ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ものすごいテクニックでつまらない曲を演奏するミュージシャンのような映画。
ライアン・ゴズリングさんが主演している恋愛映画『ブルーバレンタイン』が、すごく現実的でインパクトがあり深く印象に残る映画だったので、それなりに期待していたのだけれども残念ながら期待外れだった。
予告編は面白そうだけれど、そこのシーンの映像だけが素晴らしいのであって、つながっている本編の方がいいというわけではなかった。
確かに映像はすごく美しくて、ミア役のエマ・ストーンさんもきれい。
セバスチャン役のライアン・ゴスリングさんもかっこいい。
二人共ダンスはキレキレで歌もうまい。
編集テクニックや表現方法もすごい。
実際、映画賞もたくさんとっているし、出演者とか映画テクニック的なものはすべて素晴らしいと言ってもいいと思う。
だけど内容がスカスカでほとんどないに等しい。
ものすごいテクニックでつまらない曲を演奏するミュージシャンのような映画でした。
登場人物はほとんどミアとセバスチャンの二人だけ。
なぜか他の人物は編集テクニックでただのエキストラのようにしてしまっていて、人形のように動きを止めているシーンも多かった。
基本的に二人の世界だけをずっと描いていくのだけれど、すごく深く突っ込んでいるわけでもなく上辺だけを追っかけるのみ。
二人の人物像を掘り下げていくわけでもなく、最後までステレオタイプのキャラクターで、結局二人共どういう人物だったのかよくわからなかった。
成功物語のようだけれども成功物語に不可欠な勝負所や、勝利のシーンも編集ですっとばしていてよくわからない。
ラブコメのようにくっつくまでの過程を大事にするのか?と思ったけど、何の問題もなくすぐにくっついてしまって、まったく盛り上がらなかった。
最後は定石通りケンカ別れの後、またくっついて感動させて終わるのだろうと思っていたら、あっと驚く編集と映像が入った後、いきなり終わった。
その編集と映像には驚いたけれど、結局はまったく面白くないどこかで見たような終わり方になった。
最後の最後、いきなり終わる感じの前のシーンだけは『ブルーバレンタイン』みたいでよかったかな?
さすがのデミアン・チャゼル
まず、本作がセッションに続いて2作目の作品ということには本当に驚き。監督としての才能は素晴らしいと思います。
ストーリーは、女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、自分の店を開きたいジャズピアノ奏者セブ(ライアン・ゴズリング)の夢追う2人のラブロマンス。
曲は素晴らしいです。少し大人っぽくほろ苦いジャズミュージックはとてもロマンチックで素敵だと思います。
またダンスシーンは1番最初の車で踊るシーン程派手ではありませんが2人が夜明けにダンスするシーンなどは楽しく見られました。
また、映像がとても美しく、ララランドというタイトルに相応しい色鮮やかだけどギラギラしすぎてない感じの色彩感も好きでした。
あとララランドの注目されているオマージュシーン!
見ていて楽しかったです。いろんな映画がオマージュされていて監督の過去の偉大なミュージカル映画への尊敬が伝わります。
ただ、私が一つだけこの映画で苦手なところはやっぱりすこし切ないエンドなところです。
終盤、2人の夢がなかなか上手くは行かず、互いの心もすれ違ってしまいます。結局2人は別れてしまいますが、互いの夢は叶い、ミアは大女優になり、セブも自身の素敵なお店を持つことができます。
互いがいたからこその成長であり、成功であるのは互いにが1番よくわかっている………でもこの2人が結ばれるということにはなりません。
クライマックス、たまたま出会ったセブの店でもし2人が結ばれていたら……??みたいなシーンが流れるのですがそこはいやらしいなあと思ってしまいました(笑)
でも最後2人が互いにを認め合い会釈をするシーンにはじーんときました。私たちはこれで間違ってないと自信を持っているようにも見えつつ、どことなく切ない表情に見えました。
完全に好みだと思うので、こういう最後が好きな方からしたらすごく感動的なエンドなんだと思います。
総評してこの映画がすごく評価されてる理由はわかります。細部までの監督のこだわりが伺えます。
まぁ本当に個人的にですが、スッキリしたハッピーエンドを望んでたので星はすこし下げました……(笑)
ストーリーとしてはありきたりでどこにでも転がっていそうな設定だが音...
どのへんが『ラ・ラ・ランド』なの?
う〜ん、イマイチ。
曲は良いし、ミュージカルになった時の非現実的な世界観とかは好きなんだけど、キャラ造形に共感が持てなかった。
何より、ライアン・ゴズリングのキャラが好きになれない。自分の好きなモノに対して、一歩も譲れない性格なんだろうけど、観ているコチラからすればただの『時代遅れ・世間知らずのワガママ野郎』にしか見えない。車のクラクションで呼び出す行為が良い例で、そこがとってもイケスカナイ。
あと、エマ・ストーンのいた女の子グループも好きになれない。まぁ、私はSATCのような人達が好きではないので、そのせいかな? はじめの印象が良くない。
(世間の方がズレているので)『世間に認められない』と思っている2人が、お互いのキズを舐め合っているうちに、アドバイスをしあって、少しずつ世間に歩み寄っていく、というストーリー展開はわかりやすくてよい。ラストの『もしかするとあったかもしれない未来』を描くシーンは感動すらする。
でも、
やっぱり、主人公2人のキャラ設定が気に入らないので、本作を高評価する気にはとてもなれない。
残念。
期待し過ぎた
なんだろ、、、
新しい映画
終始退屈な映画。 期待しすぎたのかもしれない 伏線の回収はわかりや...
派手ではない映画
ミュージカル映画なのに、地味な印象。
話はよくある、夢を追う男女の話。
いつの時代の話なのか、パッと分からず
すぐに話に入り込めなかった。
映像の色味や、登場人物たちの服装から、
少し前の時代なのかな?と思わせておいて、
でもプリウスやスマホは出てくるから現代の話!?となり、無駄に振り回された。
1つの画面にいくつかの絵が同時に映し出される映像の作り方(ネオンサインが次々と出てくるシーンなど)は、レトロで良かった。
パーティーの帰り道で店から漏れ出てくるピアノの音にミアが気づくシーンの、赤い照明で縁取られたミアの絵面が良かった。
グラデーションの空の色や、LED照明らしい街頭の明かりも特徴的。
特別音楽がいいわけでも、衣装が可愛いわけでもない。
この映画で1番良かった曲は、a-haのTake On Meだ。
歌が無くて踊ってるだけのシーンが長くて眠くなる。
上記のTake On Meのあと、I RANをリクエストするが、その時のミアの表情を見てると何故か共感性羞恥になる。
「ウエストサイドストーリー」や「天使にラブソングを」「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」などのような、
歴代の名作と言われるミュージカル映画には程遠い。
アカデミー賞作品ということで、見る前の期待値が高すぎた。
アカデミー賞にしろ、芥川賞にしろ、音楽のコンクールの「1位無しの2位」のように、その賞に値しなければ無理に選出しなくていいと思う。
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