パーフェクト・ルームのレビュー・感想・評価

５人が共同で購入したロフトで起きた殺人を巡り
少しずつあかるみになっていく５人の秘密を題材にした心理サスペンス。

冒頭からずっとスリルのあるサスペンス展開が楽しめるので退屈せずあっという間に観られた。
難しいトリックや意外性はないが、単純な中に人間の我儘な心がたくさん潜んでいるのがいい。
とはいえ最終的なところは結局チープな愛憎劇になってしまいリアリティに欠けた印象…。こじつけたようなどんでん返しっぽさ。
「実は誰が誰を愛していて」というのが徐々に分かっていくけれど
そこは『愛』じゃなくて『快楽』で心を奪われて、という方がしっくりくると思う。

ジェームズ・マースデンがちょっとストーカーちっくでカワイイよね！
ウェントワース・ミラーは終始同じような表情ばっかりで飽きる。

ネタは良いのに何を間違えたのか、こじつけ感がハンパない
オチに感動もない、衝撃もない、驚きもないのナイナイづくし
B級ベルギー映画リメイク

カール アーバン
AU、NZ俳優にありがちな微妙なルックス
牛みたいな全開鼻の穴が気になる
このルックスで出演男優一モテるって設定に違和感覚えて感情移入出来ない
演技力が足りないのか、頻繁に目元だけ映しだされても、惹きつける魅力がないからお腹いっぱいになる

ウェントワース ミラー
なんでこんな映画出たの？
の一言につきる

マティアス スーナールツ
一人だけずば抜けて演技力が高く、怖かった

イザベル ルーカス、レイチェル テイラー
偽金髪と濃いアイメイクで誤魔化しているが、よく見るとさほど可愛くない
なんでそこまでこのオンナ達に惚れ込むのかよく分からない
イザベル ルーカスに至っては手入れしてない太眉毛がブサイク過ぎて平野ノラにしか見えない…
二人とも眉毛黒々、頑張って地毛をブリーチして偽金髪しました感が安物感漂う
ハリウッドに有りがちな『金髪なら美人ヒロイン』扱いが痛々しい

登場人物が多いが、誰が誰か分からなくなる。終盤、サスペンスな展開になるが、どうでもいい世界のあまり関心を持てない人たちのすることなので。

やけに単純に話が展開し、そんな訳ないよねと思っている中、何のきっかけもなく唐突にネタばらしがはじまり「え！？」という感じ。
更に又それも含みがみえみえで又々「え！？」

確かに二転三転して読めない展開だけど、ハラハラドキドキもゾクゾクも何もなく「へぇ〜…」という感じ。

でも犯人ももう分かっちゃったし、2度は見ない。