劇場公開日 2015年11月27日

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「大衆という名の狂気。」黄金のアデーレ 名画の帰還 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大衆という名の狂気。

見た目の渋さよりも、ずっと楽しめる一本。

先の「ミケランジェロ〜」と併せて観たい、戦後どさくさ美術史。
絵画と思い出と、過去と現在を巧く織りなす作劇と。
役者陣の演技が魅力的だったのが良かった。

ただ、主役というかヒーローはどうしても弁護士だよなぁ。
歳を取っても言う事をコロコロ変えて、自己中心的に周りを振り回す我儘な女性像は、映画的には必要だとしても(「ウォルト・ディズニーの約束」もそうだ)。
個人的には何もその人には魅力を見出せないのがしんどかった。
対照的なド根性奥さんが出てきたのが、本当に救い。

とまぁ個人的な感情は別としても。
楽しんで学べる大人な雰囲気の作品。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