「人間の価値を問う、今の映画。」太陽 坂田亭さんの映画レビュー(感想・評価)
人間の価値を問う、今の映画。
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キュリオとノクスという二極化した人種の世界を通して、現物の人間の存在価値を描いた作品。自然あふれるキュリオの世界の残酷さ。その中に微かにのこる人情。機械化してスマートなノクスの世界のこれまた残酷さ。人間は果たしてどちらに向かっていっているのか。大きな問いがそこにはあった。
ノクスの世界はまるで今、自分たちが実際に暮らしている世界のような描かれ方をされているにも関わらず、なぜだか自分たちの近い未来のようにも思える不思議な感覚は恐怖でもある。全体を通して、重要となる世界観の作り方がとても興味深い見ものだった。
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