ヒメアノ~ルのレビュー・感想・評価
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悲しい映画だった。
時間的には短い映画だったけど、それを感じさせなかった。
怖かった。
ラストシーンで、急に昔の森田に戻り、
「また遊びに来てよ」と笑顔で言う森田に
戸惑いながらも「うん」と答える岡田に、
その後の回想シーンでの、
平和な夏の午後の情景に、涙が出そうになった。
いじめさえ無ければと思った。
いじめをしている人に見せてやりたい。
森田剛の演技に驚いた。
本当に、そんな人間のように見える顔つき、目つきだった。
撮影中、濱田岳は休憩時間などに森田剛と話すのが怖かった、と言うインタビュー記事があった。
フィクションだと分かりながら、
画面を通して見ている私でさえ怖かった。
暴力シーンは、R15でそこまでやるのかという感じ。
R18でもいいくらい。
あんなに丁寧に描き出さなくても…と思ったけど、
あそこまでやらないと、この話の怖さと悲しさは
ここまで感じられなかったと思う。
誰かが玄関に入るシーンが毎回怖かった。
良くない何かが起こると思った。
疑問に残ったことが2つ。
1つは、何故「ヒメアノ〜ル」という題名なのか。
これは、後で自分で調べようと思う。
2つめは、岡田の彼女は何故狙われていたのか。
あのカフェで働いている間に、何か気に触ることをしてしまったのか、
それとも、森田が好意を寄せていたのに、振り向かなかったからか?
(原作は読んでいない状態で見ました。)
こっち系の映画最高傑作
僕は中学の頃、イジめられてました。
森田くんがイジめっ子から、運動場である物を食べさせられるシーン、僕にも似たような経験が有り、食べさせられはしなかったものの、「落ちてるそれを触ったらイジめるのをやめてやる」と言われた事があります、迷わず触りました。
イジめが終わると本気で思ったから。
願ったから。
教室に帰ってみると、
僕がそれを触った事がクラス中に知れ渡ってました、どうやらイジめをやめるつもりはさらさら無く、
彼は僕の反応を見て笑いながら消しゴムのカスを投げつけてきました。
その時の当時僕が好きだった
女の子が僕を見て、笑いながら蔑んでいた目が今でも脳裏にこびり付いてます。
なんで俺が。俺だけがこんな目に。
殺してやりたい。こいつら全員を。
学校は行ったし、イジめられたお陰と言っちゃなんだけど、こういう本当に良い映画を観て心から感動できる感性が身に付きました。
恐らくそんなもの身につけなければ、全然違うキラキラした人生を歩めてたんでしょう。
劇中の森田くんはこんな僕の何倍も何十億倍も辛い想いをした結果、自己防衛本能的に壊れてしまったのかな?
よく言われるけど、
壊れた人間って多重人格者になるんじゃなくて、自我が崩壊していくのを客観視しながらも、実際に体験している感じ。
だからこそ止められない自分自身に絶望していく絶望、諦めていく感覚に悩みながら、悩んでることにも慣れて忘れてしまう。
実際に体験した自分から言えるのはそれです。
イジめてた奴らはそれなりのスーツを着て仕事し、それなりの嫁とそれなりの家に住み、それなりの永遠を手に入れて、歴史に名を残す事なく死んでいく。
社会は残酷だし、森田くんの身に起こった事は誰にでも起こる普遍的な出来事、フィクションでもなんでもない。
ラストシーン、高校でイジめを受けてから止まってしまっていた森田くんの「時間」また動き出したね。
死刑前日夜の食事、最後の晩餐として好きな物を食べさせてくれるというけど、
死刑の前日、森田くんは何を食べるのかな。
最後のセリフが
大変悲しみました
森田剛はジャニーズなのだ。森田剛はV6なのだ、カミセンなのだ。カミングセンチュリーなのだ。GOタリモなのだ。しかし、見終わるまで忘れていた。永らく親しんでいる森田剛はそこには居なく、森田正一氏が居る映画だった。ドラマ『ランチの女王』くらいのチンピラ森田剛などと思っていたらショックで心肺停止になるところだった。危なかった。
原作は未読にて映画を観た。原作がーキャラがーストーリーがーとか思いたくなかったので未読で観た。
「ハスミンはサイコパス!」みたいなノリで「森田剛がサイコパス役!」とか簡単に言えないキャラ。
フィクションだけどあまりの森田のナチュラルな「異常さ」が怖く、そしてとにかく悲しかった。
映画は全体を通して凝った作りになっていると思う。R15ギリギリ全部ぶち込みました感。
「いじめくらいでここまでなるわけない」と思っている連中には絶対森田を理解できないし、そうじゃなくても理解できない。
共感すれば自分がおかしくなりそうだし、かと言って彼の悲惨な青春を突っぱねる事もできない。
そして最終的に一番見合う感情は「悲しい」だった。
演者の皆さん、素晴らしく悲しい映画をありがとうございました。
全編狂気!森田剛天才なんじゃないか
とにかくね、森田剛扮する森田がヤバい。一見すると「どこにでも居そうなチンピラっぽい若者」が実は狂気に満ちたサイコパスっていう、簡単に言うとそういうありがちな話ではあるんだけど「森田剛ってそういえば実際こういう狂気じみた感じするよね…」みたいな「前からこいつヤバイと思ってました」的な会話しちゃうくらいには自然に演じてるのね。
濱田岳とムロツヨシのせいでなぜかコメディー感があるんだけど、なぜか序盤から佐津川愛美と森田剛が常に狂気に満ちてるというか違和感があるというか、普通にカフェでコーヒー飲んでるだけのシーンなんだけど息をのんでくい入るように見ちゃいました。
森田は破綻寸前のメンタルをなんとか意味のない殺人を繰り返すことで保っていたようだけど、犬と岡田くんでとうとうぶっ壊れる最後のシーンは切ないというかちょっとグッと来たけど後味は悪い。もう一度見たくはない。人にもおすすめしない。、
え?森田くんって、森田くん?
良い意味で邦画は変態に向かう
いじめ撲滅
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