ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ラ・ラ・ランド
まーた期待し過ぎちゃった!
評判が良くて、映像も音楽も美しそうだなぁーとどんどん期待を膨らませてしまったもんで、ハードル上げ過ぎちゃいましたね。
とにかくお話にたいしたひねりはなく。
冒頭のシーンがやたらと評価が高いなと感じるレビューが多いなと感じましたが、あの冒頭はなんのためにあったのか?今ひとつ私は理解が追いついていかないままストーリースタート。
頑張る2人を応援したくなったり、
夢を追うことの難しさをしったり、
それなりに楽しんだけれど、特別面白かったぁと思える映画ではなかった。
夕暮れ時の丘に2人がいるシーンはとても美しかったですね。
若い2人が、夢を見て、切磋琢磨する。
挫折を味わったり、愛する人のために夢を諦めてしまったり。若者らしくて私は好きでした。
LAのご当地ミュージカル
LAを舞台にした夢見る男女の、出会いから共に過ごした一年間とその後を追ったメロウなミュージカル。音楽と振り付けがとても良く、大ヒットして聖地巡礼をする旅行者がいるのも肯ける。
朗々と歌い上げるタイプの作品ではなく、特に豪華というわけでもない。人生のほろ苦さを想うような、ちょっとセンチメンタルな気分になりたい時にオススメだと思った。
オシャレ
ミュージカルなんだと思ってたけど
自分の選ばなかった未来について
歌も踊りも、もっと上手い人は沢山います。でも、ライアン・ゴズリングの淋しい瞳は、それを超える魅力があると思いました。
冒頭の10分で、映画として何かを超えてくる本作ですが、わたしは、パラレルワールドのダイジェストによって、このストーリーを大好きになりました。
音楽家や俳優でなくても、自分の選ばなかった未来を妄想することってあって、でも、今を奪われるのは違う、みたいなこと、誰にもあると思います。
月9と呼ばれるドラマ枠では、出会った男女は必ず恋を成就させるとされていた中、当時珍しく竹内結子主演の「不機嫌なジーン」では、主人公が一人を選択し、視聴率が上がらなかったという出来事から恋愛ものの描き方の難しさを考えていた事がありました。
日本のドラマと、映画では違うと思いますが、死別以外の単純な恋人同士が別れるという作品が新しい表現でこんなに面白くて、そして流行って、前作「セッション」で表現仕切った音楽表現以上の監督のストーリーセンスに、脱帽です!
初めて映画館で2回鑑賞した作品
人生は何かを手に入れるためにはすごく努力しなければならないし、欲しいもの全てを手に入れることは不可能。「あの時ああしていれば」という後悔は誰しもが感じたことのある感情であり、ミュージカル調で描いたラストはとても感動した。
こ、これは、、、
面白いの??
ミュージカル初心者でも観れるって評価されてたけど、完全にミュージカル上級者向けでしょ。
数々のミュージカル映画のオマージュに古き良きジャズ。
それを分かった上で評価されてるのはまぁ分かるけど、ミュージカルをあんまり観ないものとしては、
レミゼラブルのほうが遥かに感動したし、
プロデューサーズのほうが遥かに面白かった。
最後の意味もわからんし。
もう普通に再会して結ばれてハッピーエンドでよかったんちゃうかな?
