スノーデンのレビュー・感想・評価
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ガーディアン誌の凄さに驚き
世界中を騒がせたスノーデンの内部告発、映画だからどこまで真実かは分からないが、オリバー・ストーン監督はNSAの干渉を懸念してドイツで撮影、実際にモスクワのスノーデンを訪れて映画を見せて意見を求めたそうだから脚色は少ないのでしょう。
保守的だったスノーデンがリベラルに目覚めたのは恋人リンゼイの影響が大きかったのは分かったがベッドシーンまで組み入れる必要があったかは疑問、よくあるB級映画にみえてしまうでしょう。同時に回想形式でなく時系列に描いた方がスリリングで良かった気もします。
むしろ、映画の評価ではなくスノーデンをどう評価するかで決まるような気もします。日本でもセキュリティの細工を行っていたことは初めて知りました。文春には当時の関係者に彼のことを取材して欲しかった気もする、それにしてもガーディアン誌は凄い、真のジャーナリストとは彼らのことだと言っても良いでしょう。
さて、で、愛の無いAIで良いのかなぁ?
『戦場に若者を送っているこの国が悪い』映画の中の台詞。
これがアメリカのかえりみない道徳観。つまり、だからこそこの国の国民であれば、自由でなければならない。
とまぁ、そうなるんだけど。
純粋な自由なんてないわけだから、この位の事はあるだろう。問題は別の所にある。
さて、
仮想敵国、敵国をはっきりしてもらいたい。例えば、日本は日米安◯保障条約があるから◯メリカは仮想敵国では無い。しかし、アメ◯カは日本を仮想敵国の一つにしている。従って、日本にとって敵国の北◯鮮よりもアメ◯カの扱いの方が厄介だと言う事だ。
また、NAT◯に於ける、敵国、仮想敵国がどうなっているかもはっきりすべきだ。
彼は2011年に東京にいた様だ。さて、東日本大震災に遭遇しているのだろうか?この映画の中では、その点を一つも触れていない。
人として
実話とは。
内部告発⁉️
それもアメリカ🇺🇸相手だとは、命知らずだな❣️
前半チンプンカンプンのワードの羅列。
NSAという組織を初めて知った。
悪者はC◆Aだけじゃなかった。
世界中の人々の監視⁉️
一番こたえたのは、
中東の国の映像が一瞬流れ、ポン、と言えば、
そこが爆撃されてしまっている。
繰り返し後2回。
もちろん人がいて木っ端みじん。
ターゲットとする人の携帯めがけて狙っている。
エドが確認した。
その携帯を本人が確かに持っているのか?
ここではわからない。現地で確かめる。
狙った本人以外が持っている可能性も充分にある。
以前🇺🇸ドラマでも観たことはある。
テロ首謀者を狙ってその親族の結婚式場に。
アメリカを非難する意味がわかる。
仲間との会話で、
犯罪だ、いや、戦争だから違う。と交わされる。
この是非を世界中に問いたいとエドは立ち上がった。
自分は、テロを防ぐ為だと信じて働いて来たが、
リンゼイとの内輪話の真実を当該者の自分よりもC◆A高官が断言する怖さ❗️
wikiを見たかったが無かった。
イギリス紙が協力して世界に発信。
香港は見逃し、
ロシアへ。今の情勢大丈夫か、とは思うが、
この地がエドたちにとっては一番安全か。
ラスト近く、データコピーし、
ルービックキューブに入れるとは。
あんなにルービックキューブが好きかとは疑問。
勇気
内部告発する度胸に加えて、1人で告発した勇気
告発した後の代償を鑑みても世界に発信する勇敢さ
こんな素晴らしい人が逃亡しなければならない世界とはなんなのか
こんな英雄がスパイだと追われる身になる法律とはなんなのか
映画の内容は専門用語が多くて結構難しいけど、
ノンフィクションはこういう偉大な人を知れるから
頑張って見た
心の声に従った
元NSA( 米国家安全保障局 )の契約職員だったエドワード・スノーデンをジョセフ・ゴードン=レヴィットが熱演。端正な顔立ちが似ており、常に監視される恐怖、良心の呵責を一層リアルに感じた。
その後スノーデンは、ロシアに亡命し、妻となったリンゼイと共に幸せな家庭を築いているらしいが、今尚ウクライナへの武力侵攻を続けるロシアを、彼はどんな思いで見つめているのでしょう。
ーXKEYSCORE
ーメキシコ・ドイツ・ブラジル・オーストリア・日本
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
思い詰めすぎ
僕の正義感が薄いせいですかね?
