ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ラ・ラ・ランド
ラ・ラ・ランド
今年28本目。映画館復活記念で映画館にて鑑賞。賛否両論分かれてますが私は好きですよ。エマ・ストーンめっちゃ綺麗だし。
作品全体を通してミュージカル調だから話に入りやすい。ダンスもキレッキレだし、初めて、姿勢の良いことって取り柄なんだ。って思った。
仕事と恋愛の両立の難しさを物語ってる。
確かに、自分の恋人の仕事が上手くいって嬉しいけど、何処か寂しい、妬ましいってのは普通だと思う。
成功してる人から声かけられても徐々にそれが嫌味に思えるの、醜いよね。普通の事だと思うけど。
仕事と恋愛の両立の難しさ、目の前にあるチャンスは掴み取れ。と感じた映画でした。
甘く切なく…
封切り時に3回観て笑
あらためて観に行きました。
振り返り際のニッコリ笑顔、
大袈裟な演技…見ていて何だか^^;
という、それまでのミュージカルの
イメージを覆してくれた作品です。
映像と音楽が見事にマッチし、
どのシーンでも心踊りました。
グリフィン天文台のシーンは
素晴らしかったです。
恋愛をしていても、
お互いの夢や価値観、思いを
リスペクトし、叶える為に尽力できる。
純粋無垢な夢を叶える大切さ、
それを人として支え合える事の
素晴らしさを教えてもらえた気がします。
最終的に2人は「結婚」というゴールは
切れなかったけれど、だからこそ
切なくて、美しく、この先ずっと心に
居てくれて、お互いの人生の糧と
なってくれた存在に感謝できる。
それが、本当の恋愛ではないかと思いました。
形や保証のない絆だからこそ、
いかに大切かを感じさせられました。
わたしにはもう無理ですが笑
こんな建設的な恋愛を我が子達には
してほしいと願いながらの帰路となりました。
前作「セッション」同様、ラスト10分がすごい。
・ジャズのドラマーを目指していた監督の私小説的なリアリティとファンタジーが交錯している映画
・ライブのステージの上ではないけど、スクリーンという違う場所でジャズをやる夢を叶えるという監督の貫き方がカッコイイ。
・「プラダを着た悪魔、お洒落で好き!」「アメリ最高!」というような人は100喜びそうな洒落乙映画。
・100%ミュージカル映画!かと思いきや、70%ジャズの映画。
・一見おしゃれでエンターテイメント!だけど、ジャズというマニアックなテーマ。
・前作セッションに続き、ジャズへの愛がほとばしっている。
・ジャズは伝統的でありながら、その殻をぶち破ることで歴史を作ってきた音楽。葛藤してその殻をぶち破ること自体が、ジャズという音楽ジャンルの特徴。
・映画の主人公と同じく、監督も葛藤している。
・今風なジャズをやってる黒人ミュージシャン役は、ジョン・レジェンドというガチジャズミュージシャン。
・そういう人が演じる役が、ジャズを続けるにはある程度時代に迎合しないとやってけねーよと語るのは説得力ありすぎ。
・「お前は他のやつより上手いけど、扱いづらい厄介者だ」というセリフは、説得力ありすぎ。
・セッション同様、台詞のない、音楽と映像だけでラスト10分(ぐらい)を彩っている。
・セッションのラストは、無骨で汗と血にまみれた男臭いものだったけど、今回は女性でも美味しく召しあがれる盛り付けになっている。
・こういった構成は、もはや監督の様式美になっている。
・時間も直線的に進むし、丁寧に物事を見せるから、一回見ただけで、もの凄い腑に落ちる。
・もう一回観なければ!という気が不思議と起きない。(それぐらい明快でわかりやすさがすごい)
・音楽と楽器を演奏する俳優の手の動きを完全に一致させたりと、音楽的なリアルさに気を配っている印象がある。(前作の反省を活かした?)
・古き良きアメリカ映画と、アメリカ音楽であるジャズがうまーく調和していた時代がある
・その時代を再現する懐古主義的な美しさがありながら、今の映像技術だからできる新しさもある。
・ノーカットでカメラがぐわんぐわん動く長回しのシーンがやたら多く、映画づくりの熱意がすごい。
・そんな感じで、いかにもアメリカ万歳!な内容でアカデミー賞ウケが良さそうだっただけに、作品賞のおあずけは残念だったね...。
・ファッションや構図がお洒落。合間に一瞬ばばばっと入る物や手の動きのカットもなんだか非常にお洒落。今っぽいお洒落さ。
・さりげないファッションが、実生活に活かしたくなるぐらい目を惹く。
・ジャングルみたいな柄のネクタイかっこいい!似合うとかどうとかいい!買うっ!
