劇場公開日 2015年8月15日

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「ラストシーン。生きてくれ、という父の願いがいたたまれなくてしょうがなくなる。」ふたつの名前を持つ少年 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ラストシーン。生きてくれ、という父の願いがいたたまれなくてしょうがなくなる。

2015年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

逃げろ、逃げろ、とにかく生きろ、生き延びろ。
そんな父の願いが、スルリックを勇気づける。
表情を巧みに使い分ける名演!って感心してたら、なるほど双子か。
1年ぐらい間を置いて感情をリセットして撮っているのかと思った。
それでも、双子の二人の白熱の名演は必見。
第二次大戦下のポーランドで生き延びたユダヤ人少年と、我が身を顧みず彼を助けた大人たちの物語。
最後、父とスルリックが別れたシーンでそんなことが起きてたなんて。それでも、生きようとしたスルリックの姿にただただ涙。
ストーリーをとやかくイジるスキなし。オススメ。

あ、邦題がナンセンスだね。原題「RUN BOY RUN」のほうが全然いい。映画のテーマがぼやける。

栗太郎