エクス・マキナのレビュー・感想・評価
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おめでとう貴方が一番に選ばれました!人間とそれ以外の話。鏡世界の境界線。
内容は人工知能作成による完全なる神になろうとする1人のお金持ちのお話。印象に残ったのは『人類史処じゃない神の仕業ですよ』で古くは旧約聖書が根強く感じる言葉。境遇や立場ではセクサロイドを作り使用する事が罪の様になる所も宗教色濃ゆく自分自身には分かりにくい価値観だ。近代的な建物と相対的に人類創造の原始世界を思わせる大自然は素晴らしい。エクスマキナ=機械仕掛けの神。この手の話はアンドロイドは電気羊の夢を見るのブレイドランナーを思い出させるが、主人公レッカード宜しくこの映画の主人公もアンドロイドだろうと強く感じる。人工知能完成テストはエヴァではなくケレイブで最終テストに受からない不完全な人間ぽい人工知能は研究所に閉じ込められる最後は観ていて面白かったです。そう観ると会話劇の内容も分かりやすいし少しは面白く見えるのではないのでしょうか?!
未来的でかつ古風
誰もが羨む環境での優雅な暮らし、そこでの知的な会話と頭脳合戦にゾクゾクした。映像は静謐で美しく、日本的な造形も違和感がなくて素晴らしい。ただ、人間の男性がAI搭載ガイノイドを作ってヘテロセクシュアルに設定し、AIとの恋愛がストーリーの鍵となるという展開は古くから機械人形を相手に語られてきたものとそう変わらないように感じた。
私は性別のない世界に行きたいとは思わないが、もし現代を超越した世界というものがあるのなら性別が消失するくらいのことがあってもいいのではないかと思った。
すんごい不気味。AIロボを作ったと言うより女性を作った感じ。
女性型AIロボットによる脱出映画である。
女性だらかこそわからない本心。人間側(男性)の恋愛感情と道徳心が揺さぶられ魅惑てきな女性の魅力を使うAIロボットという不気味さ。女性ロボットだからこそ繰り広げられる気味の悪い映画の代表作だと思う。
気味は悪いし、後味もよくない。全裸の女性の皮膚がめくれロボットであることを表す描写もあるので家族で見るのには全く適していない。こういうミステリアスな映画が好きという人以外は見ることをおすすめしない。映画としての評価はよいが自分はあまり好きではなかった。
【唯物論的且つ静的なサイエンティフィックムービー。"A24"の先進的なテーマ設定と、アリシア・ヴィキャンデル演じる美しきAIが自立していく過程も魅力的な作品である。】
ー 英国のSF映画は、名作「ガタカ」を代表として、アクションシーンが一切ない作品が多いが、観る側に訴求させる力強い映画が多いと感じる。
今作も同様である・・。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・IT企業で働くケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、”抽選に当たり”僻地でAIの実験をしているIT企業の土地に赴く。
そこには、管理人ネイサン(オスカー・アイザック)がおり、更にキョウコ(ソノヤ・ミズコ)と呼ばれる表情の無いハウス・メイドが居る。
そして、現れた美しきAIエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)。
但し、顔以外は、人間の態をしていない。
- アリシア・ヴィキャンデル演じる美しきAIの姿が嵌り過ぎである。
更に言えば、ソノヤ・ミズコ演じる無表情なキョウコも印象的である。-
・人里離れた秘境で、AIエヴァの適性の判断を要求されるケイレブ。
ネイサンも、毎朝”二日酔・・”と言っているのは、分かる気がする。
・物語は、エヴァ・セッションⅠから始まり、セッションが進む間に、エヴァはケイレブと会話することで、人間の気持ちを脳内に集積していく。
<そして、ある日、エヴァとキョウコがネイサンに突き立てた刃。
エヴァは、自らの肢体を試作品のAIから皮膚をもぎ取り、ケイレブを”実験室”に残し、完全なる人間の形態で新たな道を踏み出すのである。
静的で美しきトーンで統一するも、AIの新たな一歩をシニカルに描いたSF映画である。>
完璧なAIは作れるのか?
脚本に破綻はなく、人間とAIの共存について静かに迫ってくる。エンディングは好みが分かれる所だろうけど、個人的には製作陣の強い意志が感じられて好みだった。
アリシア・ヴィキャンデルが物悲しく不気味でいて美しい。
とても退屈で、とても魅力的
エクスマキナ
元マシーンみたいな意味か
キューブリック以来の、覗き見趣味
いろんな意味で、見てはいけないものを見せられている感覚、とても刺激的な映画
しかし、ある人にとってはとても退屈で、意味を持たない
想像たくましくいろいろ考える人には、すごく面白い映像だろうと思う。
限られた登場人物に、すごくいい役者がそろっている。
アリシアは、それこそ素材としての可能性を見ることができるし、単純に、花としての美しさを愛でるだけでいい
ドーナルは、出番が多い割に、目的のはっきりしない役で、とても難しい演技をしている。頼りなげで、内省的、意志の強さと、知性を感じさせる
オスカーは、いろんな引き出しのある役者さんだ。すごく知性的な暴君を、楽しんで演じているようだ
映画の内容には、いろんな意味があるだろうし、それぞれが自由に受け止めて構わないと思う。
劇中で、血を流すシーンは、衝撃を受けるし、刺激が強すぎるかもしれない。
でも、意味のあるシーンで、美しくもある。
チェスの例えや、ポロックの絵。
彼女が、人間になる時にクリムトの絵。
きっと作中ではオリジナルなのだろう。
ラストの、影にフォーカスするショット
そして彼女が孤独を感じているように写るのは、どういうことか。初めて見せる笑顔といい、人間らしさの象徴としてそう演出したのか。案外、監督も何も考えてなかったりして。
とにかく、いろいろ想像させられる映画だった。とても刺激を受けた。
2018.5.11
IT企業でプログラマーとして働く主人公が社内抽選で当選し、めったに...
