チャッピーのレビュー・感想・評価
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辛いシーンが多々
観ていてつらいなぁと思うシーンが何回もありました。そのまま気持ちを引きずり、最後まで晴れない。きちんと完結はしますが、モヤが残る展開。
そういうオチは嫌いじゃないんですが、チャッピーに至ってはどうしてもハッピーエンドを迎えてほしかったなと思ってしまいました。そう思ってしまうくらい、チャッピーが良い子すぎるのです。
最後のほうで何となく納得できない展開もありました。ずーーっと悪だったニンジャが、何故最後だけ創設者を助けて良い人になったんだろう?と。。
久々に、心にズシンと来るお話でした。
第9地区が大好きだったので鑑賞しましたが、オチは見事に同じでしたね!
途中の誰かのセリフでオチが読めた瞬間に、嫌〜な予感はしましたが…
ゾッとする未来
家族、人生の話かと思いきやまさかの
ホラーエンドだとわ…
途中までよかったけど、後半ちょっと残念かな?
最後はニンジャが奥さんの意識を握り潰して欲しかった…
私はバッドエンドだと思いましたが、人によってはハッピーエンドなのでしょうか?
あんな身体になってまで生きたいですか?
テンション
むっちゃ頭がいい人工知能を持つロボットのストーリー
どこにでもあるようなストーリーと思っていたら一味も二味も違う
人間のように死に対して恐怖を感じるシーンは悲しくもあり怖くもあり不気味でもあった
ラストのディオンの感情?精神?がロボットに転送されるシーンは鳥肌モノ
いっその事なら死なせてくれって感じだけどディオンは簡単にとゆうかホント普通にロボットの体を受け入れる
マジか!って不気味で仕方無かった
そして本当のラストのテンション!
これは必見です!笑
サイエンスフィクション弄び
命持たざる者が魂を持ったら?という主題は描き方によっては深い映画になるが、この作品はそこを狙っていない。しかし、それにしても釈然としない。
●ロボットが人間の魂を宿すという話なのにロボットも周りの人間もそのことに葛藤していない。チャッピーは自分の存在や命の尊さ、愛の価値などにろくに目覚めることなくひたすら死を恐怖して奔走するだけ。まったく愛せないキャラクターになっている。ピノキオを例にすると、人間社会に振り回されながらも最後に愛に目覚めるから感動する。メデタシメデタシとなるのだ。
ところがこのロボットは愛する者が死んでも、悪いヤツやっつける…とか、科学者が死にかけてるのに病院に連れて行こうともせず、人格をインストールするというグロテスクさ。ブラックユーモアにしか見えない。なのに映画のカラーはハッピーエンドだ。
●周りの人間も科学者も含め単細胞としか思えない浅はかさだ。せめて人口知能を開発する科学者の背景に何か背負った過去や宿命が見えないものか。
●この監督の「第9地区」は良かったけど、その後はパッとしない。サイエンスフィクションの発想を弄んだだけで、人間の葛藤に深みがない。娯楽映画として入り込めない違和感がある。
最も恐ろしいのは人間
過去2作は「権力への反逆」というテーマで、本作は「最も恐ろしいのは人間自身」かな。
舞台も機械も第9地区に近いがテーマは異なる。
出てくる人間が根はいい人たちなので第9地区のような息を飲む緊迫感や、逆転の爽快感はない気がする。
観終わった感想は「テンション」の一言。言葉の破壊力は凄まじい。 カ...
観終わった感想は「テンション」の一言。言葉の破壊力は凄まじい。
カットシーンは判りやすすぎて不自然。
本題にふれる内容じゃないんだからもう少し上手に修正して欲しかったな。
悪くないけど。
後からリメイクロボコップ見ましたけど
確かに似てるかな。
んで、AIとかロボット、サイボーグとか日本アニメものなどなど この映画の設定は興味あり観ました。
でも結果的に、ギャングスタグループに最後の方で
主役というかチャッピーより目立つ感じ。
発想としては、チャッピーの生みの親が、ロボットに意識を転送して、チャッピーと仲良く生きて行く。って感じのラストです。
斬新な発想の要素は特にないので
ちょっとありきたりな展開です。
なので、ダイアントワード演じるクソギャングが重要な所になってました。
あとひといきで面白い作品になったと思います。
ヒュージャックマンをボッコボコ(笑)
ありがちな話かと思って期待してなかったけど、私の想像とは違う展開でした!
