「黒人映画で最もパワフルかつ希望にあふれている」グローリー 明日への行進 TAKUさんの映画レビュー(感想・評価)
黒人映画で最もパワフルかつ希望にあふれている
今年観た中で最もパワフルな映画だ。黒人差別の映画は数多くあり、評価の高いものも多い。そんな中でも最も輝くのが、この『グローリー…』だ。グローリーの意味は「栄光」。輝かしい栄光がこの映画にはある。タイトルにある通り、“行進”のシーンが多く出てくる。その規模は行うにつれて、どんどん大きくなる。最初の行進のシーンで圧巻されていたのに、その後2度も行進してくれちゃうもんだから、やられてしまう。涙腺崩壊ではなく、彼らの栄光に畏怖の念を感じてしまうのである。今作、アカデミー主題歌賞を受賞。観終わった後にあんな歌を流されたら、動けなくなってしまう。ラストシーンでは、行進に参加した人達のその後の経歴も簡単に紹介してくれるので、とても親切。わずか2時間足らずの映像の中に詰められるだけめいいっぱい詰め込まれている。とても面白い。
コメントする