われらが背きし者のレビュー・感想・評価
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旅先で出会ったロシア・マフィア(ステラン・スカルスガルド)に助けを...
裏切って守る。
人間の価値観には様々な形があって、何を重んじるかで
裏切り方も変わるんだなといろいろ考えさせられた作品。
邦題がとてもいい。この物語の全てを明示している感じ。
平凡な夫は過去に妻を裏切り、マフィアは組織を裏切り、
MI6は上司に背き部下に嘘をつく。信義を重んじる男
を描く女性監督ならではの細やかな目線がいい。銃撃戦
は控えめでヒタヒタと恐怖が迫ってくるあたりも地味め
だが、俳優陣の演技にサスペンス感が凝縮されて面白い。
旅先でこんな人助けに巻き込まれたくはないが(だいたい
自身の問題も片付いてないのにね)ユアン演じる大学教授
がそこまでやるかという好人物という点でハマっている。
あんなモデル体型の奥さん(怖いくらい)、をよく裏切れた
ものだが教授もマフィアもやっぱり家族が大事なのねぇ。
守るべきものがハッキリすると男は死に物狂いで働くと
いうプライド気質が三人に見てとれて非常に分かり易い。
(ル・カレ作品の中では感情移入しやすい作品でしたね)
家族を守る物語
淡々と
地味ながら味わい深い
すごくよかった
プリンスはなんでいちいち大物を殺すのか今ひとつピンと来なかった。あんまり気軽に恩人を殺していたら、他の子分も忠誠心を抱きづらいのではないだろうか。
主人公は奥さんにセックスを拒否られており、子供もいないのにそれでも二人でやっていこうと努めている。なんで分かれないのか不思議でしょうがないのだが立派だった。そんな男だからこそ、大してゆかりの無い家族に献身するのかな。素敵なことである。
いろいろな国をめぐり、景観がよかった。
娘がスマホをしないように取り上げておけよと思った。
なかなかよかった
上質なサスペンス
娯楽作品と言うよりはジョン・ル・カレの原作ファンに向いた作品と言えると思う。
TOHOシネマズ西宮OSで映画「われらが背きし者」(Our Kind of Traitor)を見た。
比較的マイナーな映画だと思うが、TOHOシネマズ西宮OSの12番シアターはそこそこの客がすでに座っている。
楽に映画を見たいので左右が空いている席を買ったのに、左右とも席は埋まってしまった。
主演のユアン・マクレガーの映画を見るのは2013年の「ジャックと天空の巨人」以来である。
ユアン・マクレガーの妻役のナオミ・ハリスは「サウスポー」、「007 スペクター」、「007 スカイフォール」と出演作は多い。
弁護士であるナオミ・ハリスの尻にしかれる夫ユアン・マクレガーは大学教授である。
2人は休暇中のモロッコでロシアンマフィアの亡命にかかわる事件に巻き込まれる。
上映時間は109分。
原作者のジョン・ル・カレが製作総指揮を務めているので大きく期待した。
ジェイソン・ボーンシリーズやジャック・リーチャーシリーズほどのアクションも無く、
娯楽作品と言うよりはジョン・ル・カレの原作ファンに向いた作品と言えると思う。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
ユアンマクレガーは歳をとっても素敵
ちょっとペリーがディマを助ける理由が
弱かったかな~?
多分ペリーは正義感が強いって印象つける為に
女性を襲っていた全身タトゥーだらけの
やばい男に殴りかかったシーンを作ったんだろうけど…………??って感じでいまいち正義感の強さを感じなかったし~
ありがちな隠れてる場所は子供がうっかり
彼氏に電話してばれるっていう…………
いや~18歳でそんな軽はずみな事する??
最後の爆発はディマの演技でばればれ!!
爆発してもやっぱりなって感じ(笑)
良かったのはディマの奥さん!!
無表情だししゃべらないしで愛情ないのかと
思ったら後半が良かった!!
相変わらずセリフは少ないけど動きで
旦那様への愛と信頼を感じたよね~
あんな夫婦に憧れるわ~
ペリーの奥さんも素晴らしいけど
スタイルが良すぎてそればかり見てしまった(笑)
マフィアもやっぱり家族が大切なんだね~
夫婦愛・家族愛を感じる映画でしたが
まぁまぁかな??
悪い事は隠しきれない
正義は勝つのだ~!!!
信義
信義を重んじる男と男には、わずかの時間で友情が芽生えるものなのだ
冒頭、唐突に殺しのシーンから始まる。まるで、バッターが初球を様子見しようとしていたところ、内角高めにストレートを投げ込んでのけぞらされたような気分だ。
そして、ロシアンマフィアのディマが、モロッコでたまたま出会った大学教授のペリーにあることを依頼することから話が動き出す。
ディマは、これまで散々汚いことに手をそめてきたであろうに、いまさら身の危険を察して、せめて家族だけでも助けたいなんて虫がいい。ペリーも、モロッコ旅行は教え子との軽い浮気がバレた償いなのか、夫婦間がぎくしゃくしている。だけど、ディマの家族愛が本物と感じたペリーが彼のために尽くそうとするあたりから、二人に芽生えた信頼と友情が画面に心地よい緊張感をもたらしていく。そこに手を差し伸ばすMI6のヘクター。悪人だからと粗雑に扱っているように思えたが、実は彼には彼なりの正義があった。その背景が明らかになるに従い、だんだん人間味が出てくるのだから不思議なものだ。
モロッコやフレンチアルプスの風景も綺麗で、ため息がでる。
ドンパチが少ないのもいい。だからピストルを構えたときの緊迫感が、かえってリアリティを感じる。そしてすべてがうまくいかないのも、ほどよい焦らされ方だった。ラストのオチはなんともイギリスらしい。二人の出会いがフラグになっているなんてニクイ。
役者がみな適役で、とても上質なサスペンスだった。
裏切りのサーカスは全然理解出来なかったけど…
久しぶりに邦題に納得
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