劇場公開日 2016年9月17日

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オーバー・フェンスのレビュー・感想・評価

全113件中、41~60件目を表示

4.0オダギリジョーの横顔

Kさん
2017年5月29日
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まだ見ていない方への参考としてですが、物語は淡々と進んでいく感じで何かすごい事が起こるわけでもない、内容こそ違いますが「永い言い訳」や「ゆれる」などのようなリアルな日常を描いた映画のように思います。
ジャケットから連想するような恋愛映画ではありません。キュンキュンを求めている方は注意です(笑)

感想ですが、とても良かったし、役者さんがみんな素晴らしかったです。
オダギリジョーさんが若い女の子に言い放つセリフの横顔のシーンとか最高すぎました。

みんなが何かを抱えている、壊れているのはどちらか、他とは違うという孤独感や疎外感。そんな事を感じながら観ました。

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K

4.0女優魂

2017年5月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

ここしばらく観てきた映画の中では、難役という点では最右翼のヒロインではないだろうかと思った。蒼井優の女優魂、これに尽きる感じがする。典型的な躁鬱気質のキャバ嬢であるが、本人も言うとおりまさにぶっこわれた、そして極めて激しい恋情、感情を持つ、もはや手のつけようがない女性である。この凄演に感化されたかのようにオダギリ、松田、満島、そして優香までが怪演の連続。久しぶりの、俳優を観る映画だと思った。

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シンドラーの手帳

4.0ジム・ジャームッシュを待っている

2017年4月19日
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小二郎

3.0どん底からのフルスイング

2017年4月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

妻に見放され、故郷の函館で失業保険で生計を立てながら職業訓練校に通うだけの日々を送る男。
知人に連れられたキャバクラで出会った風変わりなホステスの女。
共に孤独と苦悩を抱える男と女は惹かれ合うが…。

佐藤泰志の小説を山下敦弘が映画化。作者の「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く“函館3部作”の最終章。
先に映画化された2作も本作も、なかなかに万人受けするものではない。
不遇のまま命を絶った作者の胸の内が痛いほど作品に反映されているからであり、と同時に、どん底の中の希望の光がいつもながら美しく、強く胸を打つ。
自分は職業訓練校に通った事は無いが、就職に苦労し、それまで何をやっても上手くいかない時期があったので、彼らの姿や境遇に少なからず痛感するものがあった。

オダギリジョーの抑えた演技もさることながら、蒼井優の熱演に圧巻。
自由奔放。人前で鳥の求愛ダンスの物真似をする大胆さ。
突然にヒステリックに大声で泣き叫ぶ危うさ。
とてもとても好きになれるような性格ではないが、その感情の激しさは彼女個人だけではなく作品そのものを体現していたと思う。

やがて白鳥は飛び立つ。
ツーストライクツーアウトからのフルスイング。
フェンスを超えて、青白い空の下へ。

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近大

3.0監督が好きで見ました。かなり奇人なサトシがとても可愛かった。全体的...

2017年4月8日
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監督が好きで見ました。かなり奇人なサトシがとても可愛かった。全体的に淡々とした展開ですが最後はほっこり。
ナンパするのにカラオケ行くより競輪が好きて話するシーンがとても好き。

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uzumoti

2.0理解できず

2017年4月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

ラブストーリーなので、男の自分がヒロインを好きになれるかどうかが、感情移入できるかどうかのポイント。。。このヒロインは、ぶっ飛び過ぎていて、勘弁していただきたい。

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bru910s

3.0繊細で壊れそうな大人たち

2017年3月29日
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鑑賞方法:映画館

函館にて大工を目指し職業訓練校に通う白石と鳥を愛する女性さとしが惹かれ合う様子を描いた作品。

オダジョーに蒼井優に松田翔太と好みの人からしたらいい雰囲気の役者を集めた俳優陣。
原作未読のためよくわからないがあまり登場人物の過去とか内面とかの描写が少ないため、結構な雰囲気映画感も漂っていた。
また職業訓練校が舞台なのにどこか金銭的に余裕がありそうな松田翔太の様子にも少し違和感。これは自分の偏見かもしれないが笑。

また蒼井優がかなりの電波かつヒス女を演じる。オダジョー演じる白石と良い感じになったのちの癇癪ぶりは中々恐ろしい笑。
満島真之介はビックリするくらいの暗い役。帽子を目深に被りすぎて最初誰だかわからなかった笑。

全体的にセンチメンタルな空気漂う壊れてしまいそうな作品。
動物園で鳥の羽が舞い落ちてくるシーンがよくわからないがその後の自転車2人乗りしながら羽を舞い散らすシーンの美しさがとても良かった。

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オレ

3.0なんといっても蒼井優の怪演ぶり見事!

