マイ・インターンのレビュー・感想・評価
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己の人生に重ね観。女社長の夫の謝罪シーンにウルウルも…
全く知らない作品だったし、
キネマ旬報第39位ということもあり
鑑賞を躊躇したが、
主人公の境遇の相似から、
自分の人生に重ね合わせて観てみた。
デニーロ扮するシニアインターンの
一言一言が示唆に富み、
周囲の人の生き様に修正を加える展開。
ただ、女社長は、終盤での
シニアインターンとの会話で分かるように、
CEO雇用の件では
会社経営と家庭の在り方の間で迷うものの、
彼女は人生への理解が深い良く出来た女性。
彼の助力が限定される人間像に
感じたことと、
シニアインターンのような発言や人柄が、
現代の組織の中では
その存在感にウエイトを与える
ほど甘くはなく、現実論としては
説得力に欠けていないだろうかと。
そして、映画そのものの作風としても、
途中のコミカル感溢れる展開が
必要だったのか、むしろ、
少し描くべき内容にバラバラ感を
与えていないだろうか、とも。
女社長の夫が、
彼の浮気を機に離縁を表明したらと
ハラハラしながら観ていたが、
よりを戻すべくの謝罪には
涙腺が緩んだものの、
全体的にまったりとした印象で
メリハリに欠ける演出が残念に思えた。
定年以降にこんな風に働いて見たい!
みんなの前向きな姿に元気がもらえた
ハプニングが少なくても面白い
デニーロがかわいい
前向きになれる映画
不器用ながらも一生懸命に生きていく人たちの成長が描かれている素敵な映画です。
簡単なストーリーとしては
ファッションサイトのCEOであるジュールズ(アン・ハサウェイ)が、会社の方針により、インターンとして招き入れた自分よりも40歳以上も年上のベン(ロバート・デ・ニーロ)との交流を通じて成長していく様を描いています。
一人一人の尊厳を大切にしながら、サーバントリーダーシップを発揮して組織を牽引しようとするベンからは、学びが沢山です。
本作品を観ていると、
・会社内でのポジションに年齢は関係がない
・社会で活躍することに性別は関係がない
等、SDGsの取組みとして、とても大切な要素が詰まっているように思います。
そんな世の中の変化の中で、不器用ながらに全力で頑張っている人たちの生き様が、ユーモアを交えながら描かれていて、素晴らしいと思います。
仕事と家庭の両立
経営者のプライドをとるか、事業の拡張をとるか
etc.
人間味のあるリアルさを感じる素敵な映画です。
2人ともカッコいい!
最高の気遣いが、最高の成果になる! 変わらない成功法則
ふと、人生で立ち止まった時に観てほしい映画
敏腕女社長で何事にも真っ直ぐ頑張り屋なジュールズ(アン・ハサウェイ)と、定年後に妻と死別し、心にぽっかりと開いた穴を埋めたいと感じでいる柔和で経験豊富な老紳士のベン(ロバート・デ・ニーロ)2人が主人公
仕事や家庭、人との繋がり、出会い別れ、時代の移り変わり、この映画の中で描かれている人間模様や言葉は、ふとした瞬間、人生のどこかで背中を押してくれたり、忘れていた大切なことを気づかせてくれるものに感じた
ベンが瞬きの練習をしたり、ジュールズの実家にオーシャンズ11気分で侵入するシーンにはクスッとさせられたし、ハンカチを何故持つのかという質問にベンが『誰かにわたす為』と言っていたシーンはハンカチ持ちたいなと思わせてくれた
最後に、この映画を観終わった感想として
誰もがそう感じるかはわからないが
素晴らしき人生賛歌
そんなふうに感じる映画でした
心温まる世代と性別を超えた友情物語
誰にも見てほしい名作
暖かく良くできた年寄りやバリバリ働く女性に、更にコミュニケートが苦手な若い男性に希望を与えるストーリー
ナンシー・マイヤーズ(ハート・オブ・ウーマン等)による2015年製作のアメリカ映画。
原題:The Intern、配給:ワーナー・ブラザース映画。