わからん。。。
まぁ、エマ・ストーン、ライアン・ゴズリングの演技はすごかったけど、アカデミー賞受賞作あるあるのわかる人にしかわからない映画やったな。
サラっと楽しむ大人のミュージカル
目を覆いたくなる駄作。
アカデミー賞の大本命っていう煽りに乗せられ、初日に観たのですが、え?え?え?え?え?え?って感じでした。
そもそもストーリーがまるでダメ。
並以下、それも相当につまらないレベルです。
となれば、ミュージカル仕立ての音楽や踊りを楽しむしかないわけですが、エマ・ストーンの貧弱すぎる声量と、ガラスをこするような耳障りな声質では、お世辞にも楽しめるとは言えませんでした。
ライアン・ゴズリングが吹き替えなしで挑んだというピアノ演奏も、シロウトの域を出ておらず、観客に聞かせるレベルではありません。
それにしてもデイミアン・チャゼル監督。
前作で「セッション」という圧倒的な名作を作った人なのに、どうしちゃったの、こんな駄作。
いったい何が起きてしまったのか、想像もできません。
ps. アカデミー賞、取っちゃいましたね。
なんとなく理由はわかるんです。
そもそもアカデミー賞って、投票するのは、全員、映画人なのですから。
つまり、映画業界人たちの内輪ウケで受賞しただけでしょう。
内輪ウケで受賞することを最初から狙ったのだとしたら、おそらくその狙いは成功している映画だ、とは思いますよ。
しかし、一般人にとっては、そんな業界人の内輪のノスタルジーには興味がないわけでして。
いい終わり方です。
ミューズカル好きには、昔のオマージュがたくさん盛り込まれててニヤリとしてしまう・・そんな作品です。
特に自分はジーン・ケリーさんが好きだったので、この作中のタップダンスとか観てると顔がニヤニヤしてしまう(笑)
タイトルにある、LA=ロス・アンジェルスというだけあって、ハリウッドの街並みとかもっと知ってるとさらに楽しめたんだろうな、とも感じましたね。
また、ミュージカルの楽しさをちゃんと持ちつつも、ストーリーもホロリとした苦さがある、観終わった後にそう感じられる作品です。
今年入って初めて映画館に行きましたが、良い体験でした。
また機会あれば見直して、どのシーンが何の作品のオマージュなのか、調べてみようと思います。
夢のように楽しい
それはふつう舞台でやるから、ミュージカルというものは中産階級以上の都市生活者が観る──ものだと思う。
わたしは舞台を観たことがない。舞台を誰が観るのか、知らない。
映画は好きだから、主要古典ミュージカルはおさえている、と思う。
オズやサンドオブやウェストサイドや雨に唄えばetcである。
楽しく観たというより、ミュージカルとはどんなものかを知るために観た──と記憶している。
労働階級にはrole上で台詞を歌って踊ることに対する懐疑がある。
ふつうに演じてくれたらいいのに、と思ってしまう。
が、ミュージカルには意味がある。
芸能博雅な層しか楽しめない、わけでもない。
わたしたちはダンスを楽しみ、同時に人の動きを見て楽しむ。
逃げ恥やUSAの振付を覚えた人は多い。
Bollywoodはいきなり歌い踊り出すが、インドの13億人はそれが好きなはずだ。
歓喜や平和や躍動などをあらわすのに、人々は歌い踊る。歌い踊りたくなる。それには何の疑問もない。
ただし、観る者は、ひねくれている。また、歌い踊る人々を観て、高揚をおぼえるほど、現実から離れられない。
が、小市民としては、ミュージカルを理解しないことには、抵抗をおぼえる。
好きとは言えないが、嫌いとも違う。楽しみ方が解らない──のだと思う。
しかし、この映画では、ミュージカルに対するそれらの苦手意識が杞憂だった。
ストーリーテリングがうまくて、ミュージカルの造りものっぽさが感じられない。
トムフーパーのレミゼラブルは労作なのは解ったけれど、歌い出すたびに違和を感じた。が、この映画では、ミュージカルパートを絞って、移行のタイミングをシームレスにしている。すなわち、さらりと歌いだす、に加えて、歌いだしてもおかしくないほどカラフルなのである。
カラフルでメルヘンな非現実と、現実感のある恋の行方が、いつしかミュージカルを観ていることを忘れさせた。
客席にミアを認めたセブが「ようこそセブズへ」と言うシーンにはおもわず目頭があつくなった。そこから、二人が添い遂げるIFが描かれるのは、まさに夢のような楽しさ。
