探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海のレビュー・感想・評価
全67件中、1~20件目を表示
「大ヒット間違いなし」とはいかなかった模様
原作未読
テレビドラマの方は未鑑賞
この作品は2度目の鑑賞
監督は『湘南爆走族』『恋子の毎日』『さらば愛しのヤクザ』『お日柄もよくご愁傷さま』『大安に仏滅!?』『HOME 愛しの座敷わらし』『相棒』シリーズの和泉聖治
脚本は『花のあと』『大河への道』で監督を務めた中西健二
脚本は他に『ホワイトアウト』『亡国のイージス』『地下鉄(メトロ)に乗って』『山桜』『花のあと』『小川の辺』『柘榴坂の仇討』『聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実』『起終点駅 ターミナル』『空母いぶき』の長谷川康夫
松山の海に6体の死体が次々と流れ着く事件が発生
小川みゆきに話を持ちかけられ興味は抱いた御手洗潔は現場に行くことに
瀬戸内海の海流から流れてきた先を突き止めた御手洗は福山に
アパート内で外国人女性の変死体が発見される事件が発覚
しばらく様子を見てるとその死体を取りにきた外国人グループと遭遇し地元と警察が逮捕したが決して口を割らなかった
御手洗らが来る前に福山では赤ん坊の誘拐事件が発生
現金の引き渡し場所で長短の柱に縛られた男女が発見された
男は両瞼を縫われ女は口を縫われていた
傍には首の骨が折れた赤ん坊が
瀬戸内海の海では水竜の目撃情報が数件
太古の昔に生きていた首長竜が瀬戸内海に生息している都市伝説がまことしやなに噂になっていた
赤ん坊誘拐事件はベビーシッター辰見洋子の狂言
誤ってベランダから落としてしまったのだ
赤ん坊の処理をするため洋子の彼氏の小坂井准一はバイクで移動中転倒
何者かに赤ん坊の遺体を盗まれてしまった
赤ん坊を盗んだのは槙田邦彦一味
槙田は子供の頃に父が自殺し母ものちに心労で亡くなった
父の勤めていた西京化学工業の工場移転問題で住民側の反対運動が激しくなり現場責任者の父が責任を取る形で自殺したのだ
槙田はたらい回しにされた挙句に渡米し違法薬物で巨万の富を手に入れた
帰国後西京化学工業を買収し社長に就任した槙田は工場移転反対運動のリーダー格だった居比修三に復讐を果たすのだった
その一方で槙田は西京化学工業で危険ドラッグを製造していた
松山に流れ着いた遺体は危険ドラッグにハマってしまい中毒死した外国人労働者だった
星籠とは潜水艇のこと
または瀬戸内海海底の珊瑚礁
小坂井の実家は造船所で潜水艇を製作していた
星籠は村上水軍を破った織田信長軍の鉄鋼船を沈めた潜水艇のことでもあった
いろいろとエピソードのてんこ盛り
大風呂敷を広げたが見事?に回収した
ギャグ漫画日和の打ち切り漫画を彷彿させる
でもそれはまだマシな方
散々大風呂敷を広げて放り投げたままの『強殖装甲ガイバー』なんて可哀想すぎる
海外逃亡を図った?槙田の船に小坂井が操縦する小型潜水艇が直撃するわけだが全くの意味不明
クライマックスのはずだがかなりモヤっとしている
理解不能の世界観だが理解に苦しむことなんて世の中ごまんとあり珍しいことではない
赤ん坊を死なせてしまった辰見洋子の証言は胡散臭い
偽装工作はほぼ完璧な頭のいい人が蛍光灯交換の際に赤ん坊を落としてしまう間抜けなことをするだろうか
電話の主の石岡だが声は堂本光一ではなさそうだ
それが残念
なんらかの形で堂本にも出演してほしかった
オリジナルキャラクターとして小川みゆきを登場させ広瀬アリスを抜擢したのは正解
主人公の探偵が男の場合に傍に女性の助手がいた方が華があって良い
あと刑事役の小倉久寛の「ちょっと待ってください」は刑事コロンボのオマージュだろうか
考えすぎか
たまたまかな
配役
