キャロルのレビュー・感想・評価
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キャロルの美しさ
流れのままに生きる
朝からリリー、そしてキャロル。
ケイトは素晴らしい女優さん。人を超越した正に
女優と云う生き物、ルーニー・マーラ、タトゥーから
好きになった女優さん。美しき肌をまたも作品に残して頂けた事は、本当にありがたいこと。
キャロル、この作品映画館に足運びTSUTAYAさんで
借りる事2回目という事は見るのは3回目。
いっそのことDVD買えよと思う方もいるかもしれないが、そうではないのだ。TSUTAYAさんの店舗に行った時に自分が好きな作品が借りられるてるのを見たら
嬉しくなる。逆に借りられてなかったら寂しくなる。
そう云う事、そしてTSUTAYA店員との会話を楽しむ。手に入れて仕舞えば愉しみが減ってしまうのだ。
待つ・観る・想う・思い出す。
そんな事を今思いながら映画館に足を運ぶ。
何故惹かれ合ったか分からない!!
初っ端に一目惚れしてしまう事もあり、何故惹かれ合ったのか分かりませんでした。感情移入や共感ができず、ひたすら退屈でした。雰囲気作りと格好良い()煙草の吸い方は追求できていたと思います。「本年度アカデミー賞最有力!!」等と書かれてしまうと、同調圧力に弱い方は何だか高尚な物のような気がして、面白く感じてしまう部分もあるのではないでしょうか。
彼女らの呼吸さえも聞こえてきそう
第88回アカデミー賞で多くの部門でノミネートされていまのでずっと気になってた作品。こちらの期待を裏切らなかった。
離婚間近のマダムと若い少女二人の恋。
ストーリーももちろんイイものの、とにかくその描写の美しさも二人の演技に感動した。
50sの町並みやファッション、ジャズなどの音楽、すべてがマッチしてこの映画の雰囲気全体が統一されていて、とてもすばらしい。
カメラワークなどの演出は二人の女性の呼吸すらも鑑賞者に伝わるかのように寄り添ったもので、ルーニー・マーラとケイト・ブランシェット二人の演技力を存分に生かしていた思う。
LGBT系は内容が重いために演出が工夫されていることが多いが、そのなかでもかなり自分好みの演出だった。
ケイト・ブランシェットが美しすぎる
美しいことは罪なのです…。
ケイトブランシェット様、極めり!って感じ。 生々しいベッドシーン、...
「私に才能があるなら」「それは他人が教えてくれる」
映画「キャロル」(トッド・ヘインズ監督)から。
設定は、女性同士の同性愛の話だけど、
作品を通じて感じたのは「予告編」で見つけたフレーズ
「心に従って生きなければ、人生は無意味よ」
しかしながら、この1行では、この作品を思い出せない。
だから選んだ台詞は、まだ出会ったばかりの2人の会話から。
「あなたの夢なの? 写真家が」
「そうです、私に才能があるなら」
「それは他人が教えてくれる。あなたは努力し続ければいい。
正しいと思うことをやり、流れに任せて」
「そうですね」・・・の一部を拝借した。
誰でも「目指す分野で、自分に才能があるか、どうか」は、
気になるところであるが、短い人生の中で迷い悩む時間は勿体ない。
もし才能があれば、知らずと他人が評価してくれて、
気がついた時は、注目を浴びているはずだから、
始めたばかりで、才能があるか、ないかを心配するよりも、
とにかく、夢中になり続けなさい、とアドバイスしている。
あなたのとった行動が、世間の常識と違ったっていい、
歳を重ねて人生を振り返った時に、後悔しないためにも、
その時その時に、自分の心に従ったか、を判断基準としたい。
最近、同じようなことを考えていたので、妙に心に残った。
ヒアアフターを目だけで伝える・・・
美しい映画、人物と背景と
胸を抉られる 現在も変わらない状況を思う
まず大前提として。
素晴らしい映画でした。しかし、あまりに投影をしすぎてレビュー自体も客観的とは言えないと思いますが、映画自体はとても素晴らしく、色々な人に見ていただきたいです。
(内容が響く響かないはかなりあるかと思いますが、一度は見ていただきたいです。)
↓↓↓以下ネタバレ、自分語り含むレビューです。↓↓↓
自分はバイセクシャルの女です。
昨年恋人の女性と別れた自分には後半が辛すぎてずっと泣かずにはいられませんでした、、。
理由はなく、ただ恋に落ちていく。それがたまたま同性であっただけ。
長らくなかった喜びや、美しさに心躍るが、沢山の現実が当然そこにはあって。
同性愛自体が病気とされ「治療」を施されるキャロル。娘を取り戻す為に仕方なく「戻る」様。大半を諦める。それが「子」の為だと言わざる終えない状況。関係性すべてが異常とされる所など、かなり当事者的には胸を抉られる内容でした、。
勿論自分が被害者であると言うわけではありません。ですがそこに横たわる「現実」を思いっきり突きつけられた感じがしました。
それこそ帰る途中で吐いてしまうテレーズの様に、。最後の最後で(勿論どうなったかは分かりません)、少し希望が見えたのが救いでした。
実際、キャロルやテレーズにも矛盾はあるでしょう。でも、愛を求める気持ちを誰が止められるでしょうか。
正しいも悪いもない。ひとつの関係性のお話。
そこまで二人、ひいてはその他の人の「個性」が分かるわけでもない。それでも感情移入せずにはいられませんでした。
音楽も映像も、勿論内容も素晴らしかったです。
是非広く皆様に見ていただきたいです。
初めてのレビューをさせていただきした。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
完成された美しさ
1950年代アメリカ。
デパートでバイト中のルーニーマーラがクリスマスの雑踏のなか、目を奪われたのは宝石のような人妻ケイトブランシェット。惹かれ合う2人、突きつけられる現実、2人はどんな結末を迎えるのか?
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感想★★★★☆
とにかく完成された美しさ。
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美しいフィルム映像(スーパー16mmフィルムだって)の粒状感.
美しい構図.
その時代にしか見えない世界。美術。この映像だけでも退屈させないよう、間がもつもんな。
セリフじゃなくて、演技、カットで魅せる監督の上手い語り口。
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そして何と言っても女優2人の圧倒的な説得力。やっぱルーニーマーラ見るだけでも価値あり。素晴らしいです。
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☆が一つ少ないのは、個人的に終わり方がなー。差別のある時代だし、そうなるかな。ちょっと後半弱い感じが。。これはこれでいいのかな。あと最大の理由はルーニーマーラのオッパイは丸出しなのにケイト様はギリでお預けって!!まじかー。NGかー?
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奥さんは"完璧な"映画だったと仰っていました。
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追記.
半日考えたら、ラストシーンが良くなってきた。誰にも解ってもらえないとしても、そこにしか"本当の自分"がいないわけだ。そこでしか命を見出せなくなるのが、恋という麻薬でもある。もう平凡な日常には戻れないのだ。
ケイトのヌードも、ルーニーマーラの心のさらけ出しに対して、体は許しているが、最後の"胸の内"を見せていない。という演出に決まっとるやないか!!すいません。気付くのに一晩かかりました。評価★4.5にアップ!!
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