・喧嘩のシーンの切なさ。怒りは愛情の裏返しだということがよくわかる。
・人類史上最もサックスが上手いと言われてる(かも)な、チャーリー・パーカーが若かりしころ、巨匠のドラマーにシンバルを投げられた屈辱をバネに成り上がったという逸話を、すごい監督が好きなんだなあというのがわかる。(セッションでも引用していた)
・エマ・ストーンが一人舞台で挫折してから這い上がる様はまさにそれ。
【以降ネタバレ気味】
・それにしてもライアン・ゴズリングは、ぐわー頑張るけど報われない役が多いなぁ...。(そこがいい。)
・どんなにパートナーに振り回されても、「お前才能あるよ!」と勇気を与え続けるライアン・ゴズリングの寄り添い方は男としてかっこいいなあ!
・ラスト10分の美しさはなんなんだ。
・一生を添い遂げるだけが、素敵な男女の姿じゃない。
・そうはいかなくても、それはそれでいいじゃない、という軽やかさ!
・それを言葉じゃなく、顔で見せるという!顔芸!もはや顔芸術!
かつての夢の中へ
特に俳優や、映画人を目指したわけではないが夢を志していた事があったのでジャンルは違うが吸い込まれた。音楽性は前作セッションのとおり秀逸。
冒頭シーンからのもうノックアウトですよね!こんなに質の良い音楽、まれな長回し。
ミュージカル映画でもリアル感がきちんとあって最後のタラレバシーンは涙止まらず。
観ようか迷っている方へ
3回目。観ました。本当に文句無し!!
でも実は、最後まで観切ったのは2回目なんです。。
初めてみる方、途中まで全てがうまくいきすぎて(?)
つまらない印象を受けるかもしれません。
私も初めてみた時 ミュージカル映画にも疎いものですから、面白さがよくわからなかったんです。それで途中で観るのをやめてしまった。
例えるならばこの映画「起承転結」の「起・承」が長いんです。なんなら「結」は最後の10分くらいですし。
でも、それが良いんです!
どうか最後まで観てみていただきたい。
一度観たら必ず、ラ・ラ・ランドの世界に惚れ込むはずです!
わたしは初めて観切った時、感動で観終わったあともしばらく涙が止まりませんでした。嗚咽です(笑)
今日 もう一度観返した時もまた、声が震えました。(笑)
音楽のお洒落さ・映像の彩度・キャストの美しさ・ファッション・そして、ストーリーのほろ苦さ。。
全ての虜になってしまいました😖💓
大人の恋愛映画
オープニングとラストが全てを物語る
映画が公開された年か翌年かにとある高校の文化祭を見に行ったとき、ラ・ラ・ランドの劇をやっており、とても感動して(そんなこともあり、気に入ってこの高校に入学しました)思い入れがあったので、ずっと観たいと思っていたのですが、なかなか観れず、やっと見ることができました。
いや〜、良かったです。
何が良いかって、歌、そして、ダンス。
正直、内容は大体普通の展開。
だけど、ミュージカルパートが素晴らしく良いので、いや、この映画にとってミュージカルパートが全てといっても過言ではないほどなので、自然と評価が上がりました。
確かに、内容的に取るならば、何故この映画がここまで評価されるのかとも思いましたが、ラスト数十分間は涙なしには観れません。
2人が出会い、愛し合って別れた1年間。
そして、5年後に2人は思っても見なかった再会を果たす。
2人は努力して夢を掴み取った。
努力すれば報われる。
でも、人生全てが思い通りになる訳じゃない。
思い描いた形とは違っても、それぞれの人生を生きていく。
目が合うところがなんとも切なかった。
オープニングとこのラストで全部持ってかれました。
切なくも愛おしい、でも、きっと笑顔になれる、気分が上がる、楽しくなる。
これこそがミュージカル映画の醍醐味なのでは。
先日カサブランカを観たばかりだったので、観ておいて良かったと思うシーンもありました。
追記
AbemaTVの無料配信で観たのですが、ネット環境が悪かったのか?(特に歌のシーンなどで)プツプツ途切れたりしてしまっていました。
高音質で聴きたかった、少し残念。
悔しい
ミヤの夢を何度も後押しし、
きっかけを与えてくれたのはセブ。
セブは、ずっと拘っていたことをも
ミヤのことを思えば変えられた。
そのセブの気持ちを少しも気づいていないような
ミヤの5年間が悔しい。
パリで成功した時に、女優として成功した時に、
セブのお陰だと気づき連絡することはなかったのかな?!
