「いちばん緊迫するシーンは実は事件や捜査の場面ではなく、他にある。それは。。。」64 ロクヨン 後編 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
いちばん緊迫するシーンは実は事件や捜査の場面ではなく、他にある。それは。。。
Movixあまがさきで映画「64 ロクヨン 後編」を見た。
「前編」を見てから1ヶ月経った。
待ち遠しかった。
「前編」の終盤から新たな誘拐事件が発生。
これは本当の事件なのか、狂言誘拐なのか。
観客はわけもわからなく見ているほか無い。
だんだんとストーリーの点と点がつながってくる。
一部はフィクションではあるのだが、その土壌はあるらしい警察組織内の不合理な対立や、その隠蔽体質や組織としての闇の部分には一般人としては少なくない不信感を感じる。
被害者が加害者となり、
加害者が被害者となる。
何なんだこれは?
こんなストーリーは絶対に思いつかない。
いちばん緊迫するシーンは実は事件や捜査の場面ではなく、
記者クラブの記者たちが広報担当の警察官たちを相手に罵詈雑言を何度と無く容赦なく浴びせるシーーンである。
そういうシーンは何度も何度も繰り返しある。
捜査2課の課長である柄本佑が最後に倒れてしまうのもありえるかなと思える。
佐藤浩市はそのスクリーン占有率は50%を超えているだろうと思えるほどの活躍ぶり。
この作品は佐藤浩市の絶対的代表作となるだろうと思う。
最初の誘拐事件の犯人が子供を殺してしまう理由ははっきりしない。
そこがすっきりしない。
後編の満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
コメントする