ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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【デイミアン・チャゼル監督の映画愛に溢れた現代の極上のミュージカル・エンターテインメント 万民が認める大傑作】
ー 公開初日に鑑賞し、ノックアウトされた作品。ー
・初日から三ヶ月たっても、地元シネコンの一番大きいスクリーンで観れた驚くべき作品。
・劇中の数々のシーンは、今でも直ぐに頭の中に蘇る、多幸感溢れる作品でもある。
<2017年2月24日 劇場にて観賞
2017年5月5日 劇場にて再鑑賞>
古き良き“映画”を復活させた、脚本や楽曲だけじゃない何かが隠し味になっている
チャゼル監督の多才ぶりが見れる作品。
僕の周りではテンションが無理という人が多かった。僕も実はこの手の映画が得意ではないが、とにかくこれは「映画」だった。
音楽ととても古臭い編集・演出が「映画」を観てる気分にさせたのだろう。単なる“映画”ではなくて古き良き映画の黄金時代、今はなきロードショーを観ているような特別な感覚に陥った。
映画はフィルムもデジタルも変わらないとか、脚本さえ良ければいいとか、そういう考え方で映画を観ている人には分かるかな?…
良く分からなかった
衣装や音楽が可愛くて、映像としては楽しめましたが、内容は良く分かりませんでした。
ハイウェイから始まってハイウェイで終わったのだけが分かったので、何かおしゃれな技法を使ってるのかな?って感じでした
じわじわ来る
「こんなもんかぁ」とモヤモヤした気持ちで鑑賞を終えた。
考察している間にこの作品の魅力をじわじわと感じることができた。
賛否両論と言われる理由も納得、リピートしたくなる気持ちも分かるが私はリピートはしないかな…
夢を追う二人の恋の結末。
ラスト、SEB'sでのセバスチャンの演奏シーンでの回想が切なすぎる。二人の「夢」を見ているかのような、現実ではありえない二人の幸せさがまた逆に切なさを奏でる。
歌やダンスがいい具合に散りばめられていて心地よい。プラネタリウムでの宙に浮かんで行くシーンがとても印象的だった。
夢を追う二人が付き合い、ケンカをするシーンが一番好きでした。ツアーに行っていると思っていたらサプライズで手料理を用意しセバスチャンがミアを待っているのですが、そこでセバスチャンの夢に対する姿勢を責めるミア。気持ちは分かるけど、分からない。分かってしまったら自分が夢を追う力も失ってしまいそうな。何か悔しさやそんなものも垣間見えたシーンでした。
40点→75点
映画評価:75点
[2020年2月22日時点]
私の中での価値観に変化があり
この映画の感想にも変化がありましたので
書き直しをさせてもらいます。
主人公の2人は互いに認め合っていたが
素直には誉めあえない仲
才能を認めているのに
会う度にけなしあうくらいしか
出来る余裕がなかったのだろう
それでも、
自分の存在を認めてくれている事に
お互いに気付いていた
世間からは認められる事がなく
空回りを続けていた2人は
互いで認め合う事でしか
自分をたもっていられなかった
その結果、
2人は互いの存在を必要とし
恋に落ち、側で支え合いだした。
そして
男は大切な人が出来た事で
それを守るために保身に入る。
女は大切な人が出来た事で
自信を持って行動するようになった。
それゆえ両想いなのに
二人のメトロノームは
段々とずれていき
すれ違いを始めた
互いを認めあい、
理解しあえるからこそ、期待する。
期待するから悲しくなる
そして苛立つ
相手を責めながら、自分を責める日々
本当は応援したいのに
素直になれなくなってくる
変に格好つけあい
意地をはりあい
心も関係も
バラバラになった
でも、
この二人とって
この出会いも恋も
決して無駄ではなかった。
男は自分の好きな事を自信を持って続ける勇気を手にいれたし
女は自分の魅力の見せ方を知り、努力し続ける自信を手に入れた。
