湿地のレビュー・感想・評価
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70点ぐらい。アイスランドのミステリー
原作はベストセラー小説みたいですが未読です。
北欧アイスランドを舞台に、ある死体が見つかることから始まるミステリー。
暗く寒々しい荒涼とした大地、強い風に海の波は荒れ、陰鬱な曇天の下に広がる、町、湿地帯…
主役は厳めしい顔の刑事で、登場人物は笑わない人達ばかり、
灰色の空、町並みも灰色のイメージで、なんか灰色が印象に残ります。
観賞後いろいろ調べたくなる映画で、
皆さん言っているが、羊の頭をドライブスルーで買うシーン食べるシーン…
アイスランドでは普通に買えて食べるみたいです…
サメの肉も食べるみたいで、サメ肉は毒性が強いので1度発酵させ食べれるようにするみたいだけど、匂いがスゴいらしい…
悲しげで美しいアイスランドの風景や文化を楽しめるだけでも価値ある映画、アイス…続きを読む
北欧の映画好きだわーという人だけ観てください
陰鬱
灰色
貴方誰でしたっけ?
完全北欧映画
ザラザラした画面がいいですねぇ
時間軸が前後するミステリー
前後関係がわからなくなりますが
そういう物が好きなので!
ジャケにドラゴンタトゥーの女の謳い文句がありますが
ドラゴンタトゥーの女の方がわかりやすくて上質ではあります
小さくずっと心に残ってしまう
冒頭の娘の化粧で心臓を掴まれたようだった。それは余りに呆気なく無情。
タイトルにあるように陰鬱な色使いの街に空、それらで構成された物語です。
主役の刑事イングヴァール・シーグルソンがやたら格好良くて、特に目力がすごい。
そしてとてもクセが強く、何かに触れるたび口をつく「悪党から私を守り給え」が頭にこびりつきます。
ずっと不穏な空気のままゆっくりと進むのですが、クライマックスに向かうスピード感がすごかった。
物語の核となるどうしようもない負の連鎖、それをなくす為というのがあまりにも悲しすぎました。
何だかもう少しだけ物語に救いが欲しかったかな。でもとても見応えはあります。
服に染みがついた様に、小さくずっと心に残ってしまうような作品でした。
アイスランドに馴染めなかった。
「アイスランド映画」を見た記憶がない。
見ているのかもしれないが、意識はしていない。
もちろん、旅行などで行ったこともない。
映画には少なからず
その土地の文化や
地域特性、人柄などが
にじみ出るものだ。
私にはアイスランドの“感じ”が
最後までつかめなかった。
薄暗く青白い色合い。
宗教音楽ぽいBGM。
緑の少ない平原。
いつだか分からない季節感。
海辺なのにトタンの壁。
湿地帯の臭いや空気感。
化粧っけのない女性たち。
母親から教わったスープ料理。
羊の頭という料理。
それらがアイスランドでは“普通”なのか、
この映画の演出なのか。
映画が悪いわけではない。
私にはその辺の“感じ”が
つかめなかった。
うーん
原作のあるミステリーとのことで観賞。一番印象に残ったのは主人公の娘さん。この先が心配。殺人事件が二の次になるくらい印象が強かった。
相棒の刑事さんはよく見たらなかなか格好良くてクリス・ヘムズワースに似てた。
なんかあまり人柄の良い人が出てこなくて悲しい。犯罪者も昔可愛い子供だったはずなのに環境や周りの人間がおかしくさせちゃうんだなあと思う。
良作陰鬱ミステリー
ある変哲のない事件が、過去の様々な事件とつながってゆく。よくできたミステリーです。
話が少し重たいのと、風景がひたすら暗いので、元気のあるときに鑑賞したい作品です。北欧の映画ってなぜみんなこんな感じなんだろうか。
独りの男の殺害捜査をきっかけに過去の忌まわしいレイプ事件や別の殺人...
独りの男の殺害捜査をきっかけに過去の忌まわしいレイプ事件や別の殺人事件に繋がってゆくミステリー。
単なる殺人事件の交差ではなく、非常に稀な神経性の病気の菌が事の発端になっており新鮮。
子がいる親としては悲しみに溢れるラスト。
原作に忠実です。
この原作、数年前に読んでいました。
所々、記憶が飛んでいたので、逆に新鮮味があってよかったです。
テーマは、単なる猟奇殺人ではなくて、レアな神経症の保菌者という新たな設定で、それなりに新鮮味がありました。
たぶん、ハリウッドが作れば、もっと緩急、濃淡付けて観客を引き込むものになったと思います。が、本作は本作で、原作に忠実に作っており、その点は好感が持てました。
アイスランドのアーナルドュル.インドリダソンは北欧ミステリーの世界では大物です。
以上
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