ヒュージャックマンをボッコボコにするシーンは気分爽快で笑った!
ほのぼのハッピーエンドで私的には満足!
いやいや、ロボットやで
人間は対人間以外にも、様々な対象に感情移入出来るものである。
例えば子供の頃、大切にしていたオモチャや野球道具、よそ行きの一張羅の洋服にブーツetc.
最近では車やバイク、さらには酒なんかも愛おしく感じてしまう。
そうやって突き詰めると、映画の中のロボットに激しく感情移入して涙したって別に良いじゃないか!
……言い訳しときました(笑)
ヨハネスブルクに意味がある
ロボットSF仮想未来映画大好きな小生としては、本場からの好評の評価情報を聞いたころから、これは行かねば!と思いやっとの思いで映画館に馳せ参じた次第。
まずは、ロボットSF映画のようで、ヨハネスブルクが舞台になっているあたり、裏では宗教色のある映画と感じました。
とにかくネタバレではありますが、新約聖書の解釈が使われている様子で、でも逆に現代からの観点を取り入れて、宗教が現代に影響する関係性を批判視した描き方もある。
『チャッピー』をデザインした人がつまりは後に創造主になるわけです。その創造主が人間だから当り前に弱っちい。なので物語の終わりの方で、すぐ死んでしまう・・・でも生き返る!3日は必要なかったみたい。
そして敵対するクリスチャンがいて、彼は軍人であるが人を平気で殺してしまう。これは監督のメッセージがありそう。アメリカのことを皮肉っているのかな。
内容とは別に、登場人物について
環境設定がカオスな状態であるため、出てくるキャラクターも人間のカスでクズと呼ばれそうな人たち。しかしこれがまたいい!独特な個性があって価値観があって、彼らなりの正義を貫く。
全体としては、次の生命進化について描いているように思った。
混沌としたカオスの中から次なる次元の生命が誕生するという。
最初は弱々しい存在でも、安定となったときにコピーがはじまり、時代中心へと昇華していく。
また観たい映画の一つとなりました。
テンション
ラストで人間の意識のデータ化を成し遂げてしまったチャッピー。
救われた結末に見えつつも、「ロボとーちゃん」的な悲哀も脳裏によぎりました。人間とは?普遍的なテーマですね。
余韻に浸っていたら突然のニンジャの服でクスッとなってしまいました。
思ってたのとは違うけど…
正直期待せずに観賞。
確かに第9地区見たあとの、エライモノ見た!っていう感覚はない。
登場人物が軍事企業とギャングだけ、っていうのがこじんまりしている要因か?
しっかりSFしているし、最後の20分くらいは個人的には割と好きではある。
けど、そこまでチャッピーに感情移入できなかったので感情を持ったロボットをテーマにした作品としては致命的なのかも。
後世に語り継がれる作品にはなり得ないかな。
数年後に詳細覚えているか自信もない。
リアルスティールと第九地区を足して割った作品かと勝手に想像してたけど、トランセンデンスとアイ・ロボットとラストはタイムなエリジウムの監督作品。
黒い羊とドローン批判の印象強し。
貧しい環境には貧しい精神が宿る、とか技術者の強すぎる嫉妬とか人の嫌な側面を描いた作品でした。
SFギャング☆
とにかく私の大好きな映画
まず冒頭のこのスカウトの説明からわくわくしてた
このロボットが何をしてくれるんだろう
この22号はどうなっちゃうんだろう。
それと並行してこのギャングたちはなんだ
いろんな期待を胸に抱いて映画を見始めることができた。
まずストーリーは流れもよかった。
ラストはハッピーエンドでした。