二人は結ばれる事は
この先無いが
どこにいても
一番の理解者なのだと
互いに想い合えたのだろう
その2人が織り成す
不器用で不確かな
覚束無い人間関係が
あの作品の魅力であり
私は改めて評価しました
最後の5分がメインで
それ以外は5分を最高のものにする為だけの
前ふりだったのかもしれません
私の成長不足でした
とても素晴らしい作品です。
人は人との出逢いでここまで価値観が変われるのだと自分自身で体感しました(笑)
[2019年7月23日時点]
映画評価:40点
寝落ちを三回くらいして
ようやく見終わりました(汗)
つまらない訳でもなく、
面白い訳でもなく、
何の変哲もない恋愛物語をミュージカルにした様な不思議な作品
それは退屈(単調)なクラシックコンサートを観に行った時の感覚に似ている
だからなのか
心地よい眠りに入れる(苦笑)
作品についても少し話します
一般人には理解が出来ないくらい才能のある二人、所々に出てくるシャレですらオシャレ。
これぞシャレか………。
だからこそ、この恋愛を理解できないし
ミュージカルも必要に感じなかった
無理やり織り交ぜた気さえする
でもなかったら
本当につまらない作品だったろう
別に批判したい訳ではなく
私には感動がこなかった。
主演2人の最後の表情の為の映画
ララランドは、全ての「夢を追った事のある人」への讃歌のような作品だ。
2017年の話題の中心作だったので、観てみたのだが、
前半の展開は余りにも拙かった。正直少し寝た。
特に前半の話なのだが、ミュージカル映画における「作中の物語の進行」と「歌」「音楽」「ダンス」が、映像の中で乖離している。
ミュージカル映画において、歌うシーンは「その場で本当に歌っている」か「現実を脚色し、心象風景を表している」の2択になるのだが、前半の歌唱シーンは、どちらとも捉えられない、曖昧なものになっているように感じた。
そのせいで、感情と表現が離れてしまい、観ている側はおいて行かれてしまう。
素直な気持ちで見れば感じないのだろうが、歳を重ねた天邪鬼なおっさんが見ると、そんな感想を持ってしまう。
ただ、後半からの盛り上がりは非常に素晴らしい。
この物語のテーマとも言える「夢を追う事」に対する考え方。
主演2人が、何を目指していたのかを言い合うシーンは、一度でも夢を追い、そして諦めた経験のある人には刺さる内容だ。
最期のifストーリーのような走馬灯とも言えるシーンは、まさにブロードウェイ的表現を映画に上手く落とし込んでいて、非常に気持ちが良い。
最後の主演2人の表情を見る為の映画なので、前半1時間弱は我慢の時が必要だ。
ただ、使われる音楽は質が高いので、中盤になれば気持ちよく物語を楽しめるだろう。
ラストのエンドロールの入り方が、セブのカウントと共に曲が入る演出があれば、ノスタルジーが高まったのに、そこは残念。
エンドテロップのthe Endの入れ方を、カウントありきの演出にしておけば、文句のないエンディングだっただけに歯がゆい。
後半だけなら☆4程だが、前半と併せると低めの点数となった。
ただ、観て損をするような類の映画ではない。
特に映画の世界に生きている人には、多分な共感を与えられるだろう。
本物の挫折を間近に見てる者には・・
映画の技法の話が最初に来るけれど、それって見る側にとってどう重要なのかが私には不明。
どう作ろうが、嘘でも本当でもそんな事はどうでもよく面白ければ面白いし面白くなければ面白くない。ので、
カメラの長回しとか一発録りとか私には意味がないのである。
そしてこういう類の話は苦手。
心地いいバッドエンド
それぞれの夢を目指すカップルの行く末をミュージカルにした映画。ドキュメンタリー的なところもあり、映画的な展開を期待した人はがっかりしたかもしれないが、僕は心底楽しかった。登場人物に感情移入出来るか否かで評価は大きく割れそう。
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