劇場公開日 2016年2月11日

「ところどころ惜しい」キャロル lotis1040さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ところどころ惜しい

2016年4月21日
PCから投稿

悲しい

この映画が目指したものをまず考えたい。

この映画が目指したものは、古きよきアメリカ映画のリメイクみたいなことだったんじゃないだろうか?
それはケイト・ブランシェットがどこだかのシーンは逢引きのオマージュといっていることからも想像できる。
そしてこの映画はそれが成功した映画といえる。
この映画全体を包む空気は古きよきアメリカ映画そのものじゃないか。
そこに70年代の映画のテイストを入れて見た位まではいいのだが、ちょっとこれは違うんじゃないかと思える場面がいくつかあった。
これは入れたら台無しになる。

あと、ラスト3分。
これは、分かれるところだと思うのだが、個人的には必要ないと思う。ラストシーン、ラストカットはサンセット大通りのオマージュではないかと思うしいいカットだと思ったが、入れなくてもいい。

全体通すといい映画なので、残念な部分がとても残念。

lotis1040