「2016/2/21」キャロル 智哉さんの映画レビュー(感想・評価)
2016/2/21
宝石を眺めているかのような至福の2時間
宝石の名はテレーズ、そしてキャロル
1シーン、1シーンが絵画で構成されてるような美しさ
その美しさを構成する要素こそ、テレーズとキャロルがお互いに惹かれ合うと言う恋愛感情
その映像美をさらに華やかに演出し彩っていたのが、1950年代のクラシカルなファッションと街並み、そしてBGM
総合的な映像芸術として申し分のない程よく濃厚でアダルティな世界観
この映画にとって物語はアクセサリーの如き飾りでしかなく、ただテレーズとキャロルが同じフレームに映り、そして2人が愛し合う姿を見てるだけで満たされる、と言う不思議な魅力をスクリーンから溢れんばかりに、(完全に溢れてたけど)放出していた
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