スノーデン氏が正義のために思い詰めすぎに感じました。
殆どの人は影響無いのに自らの生活捨てて体制側の告発をします。
なんでそこまでするのか、ちょっと理解できなかったです。
インターネット社会だからこそ貴重なコミニュケーション手段
「スポット・ライト」や「ペンタゴン・ペーパーズ」同様告発もの。それらが新聞社からの告発に対して、こちらは、マスコミは介在するが、告発そのものはスノーデンという内部告発の本人からだったのが異なる点だ。
さすがに社会派のオリバー・ストーン監督だけあってサスペンスタッチの仕上がりは実にうまい。ただ、マスコミが発表した後の、彼へのハッカー行為やスパイ行為の嫌疑で逮捕されると言う危険性から逃亡することになるが、香港からモスクワへたどり着くまでの、ハラハラドキドキ感をもうちょっと深めていった方が映画としてはより面白くなったのではないだろうか。また、彼が持ち出しそうとしたメモリーカードをルービックキューブに隠したが、門を出るときのセキュリティチェックで、それだけ見逃したのはちょっと嘘っぽい気もするが、事実だったのだろうか?もし事実だったらちょっと間抜けであるが。
あと、個人的な好みを言えば、シャイリーン・ウッドリーはちょっと苦手なタイプ。
それにしても、 仕事はもちろん、国や恋人までも捨てる覚悟で告発したスノーデンは尊敬に値する人物だとは思うが、ちょっとかわいそうな気もする。恋人は結局彼と一緒に住むためモスクワに行ったというテロップには少しほっとしたが。
ただ、この映画でいちばん気に入ってるのは、同僚と手話でメッセージを伝えたシーンがあったこと。電話やメール等だとハッキングされる可能性もあるので、この原始的な伝達手段がインターネット社会では思わぬ価値があると認識したことであった。
スノーデンの天才ぶりがすごい!
元々は軍隊所属だったスノーデンだが、CIAのハッキング対策に移り、その才能を発揮する!
スノーデンの天才ぶりと、その苦悩、覚悟、行動力が見応え十分。恋愛の部分も含まれているが、個人的には
男性向けな映画かと。
ルービックキューブがほしくなる!
社会派としてもそうでなくとも楽しめる
何故だか余り面白そうな印象を持っていなかったので観るのが遅くなりましたが、観てみると完成された非常に美しい映画でした。
「事実は小説よりも奇なり」を地で行くようなショッキングな陰謀と勇敢に立ち向かう主人公。
一方向からのみ描かれたストーリーなので映画を通して主張されるもの全てを鵜呑みには出来ませんが、それでも価値あるドキュメンタリーだと感じました。
また忘れられやすいニュースよりも残りやすい映画という形でこのストーリーが残ったと言うことにも意義があるのかと思います。
全体を通して緊張感が張り詰める中随所に登場人物の暖かみが感じられ、社会的な面を抜きにしてヒューマンドラマとして観ても十分に楽しめる映画だと思います。
恐ろしい
今でもアメリカと仲違いしたらボタンをポチッと押されて日本のNETや電気をダウンさせる事が出来るのかと思うと恐ろしい。
映画は淡々と告発をする為の作業を続けて行くだけで凄く長く感じた。
スノーデンが訴えた問題をすり替えてしまっているような
ネット監視社会の脅威がそもそもよくわからないという人にはとてもわかりやすく作られた作品だと思いますが、スノーデン事件にかかわるノンフィクション作品とうたうにはかなり問題があるような。(脚色しすぎという点で)
ストーリー上ドラマティックでとても見やすい作品であることは間違いないです。その点はフィクション且つエンターテインメント作品として十分に楽しめます。
