64 ロクヨン 後編のレビュー・感想・評価
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前半より魅力的。
前編なら結構普通で3.5−ぐらいが、後編は3.5+ということで4点をとる。
佐藤浩市、三浦友和さんなど多くの豪華・ベテランキャストの素晴らしい出演のおかげだし、脚本もよかった。特に佐藤さんの演技は素晴らしかった!さすが!!三上という役は本当にやったことは少ない主人公だが、全てを目にした役で観客の目のような存在だ。しかし最後三上は耐えらず目崎も騙した時、もう感情の極まりで見る人も自然にそういう感情になったりする。佐藤さんかっこよかった!
物語はよくて雨宮が14年電話をかけてきたという点も父親の愛を十分表現した!一貫した匿名の無言電話は人を引くに違いない。
また特に前編に警察と記者との関係性もうまく描写されたが、それはただ警察の内部システムと事件の関連をさらけ出したいか、またほかの作用もあるか、よくわからなかった...
もし前者の場合だったら、前編多くのシーンが不要になってもよいかと..なら前後編を分ける必要もなくなる。
物語中に目崎が娘を探すシーン、犯人の彼への手紙を食ったところがすごくよかったーそのあと三上の暴走にも感動した!
最後は小説と違う部分もあるそうだが、読んだことないので分からない。いわゆる脚本家もオリジナル。。。
中曇りの日が多く、全体的な色が好き。
後編ならペースもよく、作品のペースで見て行くことができる。
そもそもだが、半分ミステリーの映画は前後編分けて上映するってのはちょっとずるくない?きちんと講述したいというところもあると思うが、やはり前編だけを映画館で見るときはちょっと満足できなかった。後編を見て印象深かったが映画全体がすごく好きになったが脚本と俳優がポイントだ。
前編と後編合わせて
主演クラスの俳優たちが犇めき合う中で、誰を向こうに回そうとも一切揺るがない佐藤浩市の顔と声の厚さ。回想シーンが度々挿入されるのはかなり余計なお世話だが、犯罪を軸に痛みと悲劇が支配する様は、よく言われている通り瀬々敬久『ヘヴンズ ストーリー』的であるし、佐藤浩市-三國連太郎のラインで内田吐夢『飢餓海峡』的でもある、あるいは野村芳太郎-松本清張ラインの作品的でもある。二時代を往還する美術も良い。
ちょっと辛口評価
豪華キャストで構成された作品。 それにしても長い。 内容は非常に良いけど省けるシーンも沢山あります。 2部作品で金儲けが滲み出ている作品。 ~訂正~ 上記のコメントをさせて戴きましたが、コメント後にテレビ版を見ました。 DVDだとVolⅠ~Ⅲの3枚(全5話)ですがこちらをお薦めします。 描写やエンディングが違います。 役者さんを比較してもテレビ版の方に軍配が上がります。
後編のおかげで凡作になった
前編がそれなりに良い出来だったので後編も期待して見たが、この後編は期待外れで、前後編をトータルで評価すれば凡作となってしまった。
いくつか不満なところがある。
例えば、「64」でキーワードとなるのは、14年前の被害者である雨宮の記憶力と執念だ。本作ではそんな雨宮の執念や記憶力について、観客に納得できるほど説得力を持たせていない。原作は読んでから時間が経ってるのでうる覚えだが、2015年にNHKが制作したドラマ版では、そこに説得力を持たせるために、雨宮の叫び声を何度も何度も挿入する。それは、14年前に雨宮の叫び声を聞いた主人公の三上が、雨宮の叫び声を忘れられずにいたことを表しているわけだが、その演出が、最終的に14年前の犯人の声を聞き忘れなかった雨宮の記憶力に、説得力を持たせる効果があった。しかし、この映画で見た観客は、「14年前で聞いた電話の声なんて覚えてるのか?」と思うだろう。
また、雨宮が電話帳を使ってしらみ潰しに電話をかける執念深さや、目先が勝手にコースを変えて走る件、幸田が雨宮に同情して共謀することになった経緯についても、映画版ではどれも説得力に欠ける。まぁ、ドラマ版が秀逸な作品だっただけに、どうしてもそれと比べてしまうので、ドラマを見てない人には、もう少し好感できたかもしれないが……。
