「難しい〜」キャロル M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
難しい〜
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ケイト・ブランシェットがとりあえず美しい!
1950年代を舞台にストーリーが作られていて、その時代のファッションがまた素敵!
品があり、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出すマダムをバッチリ演じていました。女優さんってすごいわぁー。
自分を偽ることの苦痛さを吐露するシーンは観ていてとても苦しかった。誰でも自分を否定されると悲しくなるだろうに。たかが好きになった相手が同性だったというだけで、なんであそこまでされなきゃいけないのか。70年も前の時代だからこそなのか。セクシャルマイノリティーにとって、生きにくい時代だったのだと改めて思う。
不幸な結婚をしたキャロルにとって、幸せになる事を諦めたような生活だった。彼女にとって夫との間でどうにも埋まらない溝があり、その溝をいかに小さくできるか=歩み寄れるかが唯一の2人で出来る努力だったように思う。結果どうなったのかは分からなかったけれど、テレーズを誘うことが出来たということは、娘との面会権は手に入れられたということか?
正直、不倫してる状態なのでそこはもう一つ共感できなかったのですが、人が恋に落ちてしまう時はいつ来るか分からない。そしてそれがお互いが惹かれあってしまうともう歯車が回っちゃってどーにも行かないってことはありえると言う事です。
女優2人のお互いが愛しくてたまらない、でも、近づけない。の演技がとても良かった。これが不倫でなければもっとシンプルなのにー!ともやっとしました。
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