名古屋を拠点に活動する男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」のメンバー総出演による初の劇場用作品。2015年、名古屋。ロックバンド「リズムヘッド」のイベントステージ演奏中に大きな落雷が起こる。停電の後、照明が入ると、ステージ上に倒れたギタリスト正巳の上に木下藤吉郎秀吉と織田信長が現れていた。戦国時代から現代へタイムスリップした信長と秀吉は、リズムヘッドのメンバーとして活動することとなる。しかし、父の夢を叶えるためにロックバンドにこだわる正巳は苦悩する。さらに松平竹千代(徳川家康)が現代の名古屋に登場。所属芸能プロの社長・柴田によって家康もメンバーに加えられ、「エンターテインメントを究極まで突き詰めた新しいアイドル」として、6人組グループ「サムライ・ロック」が誕生する。「BOYS AND MEN」の11人のメンバーが「サムライ・ロック」、ライバルのアイドルグループ「バディーズ」のメンバーを演じる。
【賛否両論チェック】 賛:主要キャストはほぼ「BOYS AND MEN」なので、ファンなら絶対楽しめるはず。「自分の道を自分で切り開く」という信念もステキなテーマ。 否:ストーリーは当然ながら荒唐無稽なので、本格派には絶対不向き。
キャストはほとんど「BOYS AND MEN」で構成されていますので、ファンにはたまらない作品だと思います。また、ボイメンの斬新な歌やダンスが存分に観られますので、ファンならずとも楽しめそうです。 内容としては、ストーリーや展開はかなりご都合主義なので、ツッコミ始めたらキリがなさそうですが(笑)、それを言うのは野暮というもの。現代に来てしまった信長が、自分と同じような境遇の正巳と出逢い、やがて親の背中を追うことをやめて、自分の運命を自分で切り開いていこうと決意していく様が、非常にカッコよくて痛快です。 そして何といっても、耳に残る主題歌も注目どころ。ボイメン好きの方もそうでない方も、是非チェックしてみて下さい。