ハイネケン誘拐の代償のレビュー・感想・評価
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実話に基づく誘拐もの。 建設事業を営み、金に困窮する仲間うちで富豪...
実話に基づく誘拐もの。
建設事業を営み、金に困窮する仲間うちで富豪ハイネケンを誘拐しようと発展。
スムーズに事は運ばず、初期投資をして準備を万全にするやら、なかなか交渉が発展しないやら、そういった素人ならではのリアルなしろどもどろ感が強いて言うなら特徴。
対照にハイネケンのアンソニー・ホプキンスは最初から全く動じることもなく、完全に彼のペースにのせられる誘拐犯たち。
その後淡々とことは進み、金を得るものの仲間われ、そして順にとっつかまっていく。
なんだかこの辺がもっと凄惨な感じに演出できてると、〆であるハイネケンの「裕福とは、金を持っているか、友情かだ、どちらもは手に入れられない」のメッセージに繋がると思う。
邦題からしておちゃらけコメディかと思ったけど、とくにそういったテイストもなかったです、はい。
鑑賞の代償。
実話なんだから地味なのは承知でも、こんなにスリルのない
犯罪ものだと思わなかった。A・ホプキンスをハイネケン役に
仕立てて犯人役も豪華な面子。エー、もう少し面白く出来たん
じゃないの?と思ってしまう。怖い事件でも観る方としては、
甘甘すぎる犯人たちのうろたえと誘拐老人の一騎打ちによって
何か教示のようなものを得られるんじゃないかと期待していた
もんだからまぁ呆然。仲間割れによる分裂で窮地に陥るとは…
犯罪史上に名を残す誘拐事件というにはあまりにお粗末すぎて、
残金の行方も本当は分かってんじゃないの?(時代が時代だし)
と色々ツッコミを入れたくなる(けど)実話。名優のせっかくの
登場もこれでは勿体ないが、それだけに彼らの後人生には驚く。
物語のまとまり度は高い
続編と言うか~、スピンオフ的な企画があるのならハイネケン氏側とか警察側とかにカメラを置いた映像があると、この手の映画ってもっと深さが出ると思うんだよなぁ~。いや、今のままでうまくマトまってるから余計なイジり方すると余計にとっ散らかるか…w
編集が無粋
友情で結ばれた犯人グループが、老獪なハイネケンにじわじわと突き崩されていく心理サスペンスかと思ったけど、実際には勝手に仲間割れが始まっただけという印象。
父親がハイネケンで働いてたとか、ヒッピーに建物を取られたとか、その辺の社会情勢をもうちょっと掘り下げてたら、面白かったかもなあと思う。
「豊かさには二種類ある。金か、友情か、しかしその両方はあり得ない」(意訳)という台詞はとてもよかったのだが、冒頭・中盤・ラストと三回もリピートするのは無粋だと感じた。いい俳優は、たった一度言うだけで、その台詞が重要であると観客に分からせることができる。まるで名優アンソニー・ホプキンスの出演に監督がはしゃいじゃったみたいで、居心地が悪かった。
地味ながら鈍く光る逸品。
受け手のアンテナが試される、実話ベースの一本。
かなり丁寧に犯人グループが綻んで行く様を描いており、その点が…
「本当にオランダ人ってしょうも無いなぁ…」なんて改めて思ったり笑
とにかくサスペンス色を期待するモノでは無いし、派手さも求めるべきモノでは無いし。
ただ、事を成そうと思ったら、心の壊れたヤツと女房子供の奴隷は外せ!という鉄則ばかりが残るビターテイスト。
人は誰も信用してはいけない、という教訓が胸に苦い作品。
匿名の密告から穴が開く、寂しいよね…
なかなか面白かったです
前評判は、アンソニー・ホプキンスの主演作のような売り方ですが、犯人側に視点のあるサスペンス映画でした。破綻していく様子がきちんと描かれていて、心理の綾が映像に織り込まれてもいて、なかなか楽しめましたよ。気軽に観るといいかもです。
