「森田もまた被害者」ヒメアノ~ル クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
森田もまた被害者
予告が秀逸。
あれ?ヒメノアールてこんな映画だっけ?と思う程のコメディからの殺人鬼森田登場で、再度タイトルが重く出て来る。好評なのは聞いていたが、益々観たくなる予告編。
予告編同様、序盤はラブコメ。ムロツヨシのスカした演技で笑わせてくれる。公園での叫び声の共演は爆笑。濱田岳のセリフも一つ一つアドリブっぽい弱ツッコミで良い。
ここでタイトルか!、からの後半は森田大暴れのバイオレンススリラー。サイタマのラッパーカップルの撲殺からの、佐津川の隣人、嘲笑された女(あの場面は森田は幻聴で暴れてたんだよね?)、見ず知らずの家の夫婦、警察官、連れ去り時の車のサラリーマン(頭轢くかな轢くかなぁ、轢いたー!)とまあ関わる人皆殺し。
ラストにネタバラシ。だから犬も避けた。
もう少し前に森田の記憶が映されると、森田の殺人にカタルシス感じられる気がするが、でもまあラストしか無いかな、あの森田の家のゲームシーン。
一つ疑問なのが、佐津川と付き合う濱田を殺そうとした理由が検討つかない。
でも森田の多重人格というか統合失調症というか、イジメから始まって終わらなかったんだね。
血を見るのが大丈夫なら、観る価値はある。
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