チャッピーがどう使われるかとかは何となく読めるような話だと感じたが、ラストは何も考えずに、こんなことが起こるのかという驚き。
技術が進歩したらこんなことが起こるのかなと思うとすごい。そして何よりもこんなことを想像する人がいる限り必ず技術ってついてくるような気がしてこわい面もある。
ビジュアル的には、グロいところも一部あったけどそこまでではない。
そして、このギャングの世界観は完全にDie Antwoordのアーティストの世界観が用いられているなと感じた。それと監督のSFの世界観が良く合致していて素晴らしい!!ちょっとへたかわないたずら書きが好きだった。
何よりもこの音楽。サントラ欲しいレベル。
そして、最後にムースが出てきて感じたのは、これが戦争の現状かなということ。見えないところで人が死んでいる。これは犯罪を犯した人を罰しているが、悪いやつを殺す。そんな考えを繰り返しているからこんな世の中が出来上がってきた。
最後のチャッピーの「おれはお前を許す」って言う言葉が一番響いた。ゆるすってことがどれだけ大事か。その心を持つことが大切
とにかく好きだった。
第9地区ももう一度見直そうと思う。
怖いラスト
毎回、この監督は社会的・政治的問題を表現しているなぁ。
黒い羊とか知識がないとわからない所もあったので、少し高度な所もあるなぁと思った。自分が無知なだけか。
テンポもアクションも良かったのだけど、キャラは少し単純。その分チャッピーの心を複雑に描くという事かな?
ラスト、人の意識が簡単にロボットに移ってしまうのは怖いな、それを人間が簡単に受け入れてるのも怖いなと思った。
監督は日本のアニメに影響を受けているらしいのだけど(攻殻機動隊とかのロボットアニメ)自分的にそういうのにあまり触れてこなかった、そんな好きではないから、この世界にどっぷりとハマれなかったのかもしれない。
第九地区のインパクトはすごかったけど、それがすごかった分、やっぱり少し二番煎じ的な感じがしてしまった。
面白い。けど怖いな。 人の意識まで、コピー、転送ができるとは…ゾッ...
面白い。けど怖いな。
人の意識まで、コピー、転送ができるとは…ゾッとする。
発展していく技術と引き換えに倫理観と言うか、禁忌に触れてる気がする。実際AIの技術の進歩も目まぐるしいだろうし、無いわけではない世界。限りある命だから大切なんだよ!って言うパターンの作品は沢山ある中、チャッピーでは永遠の命に関して結構抵抗無く描かれてて新しい。実際に手に入れるし。
ただ、詰め込み過ぎててあれっ?っへ部分はあるが、面白かったですね。
バットエンドと捉えれば…
途中までのロボット子育ては好きだったし終盤のアクションも迫力あってよかったけど、終盤にかけての話の展開は全然好みじゃなかった せっかくチャッピーを成長させるなら「死」も学ばせてほしかった
あと魅力のある登場人物がチャッピーしかいないのも残念だった(もしかしたらここは意図的なのかもしれないけど)特にヒュージャックマンとギャングの描き方が単調過ぎる ギャングをただ悪いことするやつとして描くんじゃなくてその悲哀とかの描写があったほうがニンジャたちももっと魅力的になったし、ヒュージャックマンもただの姑息なやつとしか思えなかったのが残念(そもそもヒュージャックマンは悪役に見えないという問題もあると思う)
とにかく色々とおかしなところに落ち着いて映画が着地しちゃってて見終わった直後は 正直どーなのこれ⁈ という感想
ただ… もしこの映画をバットエンドとしてとらえた場合こんな恐ろしい映画はない!