印象と違って。。。
他の方と重複してすみません。
ポスターではアンソニー・ホプキンス中央に大きくあるし、ある情報番組での紹介でも面白そうだったので行きました。
私の印象では、アンソニー・Hはそんなに出てこないし、ポスターにある「事件の裏でいったい何が起きたのか」の裏ってなんだったのか、私の理解不足。。。
終盤で主犯が彼女に連絡を取るシーンは、ありがちだし、あ~なることはこの事件を起こした時点で分かることなのに。。。
彼女と切ない思いをしたにも関わらず、結局結末う~ん(><)って感じで、こう思うのも、犯人たちに何も感じるものが無かったからかなぁ~~と、自分の感性の鈍さを痛感しました。。。
金か友か。素人誘拐犯が迫られる、究極の選択。
【賛否両論チェック】
賛:金のために道を踏み外していく所有していた犯人達の姿が赤裸々に描かれ、身につまされる。
否:“誘拐モノ”の割にはかなり淡々と進むので、緊迫感を味わいたい人には不向き。実話だからこその終わり方にも、賛否がありそうなところ。
さすが実話だけあって、犯人達が幸せな日常から、金のために少しずつ身を滅ぼして行く様子が、淡々と描かれていきます。そして、そんな誘拐犯を相手に、動じることなく余裕を見せつけるハイネケン氏も、また圧巻です。
一方で、メインは犯人達の葛藤なので、誘拐事件特有の緊迫感のあるやり取りを期待してみると、結構拍子抜けしてしまう向きもあると思います。
「“裕福”には2通りある。多額の富を得るか、大勢の友人を持つか。両方はあり得ない。」
というハイネケンの言葉が否応なしに身につまされる、そんな社会派の作品です。
人の深層心理がよく分かる作品
アンソニー・ホプキンスの怪演のおどろおどろしさは言うまでもないのですが、全体を通してアクションよりも人の心の中の葛藤や迷いがよく分かる作品でした。
誘拐犯は素人で、犯行計画もよく練られているように見えるのですが、やはり完全犯罪は難しくてボロが出る。
その辺りの登場人物の動きや心理がなかなか面白かったです。
決してつまらないわけでは…
あまりに低評価の方が多いので、観たいと思っている方のために敢えて言わせてもうと、決してつまらない映画ではないと思います。
テンポもそこまで悪くないと思うし、手抜き映画というわけでもないかと。
ただ、このシーン必要か?という部分と、逆にここはもう少し詳しく描くべきだっただろうという部分が多く、いろいろ惜しいなという感じ。
ハイネケンが犯人グループをジワジワ追い詰めていくというよりは、ただ犯人グループたちが自滅していく映画に近い。
予告を観てしまうと、どうしてもハイネケンと犯人グループの絡みはこれだけ?と思ってしまう。
アンソニー・ホプキンスの無駄遣い感は否めない。
ただ、実話を元にしているということで、元の事件がそもそも不明瞭な点が多いらしく、元の事件を忠実に描いているのなら仕方ないのかなという感じです。
しっかり面白いところもあるだけに、勿体無い作品。
宣伝広告に偽りありかなー。
誘拐されたハイネケンと犯人達のやりとりはほとんどなし。
犯人達との精神的駆け引きがもっとジワジワあるのかと期待したらほぼ皆無。せっかくアンソニーホプキンスなのに活かされてなかった。
単なる犯人幼なじみ5人組の破滅物語、ですね。
あくせく働いて金を稼ぐ気はない、って話がまとまっちゃう時点ですでに同情の余地なし。ただのバカ者5人のトゥルーストーリーなだけでした。
微妙…
面白くなかった訳ではないものの、コピーに騙された感がある。
実話なので、それが事実だったのかも知れないけど、老獪な人質というのは言い過ぎではないか?
邦題に「代償」とあるとおり、自業自得という内容かも知れない。
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