ザ・ガンマンのレビュー・感想・評価
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興が乗れなかった
民間軍事会社の傭兵がコンゴで起こした大臣暗殺事件、インターポールの捜査が迫ったので黒幕は証拠隠滅に傭兵の抹殺を企てるという傭兵と黒幕の内輪もめ。これだけならよくあるクライムアクションものなのだが、主役が56才の爺さんだし、頭の病を抱えている設定だからアクションシーンも痛々しい。ハード路線かと思ったら殺し屋と女医さんのラブロマンスを絡めるから気が緩む、もっとも本作はアランドロンとカトリーヌドヌーブで映画化された「最後の標的(1982)」のリメイクだからロマンスの方がメインなのかも、失礼ながら絶世の美男美女には程遠いので本作では雑味に思えます。銃撃戦にロマンスにさらに発展途上国の地下資源独占に暗躍する悪徳、多国籍企業の実態を警告する社会派メッセージも込めて正統派の趣も添えていますが欲張りすぎ。
ファンの方々には相済みませんがショーン・ペンは演技派であることは認めますが爺さんになって華がないのでアクションもロマンスも興醒めでした。
新境地か、見納めか…? ペン・アクション!
何と言っても本作のポイントは、“ショーン・ペン・ミーツ・アクション”だろう。
アクションが絡む作品への出演はあるが、本作はアクションもアクション。バリバリバリのアクション。肉体改造し、身体を張った本格アクション初挑戦。
『96時間』でリーアム・ニーソンをアクション開花させたピエール・モレルが監督。
ペンはプロデュースと脚本も兼任する気の入れよう。
共演にハヴィエル・バルデム、マーク・ライランス、イドリス・エルバ…ペンも含みオスカー級!
キャストだけ見ればA級。しかし、それが絶対に作品的にもA級へとは結び付かない。平凡な中年アクションの域を出られなかった。
特殊部隊凄腕の暗殺者、ジム。かつて関わった極秘暗殺任務後、除隊。恋人にも別れを告げず…。8年後かつての仲間が標的にされる事件が続き、陰謀に巻き込まれる…。
話的には既視感あるアクションの設定だらけ。
コンゴの鉱山利権絡む社会派テーマで他のアクションとは違う作りを意識したのだろうが、結構社会派×アクションってあるし、何だか話を小難しくしている気がする。
バルデムが黒幕かと思ったら途中退場し、今は企業のトップに就いているかつての仲間が胡散臭いのはすぐ察し付く。
やたらと恋愛色を押し出している気もする。
初の本格アクションで色々詰め込み、気合い入れ過ぎたか…? リーアム・アクションのようにもっとシンプルで良かったかも…?
ペンのハード・アクションを見るには申し分ない。
銃撃戦、肉弾戦。敵とナイフを押し合う接近戦は手に汗握る。CGには頼らず、こだわったという生身のアクション。
ムキムキ体型に身体を造り、熱のこもった演技。
さすが2度のオスカーに輝く演技派、抜かりナシ。
迫真のアクションを魅せ、また挑戦するかと思いきや、結局これ一本…。
業界もファンも暗黙の了解だったのかな。一回限りのサプライズで、やはりシリアス・ドラマでのペンの熱演が見たい、と…。
でも、いずれはまた見たい。
ショーン・ペン、もうええ歳でっしゃろ、あんまり無理せんように。そん...
最後の標的
暗殺指令の黒幕を知っているのはバルセロナにいるフェリックス(ハビエル・バルデム)だけ。彼の元へ行くと、元恋人のアニーは彼の妻になっていたというショック。それでも調査に協力してくれてるようだったが、早速何者かに襲われ、フェリックスが銃殺。さらにバルセロナからジブラルタルに移動し、事務が所属していた多国籍企業に向かう。
今後の鉱石大臣を暗殺したためにその過去を握りつぶそうとする企業側。関係者をすべて消そうとする卑劣な企業だ。かなりハラハラさせられ、最後には罪を償う潔さ。バルセロナ郊外の銃撃戦と闘牛場での攻防が印象的。ちょっとアナログな感じだったけど、最後の取引手段は裏取引の録画データをネットに流すというものだった・・・
(ほぼ備忘録)
ショーン・ペン♡
しぶっおもろっ
ハビエル・バルデムが弱い役で意外だった。司法取引的なことだろうけど...
ハビエル・バルデムが弱い役で意外だった。司法取引的なことだろうけどラストの感じもすっきりしない。ジャスミントリンカ狙ってたのだって冒頭のとこだけで充分だし、ゴチャゴチャはしてないけど説明しちゃう場面あってアクション映画としてはもったいない。メモの為の脳の病気とか内容の割りに盛ったかんじでゴテゴテしていた。
タイトルなし(ネタバレ)
8年前のコンゴで要人暗殺後彼女を残して姿を消した傭兵ショーン・ペンは8年後コンゴのNGOで働いていたところで殺されかける。背後の組織を追ってかつての友人ハビエル・バルデムと再会するがハビエルはショーンの恋人と結婚して幸せに暮らしていた・・・というこれまたノワール臭立ちこめる男臭い一作。というか、グローバルな意味でB級アクションはフレンチに任せとけみたいなトレンドなんでしょうか、正解ですけど。
本作の監督は『96時間』のピエール・モレルですが製作総指揮がジョエル・シルバーでいつものベッソン傘下で作ってる頭の悪い感じはなくひたすら重たい叙情に満ちた小品でした。
なんだろう、アクションを期待していたはずが
そんなにアクション映画じゃない感じ。
ラストにヒロインと抱き合っているが、ムショで懲役長いだろうに
見た目の時間が経ってない。
物語のメインが多国籍企業の人道無視を訴えるって割には、観ててスッキリしない。
一個人では対抗するのは不可能だけど、アクション映画ならご都合主義でなんとかならなかったかな?
既視感の連続
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