ちょっと恩知らず。
最後まで優しいセブに泣けてしまった。
セブに幸せになってほしい。
音楽、2人のダンス。
ピアノの演奏素晴らしかった!
素晴らしい音楽とびっくり展開
初めから最後まで、音楽がとってもよくて、
やっぱり歌っていいなぁ、
ミュージカル大好きだなぁと感じる映画です。
画面が明るくて楽しいので
とっても気分のあがる映画です。
最後の展開はまさかと思いました…!
でも、この結末だからこそ、
この映画が愛される理由なのだと思うのです。
夢を追いかけるということは簡単なことではなくて
夢の代わりに失うことも多くて…
それでも女は次へ次へと前向きで、
男は少し過去に縛られているようで、
男と女ってそんなものなのかなと…
とりあえず、最後のライアン・ゴズリングが
最高に最高に最高にかっこよかった…!!!
ミュージカルも良い
あまり全般ミュージカルという感じでないので、かえってそれが見やすいが、ライアン・ゴズリング、エマ・ストーンのダンスは息ぴったり。ピアノ演奏、歌唱とも凄い。ハッピーエンドでないのが残念。
隙がなくて完璧!
主演女優のミアがほんとにかわいい…。ファッションもほぼワントーンでシンプルな着こなしで素敵。若かったらマネしてるだろな。服だけでなく外見も内面もかわいくて、女性のハートをがっちり掴む役でした。
一見、B級ぽいのに歌やダンスが完璧で全然B級じゃない!!魅了されました。
ノスタルジックなシーンが多いのもロマンティックで素敵でした。若ければついマネしたくなる気分です。
ラストの演出にびっくりしましたが、一見はちゃめちゃで台無しになりそう…とハラハラしましたが、しっかり見せてくれて満足でした。こんなラスト見た事ない!予想をいい意味で裏切られました!
せつないのがまたいいな…と思います。
この方が心に残るし何度も見返したくなるな…さすが!!
ずっとワクワク幸せな気持ちに浸れました。
<金ロー 吹替 ノーカット>
楽しい気分に浸りたかったです。
1度レンタルして見たのですが、物語にハマる前に寝てしまいました。
けれどテレビ放送されるのを見つけ、あれだけ話題になった映画だし面白いはず!と再度鑑賞。
今回は最後まで見終えましたが、正直心が震えたりはしませんでした。
私の中でミュージカルはヘアスプレーやハイスクールミュージカルのようにポップなもので、ハッピーエンドを待っていたのだと思います。
ラストのこうだったら…というミアの妄想は辛くて切なかったです。
とはいえそれでも十分幸せなミア。カフェ店員の時に憧れていた女優になる事ができて、華々しい世界で成功し、夫や子どもがいるのにその妄想。となるとあまり共感出来ませんでした。
女優として成功して、シングルな状態で偶然セブのお店に行き、ロマンチックな再会を果たして欲しかったなぁ。
よくあるラブストーリー
夢ある若い男女が恋に落ち、すれ違いや価値観の違いから別々の道を歩み、その後、、
と言ったありきたりなストーリーでそれなりに感動や泣けるところもあったりするけど総じて普通でした。
ワンカットのミュージカルシーンは一番最初だったので見どころはそこかな?