つまりこの映画をバットエンドとして捉えるとこの映画の終わりは
「機会文明の発達によって命はもはやデータと同等の存在になってしまい命の尊厳も希望も失われてしまった」
ということになるし、そうなるとあんなに可愛かったチャッピーは言うなればその悲劇の象徴だったということになる
もしこの妄想通りのメッセージの映画だったとしたらこの映画は映画史に残る恐ろしい映画だ
とにかく、少なくとも個人的にはどう考えてもハッピーエンドとは思えない映画だった
ターミネーターと逆の発想
ターミネーターシリーズでは人工知能を持ったロボット達が人間を超え暴走するがテーマ。チャッピーはその逆で純粋な人間の知能と理性を持てば平和を愛する感覚が備わる。逆に善悪が判断出来るはずの人間が操作するロボット(ヒュージャックマン)が私利私欲、嫉妬に駆られ暴走する。
そして「意識」がデジタル化しソフトウェアとして完成してしまえば、肉体(ハード)はいくらでも交換が可能、と言う少し怖いテーマも感じる。
ロボット映画とすると少し違う感覚で、違和感覚えるひともいるかも。けど、少し視点変えると違う映画に見えてくるかも。
クールジャパンとは何だったのか
凄いものを見てしまったとしか言えない。日本のアニメやポップカルチャーがグローバルにどう受容され、消化されたのかという問いの最高の回答が、ここにある。ロボコップやトランスフォーマーが例えどこで撮影されてもハリウッドのブロックバスター的な価値観から一歩もはみ出さないのとは対照的にブロムカンプはヨハネスブルグに拘り続ける。その結果がハイテクとスラムの近接であったり、不道徳や暴力が違和感なく蔓延する日常であったり到底日本では物理的にも感覚的にも撮ることの能わぬ世界だ。ハイテクの固まりのロボット警官が、赤ん坊のような真っさらな心で、少年や敵対する技術者達に襲われ、チンピラギャングスタの養子として利用されながら、自分の寿命を延命させるため、創造主に逆らってでも必死になる。人工知能と魂の問題、神と被造物の関係、教育や親子関係。色々なテーマが詰め込まれすぎていて、少し消化しきれていない感は否めないものの、エンターテインメントとしての結構を外さずにまとめたところは流石というべきか。英語の訛りのきつさや山場で出てくるカタカナのテンションという文字が日本人には間抜けに見えるところも含めて真のグローバル化とは何かを理解させてくれる一本でもある。例えそれが反知性主義やマイルドヤンキーといった言葉を連想させたとしても。
AIの設定は陳腐
AIやロボットという仕掛けは映画的なオカズにすぎず、前者は知的好奇心、後者はアクションで貢献するのみ。そういう見かけよりも、チャッピーが置かれた状況を考えるとそれは世界中の貧困層で育つ子供たちが直面している状況なのだと気づく。だからそうした社会問題に対して発信する何かがあってこの作品のラストはそこへ向かっていくのだと期待するのだがそうはならないから、つまらないというか上手くないなと感じた。チャッピーが悪に染まらないことで示されたとも捉えられるけれども。でもチャッピーが絵を描くシーンは良いアイデアだった。もちろんこういうのは好みの問題。
そして『イリジウム』でのジョディ・フォスターもそうだったが、ブロムカンプ作品ではA級作品たらしめるキャストをあえて作中で酷い目にあわせるのがお約束になりつつあるような。それくらいヒューのボコられ方は衝撃的で最高に面白かった。あんなに彼がボコボコにされるなんて笑。あとシガニーがロボットメーカーの責任者というのも『エイリアン』シリーズを思えばちょっとした小ネタだったりする。
チャッピーの意識が脳センサーからデータ化されるのは意味不明だったがその辺は適当に乗り越えるとして、そういう電脳とかクラウドっぽい仕掛けがラストの中途半端なアイデアに集約されていくのは正直つまらない。
あまり考えずにチャッピーの暴走を単純に楽しむべき
思考するマシンはどこまで人間に近づけるのかといったテーマの映画は好きなので観賞した。
序盤はチャッピーがどこまで人間的であるのか?を意識して観てしまった。でもそんなテーマは薄いんだなと諦め、アクションとチャッピーの暴走を楽しもうと切り替えたら途端に面白くなった。ストーリー的にひっかかるところはあるんだがこの際目をつぶる。
で、ラスト。結構してやられた。無理矢理な終わらせ方なんだが、とてつもなく悲しくなった。黒い羊として生きていくチャッピーの姿は、現実世界のマイノリティを暗示している気がした。第九地区でも同じようなテーマを感じたことを思い出す。
ただ、生命を維持することは絶対的正義みたいな感覚には違和感を覚える。ママは自分の意志ではなくロボットの姿でこれから生きていかなくてはならない。アバターのラストと似てるが印象は全然違う。
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