けれど実在人物のスノーデンはプライバシーの侵害は言論の自由を奪われることであると訴え、人権侵害の問題を提起した人間です。アメリカが個人を監視することで民主主義は独裁主義変わるだろうと社会に警告した人物です。
本作中でもその点には一応触れているものの、焦点はシステムの軍事利用の方にスポットがあたってしまい、作中彼の怒りの沸点が自分の作ったシステムがいつのまにか軍事利用され、罪なき人々の命を奪っていたことにより暴露に至るため、彼の訴えの趣旨が異なり過ぎてノンフィクションというにはあまりにもひどいと思ってしまいました。
この作品を見る人は、スノーデン氏が命がけで訴えた根源を忘れないで欲しいと思います。彼は自由の国を愛しているから国民に警告を決断し、国に戻れなくなりました。そして悲しいことにアメリカと不仲である国に助けられ、人権弁護団の頭脳を持ち寄っても司法が彼を守ることは難しいそうです。
ハッキングもクラッキングも可能な彼が最終的にアナログ式の情報交換に頼りながら亡命できた点。すべてが本末転倒なだけに事実は物語よりも切ないものがあります。
このあとドキュメンタリー映画「シチズンフォー」を観ることをお勧めします。
議論を始めるために情報がなければ、僕らは迷子です
映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督)から。
アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた、
元CIA職員エドワード・スノーデンの実話だから面白い。
まだ数年前に発覚した事件として記憶に新しいからだ。
どこまで事実に忠実なのかはわからないけれど、
会話の節々に、なるほどなと思うメモが増えた。
「人生で最も重要な日は?」「 9.11です」
「インターネットは世界中の人々が、
理解し合えるようにするテクノロジーです」
「テロを止めるのは、糾弾ではなく頭脳だ」
「20年後にイラクは見捨てられる。
テロは短期的な脅威だ、真の脅威は、中国・ロシア・イラン。
サイバー攻撃を仕掛けてくる」
「戦闘の第1ルールは?」「敵に悟られるな」
「もし1人でも外部の者や議会に知られたら?」「敵にも知られる」
「秘密保持が防衛だ、防衛が勝利に繋がる」などなど。
そして最後に「暴露は正解だった?」と尋ねられると
「もちろん議論を始めるために情報がなければ、僕らは迷子です。
権力がある人々が、全て機密にして隠そうとすれば僕らは糾弾します」と。
誰もが日々監視される可能性がある情報の世界、恐ろしい時代になったな。
オリバーストーンの現代戦争映画。
私的には良かった。
まずオリバーストーンと言えば戦争映画だから。
ベトナム三部作を見てる私のイメージが少々…
だけど、クリントイーストウッド作品に近い
本当の話を凄く良く現代的かつ分かりやすく
表現してあった。スノーデン氏のしたことに
賛否よりも事実をリアルに観れた気がする。
もちろん主人公にも愛嬌があると思った。
こーゆー情報機関で働いてるのは
アイビー出のムキムキマンだから。
なのに、この人てんかん持ちの低学歴。
だけど独学で乗り越えてきた努力家。
そして彼には彼なりの信念があったこと。
あの最初の面接の教官との面接の話
スターウォーズのソロ
肩をすくめるアトラス
上記2点は興味深かった。
そしてリベラルな彼女の影響もあってか徐々に
愛国者から自分の信念を貫こうと努める彼は
テロは短期的な脅威
だれも選んでないけれど…
安全に遊びたかったら入場料を払って当然?
現代の戦場はevery where!
