ヒメアノ~ルのレビュー・感想・評価
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残酷な日常
んー、万人受けの映画ではないかな。でも観たら観たでとても考える事だろう。
普通の人間は学生生活を終えると社会人として働く。それが普通だ。しかし、過去に酷い目にあった人間はその後もその事を引きずりながら生きていく。望んでいない未来を。
人間の感情は少しでも崩れると全てが崩れてしまう。殺人を犯そうがレイプで犯そうが何にも感じなくなる。
この映画は軽い思いで観ると、衝撃が強くトラウマになってしまうかもしれない為、万人受けではない。しかし、トラウマにさせてしまう様な演技をした森田剛は凄い。興味がある人は観るべき作品だが、人に進めるような作品ではない。
なんて悲しい
原作は大分前に読んだが、かなりうまくできていたんじゃないかと思う。
どうすれば救われたのだろう。誰が悪いのだろう。考えるほど悲しい。エンドロールでは涙止まらず。森田剛、役者として魅力的だ。これから色々な役に挑戦してほしい。
森田剛が演じたという驚き
ジャニーズの森田剛が猟奇的連続殺人犯を演じたという驚きと森田という日常に潜む狂気に恐怖した。
だけど、それだけって感じだった。
森田剛がこんなに演技が上手い事に驚いたし、いつこういう事が起こってもおかしくないリアリティもあったけど、森田と岡田の関係性が薄くて岡田のセックスライフはどうでも良かった。
岡田が「オナニーを笑った事を起こってるんだよね?」とか言い出した時は何をトンチンカンな事言ってるのだろうと思った。
あと岡田のセックスと森田の殺人を交互に見せる演出にこの監督の変態性を感じた。
森田剛と岡田の彼女役の女優さんの映画だと思う。
グロいけど意外と考えさせられる映画
原作を読んだのが5、6年くらい前なので、ストーリーはあんまり覚えてません。
森田の狂気っぷりだけが印象に残ってる漫画でした。
しかしながら、「稲中」「ヒミズ」よりも好きな漫画だったので、映画化は地味に嬉しかったです。
問題はあの殺人鬼・森田を誰が演じるのか。
まさかV6の森田剛が演じるとはね。笑
最初は「嘘やろ?!」と思ったんですが、いざ映画を観たら見事に狂気っぷりを演じています。
森田以外のキャストもピッタリです。
ストーリーに手を加えたのも良かったですね。
イジメ問題を取り扱った作品になってます。
終わり方がとても悲しいです。
グロテスクな映画に耐久性がある方はオススメです。
自首すれば良かった
ストーリー自体はあまり好きではない。しかし、見るべき所が多い作品ではある。ベッドシーンでの拙いやり取りはリアルでエロい。ええのぉと思いながら、2人を温かく応援したくなる。その対となる森田の残虐シーン。この両極がいつかぶつかることは不可避だと予見させられる。この後は、ほとんどホラー。双方がぶつかるまでヒヤヒヤさせられ続ける。人が死にすぎて少し疲れる。いい加減に警察は何しとるんだと腹がたってきて、肝心のクライマックスにおいても邪魔になる。いじめが生んだモンスターといえども、同情を抱くのは困難。最後の人間性の一角を見せる展開は、ただ人の無情。
森田剛の怪演は凄まじい。人間性が欠落した人物像を見事に演じきっている。一方の濱田岳も名演。同級生というには本人は全然若いはずだが、役の説得力が充分。
笑えて、恐ろしくて、哀しく、色んな意味でぶっ飛びの衝撃作!
森田剛主演のバイオレンス・スリラーってぐらいにしか予備知識入れてなかったので、こりゃもう…!
コツンじゃなくガツンの衝撃を味わいたいのなら、あまり予備知識を入れないで鑑賞する事をオススメします。
何処からどう語ったらいいか…。
まず、作品のタッチ。
R15指定なので、最初からどんなにハードに始まるのかと思ったら!
あ、あれ? 作品間違えた?
濱田岳演じるビルの清掃バイトが、先輩(ムロツヨシ)に頼まれ、カフェで働く女の子(佐津川愛美)とお近づきに…。
コメディ!?