ラスト見つめ合ってほほえむ、ストイックな着地にも感動した。
恋は実らなかったけれど、時が経ち、お互いの人生を歩んでいる。秋天的童話(An Autumns Tale)を彷彿とさせた。
小さな顔に大きなパーツのエマストーン。
ファンデーションごしにわかるFreckleFaceに惹かれた。
評判に頷ける映画だった。
せちがらい世の中、およそひねくれた観衆のわたしたちに夢を見させる。すごいことだと思う。
タイトルなし(ネタバレ)
話題作だから見てみたけど良さは分からなかった。
ストーリーはシンプル。
付き合ってすれ違って別れる。
ミュージカル部分、心に残るシーンも素敵だなと思う歌も特になかった。
セバスチャンと別れてから女優として成功するのかと思いきやたった5年で結婚して子供もいるって…
セバスチャンが身を引いた意味とは。
ラスト見つめ合うシーンは良かった。
青春の1ページ
中々IMAXの新作が見れない事もあってIMAXにて初鑑賞。
ミュージカルとはいえ全編ミュージカルなシーンで構成されてるわけではなくストーリーは見やすくわかりやすいため終始この作品の世界観に引き込まれた。
まぁストーリーはありきたりであり大きな展開があるわけではない。ただその分見やすく安心感はある。
ミアとセバスチャンの単純明快な純粋な恋愛ストーリーが個人的にはすごく胸を踊らされた。
結末としてはセバスチャンは自分の店を開き成功収め、ミアは大女優になることができ、互いに夢を叶える事は出来たが2人は結ばれる事はなかった。個人的にはこの結末が非常に興奮させてもらった。
セバスチャンもミアも互いの存在がなくして夢を成し遂げたとは思えない。ただそれと彼らが結ばれる事は別であり、彼らが愛し合った時間は貴重で大切な、そして忘れる事のない青春の1ページだったに違いない。
こういった思い出こそが人を大きくし、各々の人生といったストーリーに深みをもたらすわけだ。
もちろんもしかしたら何か一つ出来事が異なれば彼らは結ばれたかもしれない。同じ出来事が時には喜劇に時には悲劇にもなりうるのが人生の面白いところでもある。
ただそれは長い人生の数ページの出来事に過ぎないわけであって、悲劇でも喜劇でも大切な思い出として心に刻む美しさをこの作品では実感させて楽しませてもらえる。
セバスチャンもエマも彼が共に過ごした1シーズンはかけがえのない時間だったに違いない。それをミュージカル作品として、そして単純明快な純愛作品として楽しめる作品であった。
今回はIMAXで鑑賞したが、そこに関しては作品とすごくマッチしてたようには思えなかった。
かなわなかった人生の物語でもある
最近のハリウッド映画は、金とCGで物珍しさに走る印象があり、好きになれなかった。ましてボヘミアンの成功物語を描くミュージカルと聞けば、「またですか。はいはい、そりゃ売れるでしょうよ」と思っていた。賞を取って話題になったし、世の中について行くために、一応見ておくかと思った。
冒頭の一曲で打ちのめされた。渋滞する高速道路というおよそミュージカルらしからぬ舞台を、カメラが縦横無尽に動き回る。しかも一曲まるごとワンカットとしか見えない。衛星回転、パン、水平移動を組み合わせるこういうカメラワークはTVドラマ「ER」で知っていたが、「ER」が建物の一角であるのに対し、こちらは高速道路。「ええっ!」「うそ!」の連続。エンディングで、手前のダンサーからカメラが引き、道路全体を対角線でとらえると、手前から遙か遠くまで道路上に並ぶおびただしい数のダンサーが一斉に決めポーズ。なんというスケールだ。「マンマ・ミーア!」の桟橋シーンを越える歴史的名シーンと言ってよい。
音楽と踊りのレベルだけではない。メッセージ性も高い。ミア(エマ・ストーン)が台本のないオーディションを受ける場面。努力が報われぬ傷心、不安、迷い。本作が応援するのは、いつまでも芽が出ないミュージシャン志願、役者志願ばかりではない。「もっと勉強ができたら」と書き残して、先週電車に飛び込んだ高校生を思い出し、涙が出た。サクセス・ストーリーでありながら、かなわなかった人生の物語でもある。
ハリウッド・ミュージカルの底力を見た。
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