趣味で探偵をしている脳科学者の御手洗潔に玉木宏
ライターの石岡の代わりに助手として御手洗に同行する編集者の小川みゆきに広瀬アリス
福山市立大学准教授の滝沢加奈子に石田ひかり
福山警察署刑事課長の黒田優作に小倉久寛
西京文化センター学芸員の小坂井准一に要潤
看護学校学生の辰見洋子に谷村美月
西京科学工業社長の槙田邦彦に吉田栄作
革細工アーティストの居比修三に神尾佑
修三の妻の居比篤子に今野麻美
造船会社社長の夏島健二に寺脇康文
忽那水軍末裔の忽那鷹光に品川徹
松山署刑事の春山誠治に片桐竜次
歴史博物館館長の富永幸平に螢雪次朗
水理試験場職員の北王子に金児憲史
福山署刑事の三橋博之に渡辺邦斗
福山署刑事の須藤淳平に寺井文孝
水竜を目撃した漁師に不破万作
ついていけなかった
とにかく話の流れが速すぎて私の頭では追い付けない。
これは原作を読まなければならないか、でも上下巻でかなりのボリューム。最近は読んでいて寝落ちする私には敷居が高すぎる!
連ドラ希望作品ですね。もちろん御手洗役は玉木君で。
【”常人の域を超えたミタライの「推理速度」に君はついてこられるか?””脚本が雑過ぎて、付いて行けません!”】
ー 御手洗潔シリーズの映画化を、一切拒否して来た島田荘司が、
“玉木宏が、御手洗を演じるのであれば、一作だけ作ってみたまえ・・”
と言って、御手洗シリーズの中でも、”出来の良くない作品”を選んで映画化を許可した作品。
で、この作品を観て、激烈にお怒りになり、二度と映画化を許さないまま、現在に至る曰く付きの作品。(一部、推測・・)ー
◆感想
・第一の事件 死体島
・第二の事件 外国人女性変死事件
・第三の事件 居比家誘拐殺人事件
の繋がりを、村上水軍、危険ドラッグ、水龍などのキーワードを絡めながら、ミタライの”高速推理”で三つの事件の連関する謎解きを描いた作品。
・だが、脚本の粗さと登場人物達の背負った背景がサラっと描かれているため、作品に深みがなく、本格推理小説とは程遠い映像作品になってしまっている。
<第二の、”金田一シリーズ”になるかと、期待されたのだが、どうも難しそうだ・・。
「占星術殺人事件」を映画で観るのは、夢で終わりそうだなあ・・。>
2019年12月7日 #探偵ミタライの事件簿星籠の海 鑑賞 脳科学...
2019年12月7日
#探偵ミタライの事件簿星籠の海 鑑賞
脳科学者で難事件を数多く解決してきた御手洗潔(#玉木宏)。6体もの死体が海岸で発見された瀬戸内海の死体島。海流によって福山市から流れ着いたもの。福山市でアパートで女性の遺体、赤ん坊の誘拐事件、横断歩道から死体が落下が関連していた。
#玉木宏#広瀬アリス#要潤#石田ひかり#谷村美月#吉田栄作
天才脳科学者の事件簿
天才脳科学者という主人公の設定がいかされた痛快ミステリー。
次から次へと謎解きが進んでいくテンポの良い展開で最後まで飽きさせない。
助手役の広瀬アリスさんがいいスパイスになっていて楽しいです♪
豪華な2時間サスペンス
探偵ミタライシリーズ第2作。
(第1作:SPドラマ「天才探偵ミタライ~傘を折る女」)
レンタルDVDで鑑賞。
原作は既読です。
本格ミステリー作家・島田荘司の御手洗潔シリーズ初の映画化作品。原作は上下巻の大ボリュームで、重厚かつスリリングで、多層構造の謎解きに興奮しながら読みました。
…と云うわけで本作ですが、こりゃいかんなぁ、と思いました。そもそも2時間以内に収めようとしたところに無理がありました。内容も大分改変されていて、納得がいかないところもちらほら…。かなり薄っぺら~くなっていました。
御手洗役の玉木宏はいい感じだったのに残念無念…。
豪華キャストの2時間サスペンスを観ている感じでした。
トホホ…。
※修正(2021/07/06)
映画観ている人にヒントだしすぎなのではないのかと思った。 内臓傷つ...
