人生の約束のレビュー・感想・評価
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「人生の約束」を観て・・
竹野内豊が主演の映画。主人公の祐馬は都内のIT企業のCEO。会社を大きくすることしか興味がない。そんな祐馬にかつての共同経営者で親友から頻繁に携帯電話が鳴る。胸騒ぎがして彼の故郷の富山に行くと既に病気で亡くなっていた。そこには彼の忘れ形見の12歳の娘が居た。そして物語は始まる・・富山の祭りが舞台。地元の友人に江口洋介。町内会長に西田敏行。共演に豪華俳優が続々と・・以外に日本の祭りの様子が真面目に描かれていた。原作になった同名の小説があるらしい。読んでみたい・・
枝分さんとは違いますから。
仕事一筋に生きてきた中原(竹野内豊)。死んだ友の故郷で「繋がり」に気づく、中年男なら誰しも心のささくれに引っかかるストーリー。
制作側の熱の入れようは感じた。
だけど、そもそも曳山を手放しながら、約束云々もないもんだという気持ちが強くて、共感ができなかった。
中原にしても、強引さと傲慢さは際立っていたが、彼が法を犯したわけではないのに、という気持ちもあった。むしろ、すべてを失った彼が気の毒に見えた。
それから、竹之内豊が悪いわけではないんだけど、口髭はやしてスリーピースを着込んでいると、どうしても、ドラマ『素敵な選タクシー』の枝分さんにしか見えてこなくて、いつ真っ青なスーツの着替えてタクシーに乗り込むのか、そっちに気が行っちゃって行っちゃって...。
話に足りない部分は多々見受けられたが、温かい映画だ
話そのものは今まで幾度も描かれてきた手垢の付いたプロットで、正直新鮮味は皆無でしたが、まあシンプルが故に情に訴えかけてくるものはありましたから、とりあえず見終わって温かい気持ちにはなれる映画でしたね。
さすがテレビドラマ界の巨匠である石橋冠監督作品だけに、手堅くまとめてきた印象は受けました。
ただ、やはりドラマ畑で生きてきた監督だからか、いかにもドラマ的な演出が、映画ファンの心に響くかはやや微妙な印象も受けました。
映画ファンは細かいことにこだわるうるさ方も多いですからねぇ(私も?)
まあ細かいことは抜きにしても、やはり主人公・中原と今は亡き友・航平の絆、友情に関して、どうにも最後まで微妙に心に入って来なくてまいりました。
若かりし頃の2人のエピソードが何かあればもっと物語に入り込み易かった気もするのですが。
航平の娘の素性、心情も、正直?な部分が多く、こちらも納得できない部分が多かったですね。
ただ、基本的にはベタドラマや泣き要素は大好物なので、何だかんだで最後は感動させられましたし、心が温まりました。
作品のテーマである「繋がる」を感じられた新湊の曳山のシーンは本当に素晴らしかった!
私は正直祭りはそんなに好きではなく、何故あんなに熱くなれるのか疑問なところもあったのですが、なるほどねぇ・・・。
とにかく曳山のシーンは圧巻でしたし、繋がるの意味も心に響きましたよ。
それから個人的なことですが、立ち止まらなければ見えないこともあるって、自分とこの社長に言ってあげたくなりました(笑)
それと役者陣の役への嵌りっぷりも完璧でしたね、竹野内豊は勿論のこと、間違いなく漁師にしか見えない角刈り江口洋介は熱くて最高でした。
西田敏行もさすがの一言、泣けたな~。
女優陣も見事、完璧なサポートを見せる優香秘書、現地住民にしか思えなかった小池栄子、素晴らしかったです!
新人の高橋ひかるはまだこれからって感じでしたが、今後に期待させるものはありましたね。
目指す女優は剛力彩芽な高橋ひかる、え?目標低すぎでは?
まずは演技力を身につけて、頑張って欲しいですね。
人が忘れかけている何かが
知らない間に頬を伝うものが…。それぞれのキャストにとっての本当に大切なものがエンディングで全てつながる。時代に逆らっている?いえ、現代の希薄な社会に一石を投じる良い映画です。もう少し時間を使えたならさらに深い人物像に迫れたかも。
ある意味、成人映画
若い頃、ビールが苦手でした。苦いから。でもある日、知りました。もっと苦いものがある。それは、私の人生…。指先ひとつで、世界と、繋がる。便利ですね。ただ、その便利さと、引き換えに、何か失ったような気が。玄さんこと、西やんのセリフが、身に染みます。このセリフに、心動かされるには、それなりの、経験が必要。そういう意味で、成人映画です。(何を言ったかは、スクリーンでどうぞ。)で、その何かを、知りたくて、映画館に、足を運ぶ今日この頃です。さ、家に、帰って、ビール飲みましょ。ああ、美味しい
中年男子は是非とも観て欲しい快作
「立ち止らなければ見えない風景がある。」そのコトバに、じん、ときた。
コレは主人公のように成功ロードを突っ走っているヒトだけじゃなく、仕事も家庭も円満なヒト、それに、私のように人生ブッ壊れて暴走しているヒトにも、響いてくるんじゃないかね。
射水市の風景と曳山祭のシーンが素晴しい!主役の竹野内豊は2016年の主演賞の候補になる!江口洋介は「イチローか?!?」ってな役でナイス!西田敏行やトーリ(松坂桃李)などの脇役陣も存在感あり!出番が少なかった志の輔とたけしもイイ!それより光っていたのは新人・高橋ひかり!このコは大物の予感がするね!
