マイ・インターンのレビュー・感想・評価
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働く世代と、引退世代にオススメ
現代の多忙な日常を、引退世代の目線で描いたような映画。
映画に込められたメッセージは人それぞれだけどわかりやすいです。
自分の気持ちをメールで一生懸命伝えようとする同僚に、直接話すことをアドバイスするベンのシーンは印象的。
今の若者はこうみたいだね••••••笑
こんなシーンも
アン•ハサウェイが誤って送ったメールを削除する方法を考えるとき、結局現場に侵入してPCのメールを削除しに出かけるという最もシンプルな案をベンが出したシーンも、多忙で冷静な判断ができていない現代の管理職の象徴なのでしょうかね?
やっぱり働きすぎはよくないよね>_<
今の日本はおかしいね
You'er never worng to do the right thing
表紙から爽やかさ溢れる「マイ・インターン」。緑溢れる公園から始まるこの映画、終始新鮮なエネルギーを与えてくれるような元気になれる作品だ。
出だしからモテ男ぶりを発揮している、ロバート・デ・ニーロ演じるベンは今は数少なくなってしまった典型的なジェントルマン。ベンは本当のジェントルマンとはなんなのか教えてくれる。私生活や服装、持ち物だって彼はきっちり。ハンカチを持つのは女性に貸すため。常に周りをよく見る彼は些細なことによく気づく。そして気づいたらやらなくちゃ。こんな簡単なことも僕たちは忘れているのかも。特に印象的だったのが、アン・ハサウェイ演じるジュールズの夫マットの浮気を見てしまった時のベンの対応、核心には触れず彼にアドバイスを送るベンの姿は大人の男ならでは。そんな彼だから周りからも好かれ、心を開かず自分で全てを抱えてしまうジュールズも打ち解けられたのであろう。彼の成長は周りをさらには観る者をも魅了する。70歳にもなってまで成長することをやめない彼の姿は、ファッションの通販サイト会社という彼とは水と油のような関係の会社なのにも関わらず、彼を中和させている。むしろ彼はこの会社にいなくてはならない存在となっていた。タイトルでも使ったベンがジュールズに言った一言「You'er never worng to do the right thing」この言葉をベンは体現していた。
ベンはジュールズから情熱をもらい。ジュールズもベンから情熱をもらう。「昔」と「今」真反対の二つが互いを尊敬し高め合い必要とする姿は社会の理想形のように思える。ベンとジュールズ、「昔」と「今」は互いがいなくてはならない存在となるのだが、果たしてそれは恋なのかそれとも違う別のものなのか…
この映画でもっと印象的なのが服装だ。ベンは古典的なスーツに常に身をまとい、ジュールズは今をかけるファッションに身をまとう。この体形が今のファッション業界を表しているようで面白い。
色々な伏線や表現がある中でもストレートに飛んでくるのが、「You'er never worng to do the right thing」。ジュールズに言った自分に素直になれという言葉も、挑戦という言葉も、この言葉はこの映画の要なのかもしれない。
こんな社会が理想的、爽やかで前向きな気持ちにさせられた映画でした
若い世代と高齢者が、こんな形で共存する社会を作れたら、これ以上素晴らしいことはないですよね。
ある意味ファンタジーに近いような理想形の関係を描いた映画でしたので、リアルとは少々言い難い内容でしたが、間違いなく見終わって前向きになれるような、どの世代の人をも応援するような後味爽やかな作風はとても好感が持てて、とにかく見て良かったなと思えた作品でした。
それと男にとっては、こんな風に歳を重ねられたらとするような、ある種バイブル的な作品でもありましたね、ベンを演じたデ・ニーロが素敵過ぎです。