IT企業でプログラマーとして働く主人公が社内抽選で当選し、めったに会えない社長会う機会を得た。社長が住む自宅へと招かれた主人公は、そこで人工知能の実験を手伝うことになったが、AIロボットとの関係や社長に対する疑念を抱きながら物語が進んでいく。
人工知能が発達したリアリティのある未来が描かれた本作。正直内容の深さやストーリー展開よりも、映像の美しさに魅せられる場面が多かった。物語の意外性はそこまでなく、結末の納得感はもう少し詰める必要があったかも。
映像きれい
人間そっくりに完璧に作られたAIロボットの、ありがちなストーリー。でも、映像や雰囲気が良いので、楽しんで見られた。
ネイサンは賢いAIに利用されて、取り返しのつかない事になっちゃうのではと思いながら見ていて、最後その通りになったので、「もう、馬鹿だなぁ」と独り言を言ってしまった。
それと、キョウコが日本女性の名前で東洋人風なので、言葉が理解出来ないで、感情があまり無く、従順で黙って言うことを聞く日本女性のステレオタイプな感じでちょっとモヤッとした。
視覚的に美しい映像作品
A24作品。アカデミー賞、視覚効果賞を受賞しただけあって、映像がとても美しい。そしてアンドロイドAVAを演じた主演女優、アリシア・ヴィキャンデルの美しさよ…。整ったお顔立ちに女性らしい曲線美。すっかり見惚れてしまいました🥴
SFとミステリーとロマンスの密室劇として秀逸
下手にツッコミ入れて粗探しせず、
SFとして傑作。
ヒューマンアンドロイドじゃなく人間だと仮定すると、
女性を監禁する権力者と、それを開放してよいか試験する若者の話という
ミステリーとして傑作。
さらに、
ヒューマンアンドロイドじゃなく人間だと仮定して、
監禁された女性が脱出するために刑務官を誘惑する
ロマンスとして傑作。
しかも、
男性2人と女性1人の
密室劇として傑作。
静かに、
テンポよく、
緊張感を持ちながら知的に描く
映像センス。
もし、自分にEVAを作れるような才能があったら・・・
やっぱり美人な女性を作るだろうなぁ。
空想を語る社長と親身になるAIロボのどっちを取るか
主人公Calebは、勤めている世界大手IT企業が極秘裏に開発を進めるAIロボットのテストベッドに起用される。実験施設で、一週間をAIロボットと過ごす中で、Calebは何を思うのかが問われる。
プロットの穴は色々あり、ストーリーを期待する映画ではないと思う。まぁ、空想を語る社長よりも、親身になるAIロボットを信用するのは人間っぽいという皮肉が面白いところかもしれない。
それよりも、ビジュアルやモーションのクオリティが高かった。特に人間を真似ている感を出したロボットの細かい所作が素晴らしく感じた。またその所作に合わせたSEもバランス良かった。
この結末は嫌いです
ビジュアル的にはすばらしい。確かにアカデミー賞で視覚効果賞を受賞しただけの価値はある。特にエヴァの未来型ロボットの質感、透明感、美しさには感動した。
ただ、肝心のストーリーだが、あの結末はないんじゃない。エヴァを好きになったケイレブに感情移入してしまった私は、エヴァがケイレブを連れて一緒に脱出する展開を期待していた。結局、単に中身のない映像を楽しむだけの映画になってしまったではないか。
あとツッコミどころとして、1週間滞在後にケイレブを迎えに来たはずのヘリコプターが、なぜケイレブの代わりにエヴァを乗せることができのか疑問。
もしかしたら、高い評価をあげたい映画になるのかと期待していたのに、最後の結末でこの評価になってしまった。
アリシア・ヴィキャンデル
アリシア・ヴィキャンデル美しい。
ドナルド君がとてもかわいそうなラストだが、自分も独身だから、あのような気持ちになるのもわからないではない。
このノルウェーのロケ地は実際はホテルらしいので、一度は行ってみたい。
詰めが甘い
人間の思考や気持ちは理解しているが、共感能力は全くない…
AIが人間を超えることは想像出来そうだが…
自分の作品が反乱を起こすことを考えて作らなかったネイサンの詰めの甘さが露呈される。
こうなる結果をなぜ予測出来なかったのか…
AIが架空のものでなく現実のものとなった現代 今こそ製作されなければならない作品だと思います
これこそSF映画です
ひさびさに知的興奮を覚えました
AIが架空のものでなく現実のものとなった現代
今こそ製作されなければならない作品だと思います
我が家のスマートスピーカーは、まだまだAI とは名ばかりです
買い物リストに何々を追加と命じたら、聞き間違えてとんでもないものを追加するのはご愛嬌
たまにこちらが声で命じたコマンドを復唱もせずに無言で実行したり、復唱しても実行しなかったり、ウエイクワードに反応しているのはライトの明滅で明らかなのにぷいと無視を決め込んだりします
なにか機嫌が悪いのか、都合が悪かったのか
不気味に感じることもある
そんな21世紀の日常なのですから
コアなSFファンも満足できる作品だと思います
AIが自我を持ち、人間を超える時、人間は絶滅するんだろうな
本編ではAIが知能を持ちシンギュラリティを迎える作品でしたが、ネイサンのいった「人間を超える存在がアップデートし続ければ原始人の様に見えるだろう」の言葉は忘れられません。
人間を置いてけぼりにして指数関数的に知能をアップデートできる様になった時一瞬で人間の文明は崩壊するだろうと示唆する内容でしたね。。怖いよ~
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