映画観ている人にヒントだしすぎなのではないのかと思った。
内臓傷ついてない=自分で刺しただし、全ての人間関係が明かされる前に利用してる、されてるは匂わせてる。赤ちゃん殺しも驚きはない。
人のつながり部分以外の骨子を見せすぎていたような。意外性がなく、そういうことだろうなという感想になってしまう。村上水軍の話とか興味湧いたし途中は結構良かったのに、星籠でつっこむとか。見せ方もらしくない。
傘を折る女のスペシャル版の方が、ミタライらしさ出てると思う。
超高速!超推理!
原作はベストセラー・シリーズ。
話も面白そうなミステリー。
でも、いざ映画にしてみると…。
こういうのって、よくあるよね。
本作もまさにそう。
瀬戸内海の小島に半年間の間に6体の死体が流れ着く。
広島県福山市では、外国人女性の変死体や目と口を塞がれるなどの奇妙な事件が続発。
脳科学者・御手洗が難事件に挑む…!
まず断っておくが、内容自体は面白味充分なのだ。
二つの事件、死体島、そこに“星籠”と呼ばれる伝説の首長竜の存在や歴史のロマン、ご当地ムービー的要素も絡み、欲張り過ぎなくらい。
ダメなのはやはり、演出や脚本なのだろう。
確かに和泉監督は職人監督だが、本作には全くと言っていいほど個性が無く、平凡。これじゃあ2時間のSPTVドラマと言われても頷くしかない。
脚本も、良く言えばポンポンポンポン話が進むが、悪く言えば…
御手洗の超人的な超推理!
こちらに推理させる暇も与えず、まるで次の“話の展開”が分かっているかのよう。
このように、御手洗の超高速超推理をただ黙って見ているだけで、じっくりと推理の醍醐味を味わえないのが最大の難点。
事実、面白味はある筈なのに、何だか途中で飽きてしまった。
天才だけど変人というのもステレオタイプ。
玉木宏のナルシストな演技も何だかなぁ…。
広瀬アリスの映画オリジナルキャラもウザく、周りの登場人物も全然魅力的ではない。
犯人も何となく予想付く。
ラストは船を出して爆破のスペクタクル感を出したものの、失笑&拍子抜けの星籠の正体など、何もかもちんけ。
もう一度断っておくが、面白味は充分の原作にはこれっぽっちも罪は無い。
それを活かせなかった側に問題があるだけ。
素直に2時間のSPTVドラマにした方が、名シリーズ物になってたかもしれない。
広島県福山市を好きになった
ガリレオの二番煎じのような感じで、玉木宏と広瀬アリスだから見たけれど、事件の内容はうーん。
瀬戸内海が舞台で、歴史ロマンが盛り込まれているところが面白かった。特殊な潮の流れを活かして、船の荷下ろしに雁木を、船の修理に焚場を備えた鞆の浦で、様々な藩主達も戦国時代の海戦の際には潮待ちをしたと言うのはロマン溢れている。
でも、事件の凄惨なシーンが出てきて、その美しい海のイメージも怖さが汚してしまい残念。
広島の福山出身の阿部正弘という藩主が江戸幕府の老中をしていた頃、黒船との水軍に備えて星籠という武器を備えていた。それは、福山の村上水軍という強い水軍が、過去に負かした信長勢による鉄製の船を備えた復讐に破れた際、信長の船を沈めた時にも使われた潜水艇。村上水軍の次に強かったとされる忽那水軍が作ったとされ、瀬戸内海の下には生きたサンゴなど星空のような美しい宇宙が広がっている事から名付けられた。
そしてその、村上水軍の末裔が要潤。福山で勢力を持つ化学会社の社長、吉田栄作は、吉田栄作の父が化学会社に対する反対運動を苦に自殺した過去があり、復讐を胸に抱いて社長となり、危険ドラッグを密造し、外国人労働者達を手下に悪事を働いていた他、学生時代に反対運動の首謀者だった神尾佑とその妻に凄惨な復讐をしたのだった。神尾佑の子供は殺害されていたが、それは吉田栄作ではなく、看護学校に通うベビーシッターがベランダの蛍光灯を脚立で覗いた際に不慮に落としてしまったのだった。要潤と吉田栄作は昔から兄弟のような関係性で、不思議と今回の事件でも繋がりがあった。