先頭の第一ルールは敵に悟られないこと。
誰かに悟られるだけで敵に悟られる。
教官と狩りをしながら会話をした時は未だ
愛国者だったけれどハワイで遂にブレイクスルー。
秘密保持が防衛に。
防衛が勝利に繋がる。
という言葉に惑わされずに暴く。
たしかに本当にこれが世界の現状なんでしょうけど
彼女の気持ち分かるなぁ。やましいことしてないし
ピンとこないって話。だけどパソコンのカメラは
速攻で私も何となく隠しました。笑
でも手話っていいね。ハワイの同僚だった
パトリックとエドの手話のシーンすごく良かった!
対価
135分という時間だったが一瞬の様に感じられた、実話を基にした映画であることは知っていたし当時のニュースも見た自分であったが、鑑賞してみてスノーデンが行った行動の重大さに驚きを禁じ得なかった、全国民の情報がまるでグーグル検索のように簡単に調べらることができインカメがあればライブ映像も見られてしまう、プライベートや個人の尊厳なんてものは無くその事実を知るのは一部の人間だけ、テロなどを未然に防ぐためとはいえ、そこに正義はあるのだろうか。
劇中では怖いと感じるシーンがいくつかあったがこれは実際に起きていたことなのだ
個人の感想としてはスノーデンの行動は
賞賛すべきものであると感じている、
知っているか知らないのかでは天と地ほど差があるらだ。知っていれば行動に起こせるが知らなければ何もできない最後のシーンではオバマ政権にデモをしているが、スノーデンが戦わなければデモはそもそも起きなかったのだから、
純粋に楽しめたし同時に怖くもなった
所々に入る恋愛描写が癒しだった (笑)
考えさせられて
スノーデンの事件のとき、まだ学生だったので気にも留めない事件でした。
ただ、現在IT系の企業で働く中で、セキュリティに関する問題について知りたくなり、この映画を観ました。
アメリカの属国である日本は、想像以上に属国だなと感じました。。
自己主張を控えたオリバー・ストーン
オリバー・ストーンはなんか苦手。自分の価値観を映画にべっとりと貼り付けてそれを観客に押し付けられるような気分にさせられるからだ。なんとなく、映画からストーンの「俺様感」を見つけてしまう。正直、「スノーデン」はどうかなぁ?と思っていた。スノーデンの伝記を装ってストーンの自己主張が始まるのかも?なんて思っていた。まぁ実際そういう部分もないわけではないのだけれど、でも実際の作品を見たら、なんかオリバー・ストーンちゃんと一歩引いて客観的な演出してました。意外や意外、「スノーデン」しっかり楽しめました。やっぱりちょっと頭でっかちな感じは相変わらずオリバー・ストーンぽいなって感じはしたものの。
何より、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの演技がとても良くって、いつもと声色を変えてスノーデンを完全に自分の中に落とし込んだ演技。彼の大きな存在感があることで、この映画が「オリバー・ストーン映画」ではなく列記とした「ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の伝記ドラマ映画」として成立した感じ。最も観客に近い視点を持つ役柄として登場するシャイリーン・ウッドリーや、どんな映画でももう憎らしい程に達者で巧いメリッサ・レオも含めて演者がとても良く、ドラマティックで見ごたえがあった。
これは現在進行形の事件であり問題の話。今後どう展開していくのかもまだ不明瞭なこと。もちろん、知らずに監視されているというのは気分が悪いものだし、映画を見ていても、実に単純に「怖い」という思いが沸いてきた。これだけインターネットが普及していながらも、社会がまだインターネットに対し未熟な発達しかしていない(社会の発達をネットの発達が追い抜いてしまった)今、一度ちゃんと現実社会とネット社会のそれぞれの在り方についてきちんと考え、自分の手で守れるものは守らなければならないと改めて思った。
Macのカメラを塞ぎたくなる
事実は知っていたけど背景は全く知らなかった、エドワード・スノーデンの実話を元にした映画。好きな俳優さんの一人であるジョセフ・ゴードン・レヴィットさんが演じるという事で観てきました。
