「戦時下の広島で生きる女の子の物語!」この世界の片隅に のりこさんの映画レビュー(感想・評価)
戦時下の広島で生きる女の子の物語!
戦時下の広島・呉で一生懸命に生きる主人公すずの日常を描いた作品。
戦争を経験をしていない多くの世代は、映画やテレビ、書物などでしか知る機会がありません。そして、戦争のない平和な日々が当たり前で、自分が生まれる何十年か前に日本で起きた出来事だというのを思い出すこともありません。
この作品はどこにでもいる女の子を通して、戦争で突然大切なものが突然奪われる悲しさや理不尽さを観ている人たちに伝えてくれます。とは言って悲しくて悲惨な「火垂るの墓」とは違い、配給が少なくなってお米やお砂糖が手に入りにくい中であるもので工夫して料理したり、明るく前向きに生きている姿に感銘を受けます!
ストーリー全体はスローテンポなので、すこし退屈に感じるところもあるかも知れませんが、映画館で作品にじっくり向き合ってかったと思える作品でした。
コメントする