全てが思い通りにはいかないよなー
女優の卵と売れないジャズピアニストの恋愛模様を描くミュージカル映画。
監督・脚本は『グランドピアノ』(脚本のみ)、『セッション』の、若き天才デイミアン・チャゼル。本作で史上最年少のオスカー監督となる。
主人公であるジャズピアニストのセブを演じたのは、『きみに読む物語』『ドライヴ』のライアン・ゴズリング。
ヒロインである女優の卵ミアを、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『バードマン』のエマ・ストーンが演じる。本作によりオスカーを獲得。
セブが働くレストランのオーナー、ビルを演じるのは『セッション』でもチャゼル監督と仕事を共にした、オスカー俳優J・K・シモンズ。
👑受賞歴👑
・第89回 アカデミー賞…美術賞、撮影賞、歌曲賞、作曲賞、監督賞、主演女優賞の六冠を達成‼️‼️❗️
・第74回 ゴールデングローブ賞…脚本賞、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞、作曲賞、主題歌賞の七冠を達成‼️‼️‼️
・第73回 ヴェネツィア国際映画祭…ヴォルピ杯(最優秀女優賞)
・第41回 トロント国際映画祭…ピープルズ・チョイス・アウォード
・第42回 ロサンゼルス映画批評家協会賞…作曲賞
・第70回 英国アカデミー賞…作曲賞、主演女優賞、撮影賞の三冠を達成‼️
・第82回 ニューヨーク映画批評家協会賞…作品賞
・第22回 放送映画批評家協会賞…作品賞、オリジナル脚本賞の二冠を達成❗️
・第41回 日本アカデミー賞…最優秀外国作品賞
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かつては眩い輝きを放っていた「ジャズ」という音楽。そして「ミュージカル」というジャンルの映画。衰退の一途を辿るこの2つのカルチャーへの、デイミアン・チャゼル監督からのラブレターのような映画でした。
映画中のミュージカル楽曲はどれも楽しく、劇伴音楽も素晴らしい。
ヴィヴィッドなカラーリングのドレスは、LAの青い空や夜の暗闇の中で非常に美しく映えており、視覚を満足させてくれる。
デイミアン・チャゼル監督らしいスマートな映像は本作でも堪能できる。
楽しいミュージカル映画のようでありながら、全体的に影のかかったような暗い印象を受ける画作りになっており、この2人の恋の行方が上手くいかないことが暗示されています。
派手なドレスを身にまといミュージカルを演じるエマ・ストーンは非常にキュート。
どことなく辛気臭い雰囲気を纏っているライアン・ゴズリングとバランスが取れていて良かった。
お洒落でロマンティック。美しい映画であることは間違いないが、お話は凄く退屈。
「男女が出会って恋に落ち、それぞれの夢を追いかけるうちにすれ違いが生じてきて、最終的に別れる」というただこれだけの映画。
個人的にラブ・ロマンスがあまり好きではないということもあるが、たったこれだけの内容なのに128分も上映時間があり、1時間過ぎたあたりから早く終わらんかなー、と思いながら観ていました。
ドラマ的な盛り上がりがない上、先が読める展開なので正直つまらないと感じました。
ただ、クライマックスの「あの時ああしていれば、今頃…」的なパラレル的回想は確かに凄かった。
なるほど、こう来たかー!という感じ。
男なら誰でもこういう妄想をすることがあるよなー、と共感してしまいました。
ラストに2人で見つめ合い、かすかに微笑むという後味の良いエンディングも良かった。
まぁ2人とも夢を叶えたんだから良かったじゃん。全てが思い通りにはいかないよ。
個人的に気に入っているのはライアン・ゴズリングが生活のために加入したバンドが凄えダサかったこと。
いかにデイミアン・チャゼルがジャズ至上主義者かわかる、大衆音楽を馬鹿にしている描写が非常に可笑しかったです(^^)
ちょい役で登場したJ・K・シモンズは『セッション』を観た観客へのファンサービスかな?
『セッション』ではジャズ気狂いだったフレッチャー教授を演じていたが、本作ではそれとは真逆のキャラクターを演じており、監督の遊び心を感じた。
つまらないが良い映画であることは間違いないと思う。
映画館で観ればまた感想が変わったかもしれないが、正直もう一度見ようとは思えないかな…
普遍的な感情の機微を鮮やかに表現した傑作
「ありきたりの映画じゃん」という感想を割と頻繁に耳にするが、私は決してそう思えない。
実際に起こりそうな普遍的とも言える感情の機微を、新たな切り口で捉え表現した滅多にない傑作だと思う。(多少実験的とも言えるかも知れないが、そこがまた好い。)
手に入れた夢もあるし、失った夢もある。
それでも生きていく。
何を以って成功とは言い難い点にリアリティがあり、ファンタジー要素とのバランスが好い。
ミュージカル映画というジャンルの枠に嵌めずに、音楽と映像による感情の移ろいの表現を愉しんで頂きたい。
また往年の名画へのオマージュも、そっと静かに燃え続ける炎のようで良い。
あのセッションを撮った監督が描いたというところも底上げポイントなのかも。
エンドロールのソロ・ハミングも堪らない。
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