョー)が出奔してからは休業状態。
探偵(駿河太郎)に探索依頼をすると、あっさり隣町にいることが判明。
一浩を迎えに行くと、同居していた女に逃げられて、幼い娘の鮎子と二人暮らししていた・・・
といったところから始まる物語は、その後、双葉が末期癌であることが判明して、ジェットコースターに乗っているかのような展開をみせる。
高校でいじめられている娘・安澄(杉咲花)の物語、安澄と鮎子を連れての小旅行の本当の目的など、あまりにも起伏に富んだ物語なのだけれど、監督の巧みな演出にあれよあれよと乗せられてしまう。
久しぶりに、観客として「翻弄される」快感を味わったような思いがする。
そんな翻弄する物語を支えているのは、宮沢りえをはじめとする出演陣のリアリティある演技。
宮沢りえの、直接的な「熱い愛」。
ダメダメ父親だけれど、なんだか許せてしまうオダギリ ジョー。
双葉の「熱い愛」を正面から受け止めて、大きく成長する娘を演じる杉咲花。
そして、「他所の子」という思いもありながらも、幸の湯一家一員でありたいと願う、けなげな幼い鮎子(伊東蒼)。
このアンサンブルが素晴らしい。
なお、タイトルの『湯を沸かすほどの熱い愛』は、予想を超えたような結末を指す語であるけれど、巻頭の銭湯の煙突のカットで、勘が良ければ気がつく。
大団円直前の喪服の親族たちが河原で和やかに談笑するシーンを含めて、小津安二郎の『小早川家の秋』を思い出す。
最後のカットは、黒澤明の『天国と地獄』か。
<追記>
エンドクレジットでわかるが、幸の湯の外景と内部のロケ地は別の場所。
銭湯内部は、東京文京区にあった「月の湯」というところなのだが、昨年2015年に廃業していました。
うーむ、この映画を観て訪れてみたくなったのだけれど、残念至極であります。
ちょっとなかだるみ…
みんな、熱い愛に包まれろ!!
辛くて、笑っては不謹慎なシーンなのに笑える。監督の演出が見事!
泣き笑いで心が忙しい映画でした。
一晩寝ても目が腫れているのは、歳のせい?
試写会が金曜で良かった〜(笑)
オダギリジョーのダメダメっぷりが本当に良かった!
あのシーンとか、あのシーンとかは、彼にしか醸し出せない最低な魅力が全開でした(笑)
公式サイトの投稿はネタバレOKなので、詳しくはそちらで。;^_^A
宮沢りえはもちろん良かったです!
とくに、車の中での一言には痺れました。
物語が進むにつれて、いろんな事がわかっていくのですが
「じゃ、あのときは本当はどんな気持ちだったのか?」と考えると胸が締め付けられます。
それに子役の女の子達も素晴らしい。
鮎子ちゃんが双葉さんの手を握るシーンや、探偵助手ちゃんが抱きしめるシーンには、小さくても女なんだなぁ。と感じました。
やっぱりラストは映画にしか出来ない名シーンとなりましたね。
お前らみんな、女の熱い愛に包まれろ!!。・°°・(>_<)・°°・。
悲しいけれど、温かい
今年、いや、ここ10年でNo.1!!
とにかく冒頭から泣きと笑いが交互にくる。
こんなに皆で一緒に泣いて笑ったのを私は体験した事がない。
この家族の大きな愛が全員を包み込んだみたいな感じだった。
母が余命2ヶ月で、お涙頂戴系の映画かと思ったら、
いい意味で裏切られた。昨日さんざん目を腫らしたのに、
今日また思い出して泣けてくる。
それくらい心にガツんときて、深く残ってる。
公開したら、母と父と旦那と子供とみんなで観に行こうとおもう。
なかなか
役者と脚本が良いと、やはりいい映画(^ ^)
最後は、非現実的な終わり方。実際やったら
問題だよなぁ(^_^;)
子役が熱演すれば、大人の役者は勝てんわ。
追伸 監督の略歴が、わからんな(^_^;)
監督の、少女に対する性的目線ばかり感じる
感動作とあるが、信じられない。批判せずにいられないシーンがいくつもある。
単なる駄作ならいいが、許しがたいのは、少女を性的な目線で見ているとしか思えないシーンである。
まず一つ、いじめられていた娘が制服を盗まれるが、授業中に自らジャージを脱ぎ、パンツとブラジャーだけになるシーン。
これが「いじめに勇気を持って立ち向かった」ことらしいが、目を疑った。ただ少女の生々しい下着姿を見せたかっただけなのでは。
この伏線として、白いブラジャーの色気のなさに母が気づき、かわいいものを娘にプレゼントするシーンがあるが、ここでも「彼氏は?」とか「もうそろそろこういうのをするべき」などと言っている。思春期の子供の性愛事情に干渉するこんな母親はただでさえいやだが、これを男性監督が描いたのかと思うと何重にも気持ち悪い。
もう一つは、以前に住んでいたアパートの玄関でしゃがみこんでいた妹(連れ子)を連れ帰るシーン。
立たせようとした瞬間、妹はお漏らしをしてしまう。
小学生(推定)がお漏らしをしているシーンを真っ正面から撮っているのだが、このお漏らしに必要性がほとんど感じられない。
お漏らしをしたパンツをその場で母が脱がせるシーンも撮り、姉は意味もなく「あゆこ、ここにあり」などといってお漏らしパンツをアパートのノブに引っ掛けて帰るのである。
これも非常に性的なものを感じて気持ち悪い。
さらに一つ、母と娘2人がドライブをしているとき。
そもそも目眩を起こすほどの末期癌患者に運転旅行を許すことが信じがたいが、そこに突然得体の知れない若い男が来てヒッチハイクを志願してくる。
これを許す母も母である。
この男は、母娘3人と食事中、ヒッチハイクの途中で起きたいかにもおもしろいエピソードという感じで
「50代くらいの女トラック運転手に乗せてもらったとき、ラブホに連れていかれてしまった。イケるかも、と思ったけど最終的には怖くて逃げてきた」
というような話をするのである。
高校生と小学生の女の子に対して、である。
信じられない。それを母娘3人も楽しく聞いているという設定なのがありえない。
栃木県の設定なのに幼馴染が関西弁だとか、浮気して帰ってきて全然仕事せず見舞いにすらいかない夫が「憎めない存在」でもなんでもなくただただ腹立たしく見えるとか、ダメな部分を上げたらキリがないが、特に許せないのが上記のような少女と性をめぐる部分である。
中野量太監督の良識を疑う。
役者陣は豪華すぎるほど豪華なので文句はない。
ものすごくやりづらい役なのに、杉咲花はとてもがんばっていた。
各批評サイトで「人生で一番の映画」などのコメントが目立ち、評価が高すぎるのも気になる。単純に考えても役者の演技以外は駄作の部類。
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