これが実話なのか…と思うと、ある程度分かっていた事でも、やはり怖いな、と。今、映画を観ている自分達が逆にスクリーンの裏から監視されているのではないか…?家に帰ってから、パソコンのカメラをマスキングテープで塞ぎたくなります。
米国では今日でも賛否両論あるようですが(当然、彼の行いによって救われた人もいれば、被害を被った人も多くいるでしょうから)彼は真の愛国者だったからこそ、この行動を起こしたのだろうと、映画を観て背景を知る事で、感じました。最後のシーンは、ジョセフから気づいたらスノーデン本人に変わっていて、現在に繋がったところが、うわ!っと驚くと同時に、ああ映画じゃなくてこれは事実だったと再認識させられました。彼の行動は正しい事だったのか…結論は出せないけれど、涙が溢れる瞬間でした。
観て損はない映画だと思います。
「なぎ」は弓へんに前の旧字体その下に刀
ジョセフ・ゴードン=レビットという役者を常に注目している。初めは『インセプション』。バッドマンのロビン役や、ビル間の綱渡りも観た。この俳優を日本に例えるならば・・・堺雅人は顔が似ている。しかし、一番そのポジションは草彅剛なのではないだろうか?飄々としていて、役柄をきちんと把握し表現する。非常に器用な役者なのだろう。
そんな人がこの稀代のホイッスルブロワーを演じる今作品は、オリバーストーン監督なのになかなか上映館が少なく、観ることが困難だった。
で、やっと東武練馬なんて初めて行く場所で観たのだが、さすがオリバー監督の作り込み、これぞハリウッドなのだろうと噛みしめた。バックに流れる音楽もその時の主人公の心情や情景をきちんと表現しているので、丁寧にその気持ちを捉えることができる。
ただし・・・如何せん、プロットが難しすぎ。頭が悪いから映画で起こってる出来事がどれだけマズいことなのかを実感として受け止められずに映像が流れてしまう。それは現に実際に起きた事件自体が未だ全容の解明に届かず、当の本人はモスクワの霧の中に身を潜める状況だからである。そして、難解なコンピュータープログラム。『プリズム』『Xファイルスコア』等々、このプログラムが一体どういう仕組みで情報を抜き取ることができるのか、頭が整理できない内からドンドン話が進んで言ってしまう。
しかし、壁一面の遠隔映像で上司からの威圧的な話や家族のプライベート情報の人質等でスノーデンがこの状況の暴露を決意するところから香港経由のモスクワ行き迄は疾走感を持って観れた。スパイ映画さながらの逃走劇はこれが本当に行われたとしたら、綱渡りではないが、強い運を感じざるを得ない。特にルービックキューブの件は、伏線の回収も相俟って、緊張のアイデアだったと感じた。
ラスト、トークショーが終わった後のあのスノーデンは、本人ではないだろうか?多分・・・
追記
何故、スノーデンは全てを犠牲にして暴露することを決意したのか?
『てんかん』という病気が発症するシーンは2回。一つはパスタを作る場面。もう一つは友人のパーティにおいて、恋人が男と仲良く談笑している姿を目撃してしまった場面。前半は湯気、後半は飛ばしていたドローンの点滅。日常に常につきまとう発症のきっかけ。その地雷はどこに埋まっているのか誰にも分からない。常にそのきっかけが自分を縛り続ける。常に常に・・・
勿論、『てんかん』そのものが死と直結する症状では殆どない。只、これはある意味精神的な部分においては『死』よりも自分を蝕む悪魔であろうことは想像に難くない。より高度な仕事や生活を望み安定させる人生そのものが、この悪魔との契約を結ばなければならない矛盾なのだろう。摂薬すれば思考が覚束なくなり生活の維持は困難。しなければ悪魔が鎌首を振る。
勿論、持ち前の正義感が土台なのだろうが、彼は国家だけでなく自分自身の病気からも逃げなければならない身の上だった訳だ。
スノーデンという人間の本性はそれを観た人それぞれの感想なのだろうが、しかしこの顛末は彼のみが考え実行したことであり、それを誰も非難してはならない。
それこそが『自由』なのだから。
とかく、『自由』は面倒くさい。そして、『自由』は眩しい・・・
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