蛇足だったのは、ラストの変更。原作から改変するのはいいとして、「娘がいなくなった親の寂しさや不安」をよく知っている三上の行動があまりにも稚拙だ。さらに、原作では詳しく説明されなかった64事件の解決についても、映画版の冗長な説明で説得力を増したかといえば、そんなこともない。そおそも、時効まであと1年あるという原作の設定は、「仮にすぐに自供に追い込めなくても、犯人は目崎であると確信できた刑事たちによって、残りの1年で解決させることができるだろう」と、読者や視聴者に想像させる効果があったわけで、余計なシーンを追加して、わざわざ冗長にする意味がない。
そして、その余計なシーンがなければ、およそ3時間に収まった映画を、わざわざ前後編にわける必要もなかった。
原作/ドラマ版と比べて、明らかに出来が悪い作品となってしまった。
やっと本編開始ですか。。。
さてさて、後編から64本編突入、、、と思いきやまだ佐藤浩市苦悩続くのかよw 前半は呆れて笑いが出てきました。 原作の面白みは64事件では無く、主人公のやりとりに面白みを感じるものなのでしょうか?それを映画化? そう思ってしまうくらいです。 後編は楽しめましたよ。64犯人の見せ場と記者クラブとの一応和解ありましたんで星足しておきます。 ですけど、さすがに二部作はいらないなぁ。映画館で標準でおひとり様1400円〜1800円を2回支払う。私だったらキレるわ。 一部作150分ぐらいが限度です。
最悪
こんなに後味悪いなんて。前編が良かっただけに、こんな消化不良なことはない。なんで殺した? 「俺にそんなことがわかるか」?二人の子供を育てて、下の子はあんなにいい子で、そんな親が子供がわずか3歳の時に女の子を殺すことができるか??理解ができなさすぎる。ちゃんと理由を聞きたかった。更にはあ??となったのがこうだめも。あんなに要所要所に出して思わせぶりにしておいて、何も教えてくれないってありえない!!三上の娘も、結局なんだかよく分からず終わった。エンドロールの瞬間、はあ???と叫んでしまった。ばかやろーー!!!
んー
もうちょっと、何故しょうこちゃんを殺しちゃったのかとか、繊細に書いて欲しかったかなぁ。
雨宮が公衆電話から執念で探し当てた犯人ですが、そんなに公衆電話占拠してたら、不審すぎるし、、気になる点がちらほら
前半の方が心に来たかなぁー
でも、俳優陣が渋くて素敵なんですよ。憎たらしい役の人は憎たらしく、熱い役の人は熱く。久しぶりに日本の厚い映画を観た気がしました。
最後まで見応えのある作品
後半は、前半に比べると、疾走感よりも、人物の心情描写に重点が移っていく。 ストーリー展開は横山秀夫らしく、飽きないというか、人生の喜怒哀楽がひっきりなしに投げかけられてくる。 後半では、永瀬正敏と緒形直人のわずかな感情の変化も描ききっているような気がした。 演出家のこだわりも感じた。 単に豪華キャストのメジャー映画ではなく、横山秀夫が常日頃描こうとしている、被害者感情、報道倫理、組織の腐敗、本当の幸せとは?と行ったテーマが濃縮されていた。 前後編併せて観る価値のある大作だと感じた。
しっかりした作品
真面目な映画。役者陣も素晴らしい。ただ、もう少しドキドキ感があればなおよかった。描かれている世界観も大事だけど、映画は見て面白いというエンターテイメント性にも気を配らないとと思った。非常に映画としてはいいな作品。
前編の方が
やはり面白かったです。 犯人の見つけ方はやや無理がある?気がしたけど。 あと犯人の心情が分かりづらかったです。なぜあんなことしたの?個人的な感想かもしれないけど。 役者さんの存在感には圧倒されました!!
原作→最高、ドラマ版→原作同様に最高、前編→感激、後編→あれっ???
原作、ドラマ、前編、全て最高・興奮・感激の作品でしたが・・・・ 後編はあれっって感じでした。 ①公衆電話の電話帳のネタ、被害者の父の長年にわたる血の滲むような努力をあんなに簡単に明かされても・・・・ ②犯人にも親心があるところを強調した場面、 あんなに多すぎ??? 反対にドラマ版は被害者父=段田さんの叫び声のリフレインが、 作品全体になんともいえない重厚感をだしていたのに・・・・ ③前編で組織の中で苦しむ”刑事では無い主人公”(横山作品の醍醐味)なのに、後編では”偽装誘拐”もどきのスタンドプレーをした挙句、なんと最後には犯人との取っ組み合い! 安物の刑事ドラマ見ているようで、びっくり致しました!!!(悲しい!!!!)
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