余談だけど、富山といえば、アニメ・スタジオ「P.A.WORKS」を真っ先に思い出すなぁ...
想像力が引き立てられる作品
一番印象的だったのは新湊曳山まつりの曳山を曳いているシーン!
舞台の富山県射水市の風景も非常に趣があった。
内容は人生とは何かどう生きてきたか、どう生きていくかを考えさせられるもので、明確にコレといえるものがなく、見る人によってさまざまな考え方ができると思う。
情報社会で、ネットでの交流が主になっている現代を生きる若者に見てほしい作品。
サクッと観ればいい作品
名だたる名優さんが、役を大事に演じているのが伝わってくる作品
あのいつでも何処でも江口洋介さんが、初めてちゃう!?って、役作りで漁師オーラ出してたしその傍らで、負けずと存在感出してた梨本謙次郎さんも流石!
ただこの物語に秘められた個々のストーリーや関連づけが、2時間に詰め込んだ部分で、総集編のように思えたのが残念。某国営放送の6話くらいの連続ドラマの方が良かったかも!?
祭りで一つになる文化と盛り上がり・・・日本全国で少子化や過疎化で少なくなってるんでしょうね。
美しい富山の風情や祭りを題材にしたご当地ムービーとして、地元の人はこの作品をどう思ってるのかも気になる。
無くしてから 気づくことばっかりやな、人生は。。映画の内容よりこの台詞が印象的でした〜☆3.4
余談ですが、亡き友の娘役を演じた女の子・・・今後、女優としてのシンデレラストーリー歩むのかが楽しみ。
散漫としている
有名な役者をそれなりに使おうとすると散漫とする、集中を欠く。話はありきたりで主人公はステレオタイプの傲慢だが、中途半端さが魅力を半減させている。
年齢層の高い客層にはマッチしている内容に、ついもっと面白いものが見れるかと期待していただけに残念。自主制作であればどんな作品を作るのか、という興味は湧きました。
気付かされます
今年7本目。
良かったです。
主役の年齢設定が近いせいか、改めて気付かされる事が多々あります。
何かね、考えてしまいます。
これでいいのか?と。
日本映画が、好きではないですが、これは良かったです。
一つだけ、気になった事を言うなら、音楽が暗い。
サスペンスに聴こえます。
特に最後。
これがなければ、星をプラスしたのに。
繋がりの大切さに気づかされた
『大切なものはいつもなくしてから気づく』
『人はいろいろなものや人と繋がってこそ生きていける』
そのことにあらためて気が付かされた作品。
観ているうちに、登場人物のセリフが自分自身の実体験や思いに重なり、日本映画の良さをあらためて噛みしめることができた。
登場人終盤、げんさんの家の前で曳山を止めるシーン等、自然と涙があふれてくるシーンがあり、観終わった後、すがすがしくも温かい気持ちになれた。
若い世代の人にはあまり響かないかもしれないけど、40代以降の方は観て損はない作品だと思う。
普通。
めちゃくちゃ普通!演技にやらされてる感があるシーンがちょいちょい見られたのと、竹野内さんの棒読み?というか、ああいうスタイルなんでしょうけど苦笑 喜怒哀楽がはっきりしてないというか…苦手ですね。ちなみに泣けるような感動ものではない気がします。
「繋がり」の大切さ
子供から若者、中高年、老人、或いは友人や夫婦の間の愛情や思いやりと言った、様々な「繋がり」の大切さを改めて感じさせてくれる映画。新湊出身の東京都民としてそう感じる。
新湊では本作の曳山祭や獅子舞と言うお祭りがあって、練習を通じて年寄りから子供までが「繋がる」場が連綿と継承されている。また、曳山祭本番では皆が「いやさー」と叫ぶ事で一体感を感じる事が出来る。因みにこの映画の撮影時も、撮影が終わった深夜まであのテンションだった。。
そして、このテンションは甲子園の応援でも発揮され、30年前の新湊旋風は有名だけど、今だに「いやさー、いやさー」とはたきを振りながら球場を揺るがす様な、地元愛全開の応援は全国的にも有名である。
そして、富山湾に浮かぶ様な雪を頂く立山連峰、内川の夜景、川面に映る提灯山と言う人に自慢したくなる美しい景色も、新湊と言う一体感を高める事に一役買っている。
そういう意味で都会では希薄になりつつある、世代や地域を跨いだ広く強い「繋がり」が残る地方の象徴として新湊を選んだのは必然だったように感じる。実際、自分も新湊に帰るととても居心地が良い。そんな「繋がり」の大切さをこの映画は伝えたかったのだろう。
演技としては、個人的には西田敏行と室井滋が演じる夫婦が素晴らしかったけれど、失礼ながらノーマークだった新人の高橋ひかるさんの、難しい役どころを見事に演じ切る演技に驚いた。
新年に清々しい一本
それぞれの奥底に潜むものには極力触れずに、とある数日間の出来事をある意味で淡々と描く。だから、細かい所よりも其々の感情の起伏に寄り添いながら気持ち良く観させて頂きました。自分の中の「繋がり」を掘り起こされた感じです。
お正月映画として・・・・・、みんなに元気をプレゼント
かつての日本の良いところが失われつつあることによって生じてしまった、過疎とか格差について、
「諦めるのは、まだまだ早い、」
・・・・・そんな気持が湧いてくる、制作スタッフさんからの、激励のエールのような迫力のある作品でした。
きっと、農業を営む方からサラリーマンの方、あるいは、サラリーマンを目指す学生さんまで、たくさんの方々に受け容れてもらえる作品・・・・・、であって欲しいと感じました。
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