1943年生まれで主人公ベンと同様70歳超えのロバート・デ・ニーロの演技に、関心しきり。あのタクシードライバーやイタリアン・マフィアが、こういう温かいお洒落な米国老紳士を演じられるのだと。こういう理想的なシニア像を造形したナンシー・マイヤーズの脚本も、素晴らしいと思った。特にシニアインターンとして採用された会社で若手社員の人気者になり、直属の女性ボス(クリスティーナ・シェラー)、及び若い女性CEOアン・ハサウェイの信頼を獲得していく展開が上手い。
ファッションサイト運営会社CEOアン・ハサウェイ及び彼女が経営する企業の造形も良かった。時間節約のため、社内を自転車で走るのが何とも印象的。また毎日変わる彼女の衣装も実にお洒落(衣装はデザイナーのジャクリーン・デメテリオが担当)で、魅せられられてしまった。また、便利で快適であるはずのSNSにハサウェイ振り回される様の描写も、もお見事。彼女が謝って母親に罵倒メール送ってしまい、デ・ニーロが若者達とメール消去のために母親宅に忍び込む展開が何とも面白かった。
仕事人間のアン・ハサウェイの夫は、昔はバリバリ働いていたが今は専業主夫。彼が子育てに疲れて夫としての自信も無くし、ママ友と浮気しているというストーリーには、結構リアリティを感じた。
ただし、物語全体が暖かい良くできた年寄りやバリバリ働く女性に、更にコミュニケートが苦手な若い男性に希望を与えるストーリーなだけに、夫婦が完全分業ではなく、家庭と仕事を共に両立できる様な新しい家族像を見たかったなと、少し感じた。アン・ハサウェイが、仕事を自身で抱えすぎで、部下に任せることを覚える必要性を感じこともあって。
最後、CEOバトンタッチを止めたのは良いが、友情のみならず、ビジネス上の参謀役もしくは相談役としてデ・ニーロを指名して欲しかったかな。
製作ナンシー・マイヤーズ、スザンヌ・ファーウェル、製作総指揮セリア・コスタス、
脚本ナンシー・マイヤーズ、撮影スティーブン・ゴールドブラット、美術クリスティ・ゼア、衣装ジャクリーン・デメテリオ、編集ロバート・レイトン、音楽セオドア・シャピロ、音楽監修ランドール・ポスター、ジョージ・ドレイコリアス。
出演は、ロバート・デ・ニーロ(ベン)、アン・ハサウェイ(ジュールズ)、レネ・ルッソ(フィオナ)、アダム・ディバイン(ジェイソン)、アンダース・ホーム(マット)、ジョジョ・カシュナー(ペイジジョ)、リンダ・ラビン(パティー・ポメランツ)、ジェイソン・オーリー(ルイ)、ザック・パールマン(デイビス)、アンドリュー・ラネルズ(キャメロン)、クリスティーナ・シェラー(ベッキー)。
何度でも見たい名作
起業家ジュールズと70才のインターンベンとの友情を描いたハートフルコメディ。
バリキャリ女性の家庭との両立や、夫が妻を支えるという専業主夫、老後の生き方や過ごし方といったテーマを織り込みながら、ジュールズとベンの友情が優しく描かれている。
人生経験を積んだ70歳のベンは実にカッコいい。仕事もできるし紳士的。それでいて繊細で、相手を傷つけないような言葉選びで優しくアドバイスをしてくれる。
そんな彼は職場でも人気者。若い子たちからあっという間に慕われる。
年齢を重ねたシニアの本来のあるべきす姿を示唆しながら、働く女性の生き方や家族のカタチなど、多様化する価値観を肯定している。と同時にママ友コミュニティの厄介さや、働く女性に対する偏見も描かれている。 2014年から2015年に作られたけど、ちょうどこの頃がジェンダーなどに対する価値観の変化の過渡期だったのかもね。
2022年現在、この頃よりは随分と人々の価値観もアップデートされ本作の設定も身近なものになっているはず。
2015年に映画館で観たのを、もう一度Netflixで見直し。何度見てもいいよね。名作!観るだけで心が温かくなる作品。
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