「見事な演出と脚本」ブリッジ・オブ・スパイ 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
見事な演出と脚本
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重厚な重たい作品かと思っていたがそうでもない。面白い!スピルバーグの流石の演出で140分飽き知らず。脚本にコーエン兄弟が参加してるのは鑑賞後に知った。
ベルリンのシーンが素晴らしい。この風景がキーワードだと感じたな。当時の冷戦構造や歴史がひとりのアメリカ人の視点からリンクしていく。その脚本の巧さ。
1960年前後のベルリン、それも冬の風景。凍てつきつつも美しい。青を綺麗に撮るヤヌス・カミンスキーのカメラが見事。壁が積み上げられるシーンの臨場感たるや。
ソ連のスパイ役マーク・ライランスの瞳がいつまでも印象に残る。トム・ハンクスの困り顔や鼻垂れ顔も十二分に楽しめました。
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