これはこれで面白かったからいいんだけど…そしたら折り返しの約40分過ぎ(このタイミングでメインタイトル!)、テイストがバイオレンス・スリラーへ。
前後半対比で確かにガラリと変わる。が、突飛な違和感は無く、それも自然に。
しかも、コミカルなエ○チシーンとゾクッとするバイオレンス・シーンをカットバックで見せたりして、そのユニークな手法には唸らされた。
監督は吉田恵輔。
ダメ人間を描かせたら天下一品の監督だが、初のバイオレンス作でも演出の巧さを充分に発揮している。
その吉田監督得意のダメ人間描写は本作でも活かされている。
登場人物が揃いも揃ってろくでなし。
先輩ムロツヨシはキモく、佐津川愛美演じるカフェの女の子は一見可愛らしいが、実は尻○&ヤ○マ○、彼女が合コンに連れてきたデブ女なんてぶっ○したいくらいムカついた。
濱田岳も一見好青年だが、少なからず卑怯な面あり。
そして言うまでもなく、森田剛。
高校時代の壮絶ないじめで心に深い闇を抱え、そして今、残忍な凶行に走るサイコ・キラー。
ただ邪魔ってだけで、平然と殺人を犯す。
佐津川演じるカフェの女の子のストーカーでもあり、見るからにヤバそうで、陰湿。
ジャニーズがここまでやるか…!
これを見ちゃったら、「脳男」の生田斗真なんて美化されてるだけ。
森田剛の演技をまじまじと見たのは本作が初めてのように思うが、その凄みに圧巻! V6にはもう一人、スゲー奴が居た。
濱田岳演じる青年と森田剛演じるサイコ・キラーは高校の同級生でもあり、二人を照らし合わせた作品でもある。
片や冴えない日々を送る冴えない青年に突然訪れた幸福、片や孤独で暗い日々を送る青年の苦しみ。
彼を凶行に駆り立てた動機、経緯、心理描写などは察しは付くが、説明的に詳しくは描かれない。そこがまた恐ろしい。人の心を蝕む突然の狂気。
ラストシーンもシュールと言えばシュールだが、哀しさも感じた。
色んな意味でぶっ飛びの一作であった。
映画ならではのカッコよさ
原作は読んでませんが、映画自体は良かったです。
前半と後半で誰にシフトを置くか。そしてトーンを急落させることによって恐怖はより一層加速し、そのままどん底に追い込みます。
特に言わずもがなタイトルの出し方は最高。
あんなにカッコいいのは久しぶりに見ました。
コメディ映画としても完成されていて笑えますし、サスペンスとしても空虚なサイコパスの空っぽな言動や犯行には恐怖を感じます。
シーンの入れ替わりの緩急をとってもうまいなあ。と思いました。
工夫することは多額のお金をかけることよりいいものを生み出すんだなあと映画ならではのやり方で再度感じさせてもらいました、
文句無し!面白い!
評判良かったので探しまくって、なんとか上映劇場見つけ鑑賞。
タイトル出てくるのがメッチャ遅いんだが、『ああ、そういう事かぁ』と。タイトル後のブッ飛ぶ展開は凄まじい。こんな展開差ある映画は観た事無い。V6森田のキレキレな行為は、(演技?本来?の)モゴモゴな不気味喋りと相まって、ここ最近の悪党ではナンバー1だ。
また、タイトル前のバイト先輩の不気味さもかなり良い!
手抜きの無い、脚本含めしっかりと作られた映画だ。殺戮シーンは、失禁含めR15ギリのリアリティさ。この種の映画は、少し前までは韓国映画が上手かったが、今作はそれらを上回る程の面白さだ。
ラストの犬回避シーンに、少し救われた。ま、これも狙いだわな。
これはエンターテイメント
映像表現やキャスト、セリフ、とにかく興奮がおさまらない、本当に息をする事を忘れました。
原作、内容はエンターテイメントと言っていいものでは無いかと思いますがこの映画はエンターテイメントだと感じました。
キャストの演技がまた素晴らしかったです
素晴らしい映画に出会えたと思います。
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