「良い映画」黄金のアデーレ 名画の帰還 ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
良い映画
こういう映画が『良い映画』なのだと思う。
自分が解消可能な誰かの苦境、立ちはだかる障害、周りの人々との軋轢と和解、そして大団円… そうした実に映画的なカタルシスが大袈裟過ぎない作法の中で語られてゆく。
(実話ベースだからスッキリと行かないところもあるけど…)
見方によっては「金目当てなんだろ」と思われかねないところを、ヘレン・ミレンが演じることによってそう思わせない品格を醸し出す。また、ライアン・レイノルズが良家の出身でありながらパッとしない感じを上手く出してましたね、いやそういう人なのか知らんけど。
しかし、今年は『ヒトラー暗殺 13分の誤算』といい『ミケランジェロ・プロジェクト』といいナチがどうやってユダヤの人達を搾取したのかを詳細に描いた映画が多くて、大変に色々と考えさせられました。
これを他山の石として学ばねばね。
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