「シリアス系社会派SFの良作です。」チャッピー 昴 晃一郎さんの映画レビュー(感想・評価)
シリアス系社会派SFの良作です。
色々と考えさせられる作品でした。
チャッピーが取り巻く環境は当初、想定していたのと逆で(当初はアトムの様な感じ)、
悪い環境化の中で成長していく存在でした(プルートに近い?)。
しかし、他の設定、演出は「第9地区」と共通していましたし、
異人・人間としての将来の否定も監督お得意の分野だったのでしょう…
ロボットが警察に導入される点、他のロボットで警察に入りたいというライバルの存在はロボコップを彷彿させるものがありました。
チャッピー自身は可愛い存在です。又、チャッピーの内面・外見はアップルシードや攻殻機動隊に
相通ずるものでした(監督が士郎政宗のファンであるのも影響されているでしょう)
AIの是非に関しては、観た方それぞれのご意見があるかと思うので、ここでは省略します。
しかしながら、現実世界では、近い将来AIの可能性は影響あると私は思います。
(マツコロイドなんてのもあるしね(笑))
「第9地区」に思い入れのある方は是非、鑑賞して下さい。
面白いとは言えません。しかし、決してつまらなくはありません。
観てて飽きなかったですから。シリアス系社会派SFの良作です。
頭を使う映画でした。
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