2017年3月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

職業訓練校は再就職の為、技術支援してくれる所。
色々な理由で来ているメンバー。個性揃い。
こんなに連むかな?くらい仲が良い。
職業訓練の他に野球もやるの?とは思う。(平々凡々と会社へ行ってる私みたいな人間には分からない。)

そんな中で、主人公 白岩(オダギリジョー)が飛び抜けてカッコイイ。
荒んでいる人生を送っている人への格言たっぷり。
詩人になれそう。
そんな彼は前半当初は淡々としていて、表立っても話さない。
しかし聡という女性に興味を持ち始め、淡々としていた白岩に心の変化が生まれる。

白岩に出会う聡(蒼井優)
頭のネジ一本抜けてんだか、普通の人より感受性強過ぎるんだか、自分をコントロール出来ない女性を怪演している。
普通ならばイタイだけの女性。しかし聡は白岩の「普通」を改めて考えさせてくれる女性であり、また新しい自分に気づかせてくれる女性でもある。
彼女の演技が無ければ、つまらない淡々とした映画。

オーバーフェンスという題名、良くつけたと思う。
徐々にフェンスを乗り越えてゆく姿を魅せてくれる、楽しませてくれた映画だった。

残念なのは舞台の函館が古い場所しか映し出してなかったところ。
綺麗に描写出来なかったんかな〜。坂道は青空の下で、とか。
舗装されてない誰も歩かなそうな汚い海岸沿いを自転車で走られても違和感しかない。(普通あんな所自転車で走らない)

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巫女雷男

3.5オダギリ

2017年3月21日
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山下敦広。相変わらず素晴らしい。
聡って役名が素晴らしい。
あとで勝間田さんが鈴木常吉だったと知った。元ヤクザの原さんの家の素敵な朝食。
函館行ったことがないけれど、海があって、飲み屋街があって、坂があって、良い感じ。
白デニムにサッカーのユニフォームにセカンドバックの松田翔太も素晴らしい。

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ssspkk

3.5道具の手入れをさぼると、あとで自分が大変になるからな

2017年3月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

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shimo

2.5いまいち。

2017年3月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

私には、いまいちでした。

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海(カイ)

4.0あー良かった。

2017年3月16日
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いつこ

4.5いい間の映画

2017年3月12日
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落ちぶれた人間の集まる技術学校における、人それぞれが周りに持つ壁、フェンスをうまく表現していてとてもリアルだし、心が温まる映画。

内容は重いが、それを受け止めようと奮闘する登場人物達の生活をうまく表現しており、その間が素晴らしいと感じた。

単調にワンシーンで映すのではなく、そこにまるで意味の無いような間を持たせることで印象づけ、映画に入り込ませていた。

最後のソフトボールの試合は、こっちが応援したくなる気持ちになった。

気になったのはBGM。
なんだろう、不協和音的なものでシーンの重さを表現したのかと思ったけど、何だか好きになれませんでした。

蒼井優は本当にこういう演技が上手い。
発狂する演技に挟む無の表情が美しくもあり、引き込まれる。

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ちゃーるすとん

5.0どうしようもなさの中にある救い

2017年2月5日
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マンデリン

3.5離婚経験があるから

2017年1月25日
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2時間たっぷり映画に浸ることができました。
主役の気持ちにちゃんと寄り添って見ることができました。
独り暮らしの殺風景な部屋で、お弁当を食べ、ビールを飲む生活。
孤独を上手に表現していました。
そしてオダギリジョーが泣いてしまうシーン。
ずっと気を張っていたんだろうなと思います。
それが折れてしまった。
共感できたシーンです。

役者さんたちの演技力にも魅了されました。
1シーンが長く、自然で、よくこんなに上手に演じられるなあと感心しました。

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ハクタカ

3.5何の柵を越えるのか

2016年12月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

人には越えるべきものが沢山ある。
この作品には、特に越えなければならない人が沢山。
その中でもがいていく人間模様が派手さもなく妙にリアル。
…かと思うと驚くようなことが起きたり。
自分が知らないだけで案外こういった悩みを抱えている人は沢山いるんだろうな…。

壁を越えるんじゃなくてフェンスを越える。
日本語で言うと柵。
壁を越えるんじゃなくてフェンスを越えるという事。
この言葉のチョイスがとても好きだった。

エンドロールが縦書きで新鮮だった。

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まえじー(★は全部5にする)

3.5●やるせなさの向こう側。

2016年12月4日
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泣ける

悲しい

幸せ

佐藤泰志の作品は、なんだかやるせなくなる。けど、引き込まれるのだ。その独特な世界に。静かに、ひとり葛藤しているというか、いつまでも小さな傷が治らないというか。そんな小さな傷を持った者たちが出会い、交錯する。

ぶっ壊れてる女。ぶっ壊す男。森くんの不器用さ。
ハクトウワシの求愛ダンス。キレイだ。危ういとわかっていながら、好奇心が勝って、オレなら聡にのめり込んでしまうかもしれない。何も考えず、ただ生きているだけにならないように。

白岩の感情が溢れ出す「怒り」と「悲しみ」のシーンが好きだ。そして自転車二人乗りのシーンも。「悲しみ」を乗り越えた白岩が、吹っ切れたようにバットを振り抜くラストに救われる。結局、人はどこかで折り合いをつけていまの環境を生きていくしかない。その積み重ねの先に未来がある。まさに、オーバーフェンス。

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うり坊033

3.5なんかやるせない気持ちになります

2016年11月28日
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パセリ

3.5壊れてるか壊すか

2016年11月15日
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1つ1つ大げさに見えるけど合わせるとすんごいリアルだった。どこかで見たことある光景が散りばめられていた

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assholeman

4.0私はこういうの好き

2016年11月9日
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鑑賞方法:映画館

色々心当たりがある物語だった。
古傷をほじくりかえされるような。
投げっぱなし放題なストーリーが気持ちいい

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らっこおやじ