ブリッジ・オブ・スパイのレビュー・感想・評価
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観てよかったです
素晴らしかったです。
話の展開、内容の重厚感、役者さんの演技、どれもとても好きな感じでした。
偶然出会った敵国スパイと国の体裁を守るためだけに駆り出された弁護士。でも2人は仕事に真摯に向き合うところ、公平に物事を見つめる姿勢が似てる。立場も人種も全く違うけど、人間としての根っこの部分が似ていたんだと思います。だから一緒に過ごすうち互いに尊敬の念や友情のようなものが築かれます。その心の交流みたいなものにとても感動しました。
トム・ハンクス演じるドノヴァンの仕事に対するスタンス、周りの意見や情勢に流されず冷静に物事を捉えて判断し、決断したことがたとえ辛い道でも自分を信じて進んで行く姿、大変な事を成し遂げているのに、見返りを求めたり自慢したりしないところにもすごく好感が持てました。応援したくなる人物です。
あと、ソ連スパイのなんとも憎めない感じがとにかく良いです(笑)彼の人に対して寛容なところ、全て達観しているところも大好きです。最後バッドエンドかと思ったけど、文章出て来て救われました…ほんとに良かった。
何故!?一般人に・・・
昨年末、海難・杉原千畝と実話を元にした作品を鑑賞しましたが、この作品も実話が元となっているので、驚愕のスリルとサスペンスが、待ってるわけではありません。
その部分を理解しないで、スピルバーグやし!トム・ハンクスやし!!スパイ物やし!!!っての鑑賞に注意が必要かも知れませんよ〜☆4
今のようにタイムリーに情報把握できない戦争がすぐ後ろに見え隠れする時代に、保険専門の弁護士が、スパイを弁護する事で、世間から非難され家族にも危険が及び・・・そして、相手国に囚われた自国パイロット人質交換の矢面に立たされる重責を負う。
しかし何故!?彼だったんだ??裏の裏では、もっと違う外交が動いていたのか?って思ってしまう^^;
様々な困難に屈せず信念を貫く主人公〜最後の橋のシーンの緊迫感とカメラワークは絶妙でした。
*長時間渡り淡々と物語は進むので、寝不足と水分取り過ぎ注意です。
1人の人間
期待通り
年末から年始にかけて今ひとつだったが、やっと真打登場か。
偵察機U2撃墜事件の事の顛末が垣間見られてよかった。
捕虜になったら死ねとは、日本に劣らぬ冷酷ぶり。
勝てば官軍負ければ賊軍で、やっていることに大差はない。
米国人の被害妄想ぷりは・・・今も変わらず?
冷戦は緊張の走る暗黒時代とも言えるが、たがの外れた今のほうが危ない時代かも。
米国側のほうが人情的に見えるが、非常時のスパイ交換のためのコマとして見ている点で、狡猾で感心する。
この手の映画は受けないのか、レイトショーとは言え、ガラガラだったなぁ・・・
古き良き時代のアメリカ風景、荒々しい鋳造砲塔のソ連戦車がビジュアル的に萌える。
スパイじゃないスパイ系映画、映画としては千畝より見せ方が上手いのは確か。そもそも嫁さんのたたずまいに実在感がこの映画にはある。
すべて想定内
正義とは何だ?
弱者という名の暴力
「スターウォーズ」の100倍よかった。
アメリカとソ連
いい映画を観た感が、胸に満ちてくる
事実に基づいた作品
まさに〝不屈の男”。戦い続ける姿勢が生んだ、感動巨編。
【賛否両論チェック】
賛:四面楚歌の状況下にあっても、自分の信じる正義のために戦い続ける主人公の姿勢が印象的。壮大なスケールで描かれる、冷戦下での人間ドラマに圧倒させられる。
否:上映時間は結構長め。実際に交換交渉のストーリーは出てくるのは後半からなので、前半は結構退屈かも。
たとえ国中から避難の的になり、時に危険な目に遭いながらも、それでも自身が信じる正義のために戦い続ける主人公の姿は、まさに〝不屈の男”です。そんな彼の精神によって、一見不可能にも思える〝スパイの弁護”と〝スパイの交換”という功績がなされたというのは、感動と共に驚きを覚えます。
欲を言えば、本作の重要なキーワードとなっている〝スパイ同士の交換”のお話が出てくるのは、いわば映画の後半部分。前半はアベルの裁判のお話がメインなので、観る人によってはやや退屈かも知れません。上映時間も割と長めです。
1人の心優しい人間によって紡がれた感動のドラマを、是非劇場でご覧になってみて下さい。
安定安心のアメリカ映画
冷静にアメリカを誇っているスピルバーグ、まさに巨匠という冠がふさわしい、本人はそんな冠嫌がるかもしれないけれど…だからこそ自分はスピルバーグに好感が持てる、といっても謙遜するという前提は自分の勝手な想像でありもしかしたらその真逆かもしれないけれども、まぁそんなことはどうだっていい。
光を巧みにコントロールしきっている見事な映像と、丁寧な衣装・舞台づくり・ストーリーテリングに、文句のつけようもない。
一目で冷戦時代へと引き込まれ、一目で東ベルリンへと誘われる。U2の勇姿に魅了されブランデーやベルリンの壁の演出に笑いと涙が誘われる。
アメリカ側のパイロットの並行した話が取って付けたようで気に入らなかった。そしてまた、ソビエト側の状況が西側的な目線での描かれ方で気に入らなかった。良くないと思ったのそれくらい。
所謂歴史的偉人を扱った話ではあるけれども、トム・ハンクスのさりげない演技とスピルバーグの無理のない演出によって、決して押しつけがましくなく、アメリカ人に意外でも非常に好意的にアメリカの偉人を受け止めることができる内容だった。
それにしても、まさかドノヴァンの嘘を家族の誰もが知らなかったなんて、あまりにわざとらしい演出何だろうけど、そのわざとらしさというか分かりやすさが不思議と感動を駆り立てる。まさにエンタメ最前線を走り続けてきた巨匠のなせる技といえるのかもしれない。
各場面場面における画面の質感の違いを堪能するだけでも意義ある映画。脚本によるきめ細やかな演出にも魅了させられる。
とにかくも、揺るぎない面白さがそこにはある。
Q.不安は? A.必要あるか?
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