「記憶の移植?」クリミナル 2人の記憶を持つ男 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶の移植?
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記憶移植と聞いてB級SFの臭いがしたがケビン・コスナーを信じて観ることにした。
記憶喪失のエージェントはマット・ディモンで既出だし蘇生させたらロボ・コップになるので脳手術を思いついたのだろう。今の医学では無理なのは分かっているが違和感をどう和らげるか説明に懸命さが伺えるものの博士がトミー・リー・ジョーンズでは真面目に受け取れない。
クリストファー・ノーラン監督だったらもっと面白い映画になったと思うが只管二重人格に悩まされる主人公を追うだけ、それも凶悪犯のイメージの方の印象が強すぎて何をやっても不信感を持ってしまう。CIAが弱くて頼りないしアクションも物足りない、テンポも悪いのでサスペンス感はあまりない、62歳のケビンでは旦那の蘇りではなく孫を可愛がるおじいちゃんに見えてしまった。
結局何が売りなのかよくわからない映画だった。
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