南へ行けば
解説
「アデル、ブルーは熱い色」で世界的に注目を集めたフランス人女優レア・セドゥが2009年に出演したロードムービー。夏の北フランス。フォードに乗って南を目指していた青年サムは、ヒッチハイク旅行中の兄妹マチューとレアを拾う。ゲイのマチューはすぐにサムに夢中になり、美しく奔放なレアは誰かの子どもを身ごもっていた。道中でレアがナンパした青年ジェレミーも加わり、一行は旅を続けていくが、やがてサムは3人を残して車で走り去ってしまう。実はサムは暗い過去を抱えており、彼らには決して言えない旅の目的があった。
2009年製作/90分/フランス
原題:Plein sud
スタッフ・キャスト
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静かで、ストーリーの起伏も少なく長回しのショットが多くてロードムービーとしてストーリーの分量が丁度良い。映像も美しい。
海の砂ようなザラザラとした質感の太陽光と主人公の抱える暗い過去からくる重苦しさのコントラストも良い。フランス人っぽい奔放さと、繊細な描写力があって良い映画でした。
絶妙なバランスで成り立ってる旅の仲間の紅一点のレア・セドゥの華やかさと演技が映画のクオリティをグッと押し上げているのは確かだけど、多くを語らず少ない会話や目線でお互いの人間関係を繊細に捉えてるあたりが好みです。
2016年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
L・セドゥーのお陰で映画のLOOKとしては画面が映えるが俳優の男達は華が無くダサくて地味でロードムービーとしては酷い。
L・セドゥー無しで観るには辛過ぎる!?
2015年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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DVDのケースだけじゃなく、DVD自体にも
レア・セドゥの肢体が印刷されてて
完全にだまされました(笑)
なので内容はゲイのヒッチハイクもので想定外・・・
途中、オエ~っとくる場面もありました。
一方、幼少時代も含め割とイケメンが揃ってて
やっぱそっちの世界もまずは見た目なのかと
あらためて納得。
2015年7月13日
Androidアプリから投稿
フランス映画らしくスローなテンポだが一つ一つのシーンに重みがあって気持ちを無にして観れました。若きレアセドゥーが中々名演技でした。サムの父親の自殺、ゲイ、所々衝撃的なシーンがあるけどフランスの若者の葛藤や苦悩を上手くえがかれてる。