天皇と軍隊
劇場公開日:2015年8月8日
解説
天皇制や戦争放棄、靖国問題、東京裁判、自衛隊、日米安保など、日本の戦後史で議論され続ける問題に切り込んだドキュメンタリー。自衛隊の存在と戦争および軍の保持を禁じた憲法9条の矛盾や、主権在民と天皇の地位の曖昧さを主軸に、世界中から集めた貴重なアーカイブ映像や国内外の論客による秘蔵インタビューを交え、日本の戦後史を問いかける。監督は、パリ在住で、フランスや欧州のテレビ向けに「ヒロシマの黒い太陽」「フクシマ後の世界」といったドキュメンタリー作品を手がけている渡辺謙一。
2009年製作/90分/フランス
原題:Le Japon, l'empereur et l'armee
配給:きろくびと
スタッフ・キャスト
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今の日本人の多くが憲法第9条の記載のとおり戦争放棄という考えであることはは事実であるが、このビデオをみると、この考え方は当時のアメリカ(GHQ)が憲法に第1条と第9条を第20条をみる記載することにより当時の国体を潰すという目的であることは明白であり、少なくとも戦争放棄においては、今の時代にはそぐわなくなって来ていることも事実ではないか?
2019年5月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
昭和天皇の原爆投下を容認するような発言と原爆ドーム前での昭和天皇を熱狂的歓迎するさまを続けて視たときの個人的違和感は筆舌に尽くしがたい不快さである。
2019年4月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
やはり観客層は年配者ばかり全編フランス語のナレーションで著名人のインタビューシーンが多い吹替えにしなかったのは客層を意識してか?基本的な事を説明している!
2018年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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フランスで日本を紹介する時の近代史の内容。現代の日本の国内問題を解説していくという構成で、あまり題名とは結びつかないのだが、それはそもそも昔の武将のように、親分子分が直接結びついていない所謂“現人神”という独特なキャラクターに西洋人が理解できないことが原因かと思われる。まぁ、こちらも分からないのだけど・・・
だから余りその部分は突っ込んでおらず、まぁ何となく現状の教科書的解説、及び、保守層からの主張、そしてリベラルの主張をそれぞれ差し挟みながら、観た感想をめいめい、考えてね的な方向で終わっている。ま、ラスト映像の、昭和天皇の広島行幸のシーンでの、遠くに広島ドームが同じ画角で映っているのは、フランス人らしい皮肉なのだろうね。そんなんでも国民は万歳なんだから。
だれか教えてほしいのだが、こんな戦時下でも議員連中等はご馳走を食べていたらしいのをラジオで聴いたのだが、それでもこの戦争を肯定する人はどんな思想なの?