劇場公開日 2017年1月27日

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「シン・リベラリズム」スノーデン たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0シン・リベラリズム

2017年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

音響や演技はもう一捻り欲しい所だ。

日夜情報に振り回され、自分なりの考えを持って行動する事が困難な時代に、改めてこの事件を世界へ投げかけた事に意義がある。
しかし滅私で公に務めた彼の生活を通して見ると、どうしても情が湧いてしまう為、彼の行動を是とした表現と言えなくも無い。
これは単一的な見方を誘発し問題とも思えるが、偏っている事は映画として減点されるべきポイントでは無いと考える。

彼は愛国者とあるが、多大な国益を損なった事も事実。
国民に選択を委ねているようだが、国家が神の視点を持つべきなのか否かなど、誰かに決められる事では無い。
つまりスノーデンは英雄でも犯罪者でも無い。
福音を与え、厄災を撒き散らすシン・ゴジラである。

たろっぺ