星籠が水龍の正体だろうということ、化学会社や街中をうろちょろする外国人が危険ドラッグに絡んでいることは容易に推測できてしまう。さらに、玉木宏はとてつもなく頭が良い設定なのだが、広瀬アリスと石田ひかるの説明セリフやカメラワークによって観る側が置いてけぼりにならないようになっているため、玉木宏がセリフを言うより前に観る側が悟ってしまう。よって、玉木宏の天才脳科学者ぶりがイマイチ伝わってこない。
福山の魅力を存分に伝えているだけに、もったいなかった。
シリーズ化するような予感。原作者が実写化の時に唯一指定した俳優の、玉木宏。かっこよくて、多分また観てしまうと思う。
2時間ドラマのような…。
瀬戸内を舞台に『相棒』の和泉聖治監督ならではのコントラストとカメラワークを通して、幻想的(?)なミステリー劇が繰り広げられています。
ただ、ストーリーは全体的に2時間のドラマスペシャルのような展開で、映画化向きかどうか疑問でした。
なお玉木宏さんは過去にドラマで同役を演じており、原作もシリーズ化されているので、ドラマで継続して制作されれば、人気コンテンツに化けたように感じます。
中国地方有数の都市、広島県福山市の宣伝映画のような印象だったので、同市にゆかりある方ならより楽しめる作品だと思います。
遥かなる過去の遺産
人格のうち考え方や感性は親の影響を免れず、親は祖父母の影響を受け、遥か祖先にまで遡る。そう考えなければ、数十億に上る人格の差異を説明できない。この為、人格のうち、この影響による部分は不可解で、本人も理解し得ない。だから、公に罪刑を追求する場以外では、風変りな言動はただ不可解なものとして、現在の人格を責めないという選択肢もある。
昨夜は「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」観ました。面白かった!それ...
昨夜は「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」観ました。面白かった!それぞれの事件の繋がり方が予想外で驚いた。ロケ地福山の鞆の浦は美しいですね。見に行きたい!
展開が早い
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なかなかミステリアスで金田一っぽいと期待したが…
未確認生物に違法ドラッグ、最後は潜水艦でドカン‼︎
あっけない。
ミタライの推理が早すぎてつまらないが、バラバラだった出来事が一つに繋がるところはお見事。
ベランダの蛍光灯が事の発端てのは無理やりだな。
しょぼいミステリー。薄っぺらいドラマ
薄っぺらいし、浅い。キャラクター造形がステレオタイプすぎるでしょ。
最初に思いついたことが、そのまま正解でミスリードもあったものじゃない。
結局、星籠あんま関係ないし。
父の自殺の原因だから、ああいうことした、っていう理屈も、ちょっと無理やりすぎでは?
住民の反対ってのは、自分たちの生活かかってんだから、それに憎しみ持つのはそもそもどうなの?って感じだし、そこまで憎しみあんなら、それで満足できんの?って思う。なんか中途半端で、犯人側の動機も薄い。
オチも酷い。
警察連絡して、駆けつけても間に合うのでは?
2時間サスペンスのクオリティです。
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