劇場公開日 2016年1月8日

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「不屈の男二人」ブリッジ・オブ・スパイ ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0不屈の男二人

2016年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

「不安にならないかね?」
「それで得をすることがあるか」

この映画のキーワードはこれだ。『ブリッジ・オブ・スパイ』ではドノバンとアベルの二人が状況に流されない胆力のある人物として描写されていて結果的にはそれが良い方に収まる。

もちろんこれはあくまでも映画であって現実では諜報戦でのFBIとCIAの争いが根底にあるのだが、現代のアメリカがどうなっているのかを見ているならこれがただのロマンスではなく意味のある寓話として受けとめられるだろう。

それにしてもこの映画でのスピルバーグ監督はかつてのフランク・キャプラ監督作品を思い出させ、トム・ハンクスとマーク・ライランスは俳優のジェームズ・ステュアートとヘンリー・フォンダを連想させたりしてアメリカ人の良心を思い起こさせる作り方をしているのは、やっぱり計算どおりなのか?

だとしたら出来とは別にこの映画の「重さ」は深刻なのかも。

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ko_iti