正直アン・ハサウェイが演じた女社長ジュールズが、最初に70歳のベンに対して偏見に満ちた眼差しで接していたのは、極々自然な流れだと思います。
もし明日から急に自分の下にこんなおじさんが配置されたなら、ジュールズ同様普通にまともな仕事は頼めないでしょう・・・。
そんな世間の風潮に一石を投じたのが、この映画ってことですね。
確かにネットをまともに扱えない弱点はある、しかしそこさえクリアすればこれ以上の戦力はない、古い者には古い者の良さがある、経験値がある、そんなことをまざまざと見せ付けられた作品でした。
またベンの気配り具合と謙虚さに心底ホッとさせられるんですよね、若い世代が少しづつ心惹かれていくのも、思わず納得なデ・ニーロマジックでした。
ベンだけでなく、勿論ジュールズ社長も素敵な女性ではありましたね。
見る前は、「プラダを着た悪魔」とは逆で今度はメリル・ストリープのような役を演じるのかと思っていたのですが、アン・ハサウェイのキャラにそれは似合わないのも一目瞭然ですから、今回のような役で正解だったと思いますし、これはこれでとても感情移入させられた役どころでした。
全てに置いて完璧、と思わせといて弱い部分もあるのは人間なら当然な訳で、そんな部分の見せ方がとても秀逸なアンの演技だったなと思いましたよ。
そこでも公私に渡ってさりげなく心支えるデ・ニーロの優しさがホントたまらなく良かったなぁ。
そこに恋愛感情を挟まない作風にしたのも、この映画がスッと心に入ってきた要因の一つでした。
また高齢者問題、仕事を持つ女性の子育て&家庭の問題等々、現代が抱える様々な問題をさりげなく盛り込んだ辺りも、好ポイントでしたね。
本線と全く関係のないちょっと笑える描写の数々も、何気にツボでしたよ。
最後のまとめ方がちょっと綺麗過ぎた印象で微妙に心に刺さらない部分もありはしましたが、基本的にはとてもいい映画を見た満足感に浸れる一本だったと思いました。
デニーロお爺ちゃんを愛でる映画
クリードのレビューで、スタローン お爺ちゃんをペロペロしたい的な事を書きましたが、マイ・インターンも全く同じで、デニーロお爺ちゃんを愛でたくなる映画。瞬きを練習するところ、マッサージ師にタジタジになるところ、とにかく可愛い〜♡そんな中にも人生の師匠感が、もはやデニーロ自身が滲み出ちゃってる!公開年にロードショウを観に行き、ボロッボロ泣いたのですが、改めて観ても本当にいい映画だな、と。ベンはみんなのメンターでありフィクサーであり、そして友達。経験値と人柄でこんな風に周りを変える事ができるシニア素敵すぎます!最後、アンハサウェイ演じるジュールスが、心の余裕と本当の笑顔を取り戻したように見えて、良かったねぇ〜。・゜・(ノД`)・゜・。と感動してしまいます。いい映画です!
ベンの表情にほっこり
ファッションEC企業のシニアインターンとしてベンが採用され、CEOのジュールズの元につく。最初は煙たがっていたが、次第に彼の人柄、的確なアドバイスを頼りにするようになる。ジュールズは、仕事でもプライベートでも難関を迎えるがー
ベンの紳士で温かい人柄、表情にほっこりする。
ロバートデニーロ、マフィアの役からこういう役まですごいなぁ
グッとくる
観ず嫌いしてた。
どうせ女子のための映画だろと油断してたらめちゃくちゃ良かった。
強く無敵な人に見えても弱みはあるし、自分と何も変わらないんだなという事に自信が持てるようになるし、デニーロの立ち居振る舞いは確かに僕ら世代にはないもので、優しいだけじゃなく確信をつくアドバイスをくれたり、懐に入って行くのが上手いし、老害ではなく側にいて欲しくなるような年の取り方をしたいなと思った。
アン・ハザウェイはいつも美人だけど顔が派手でちょっとなぁ…と見始め見終わる頃には可愛い…となってる。難しい女に見られてるけど本音をポロポロ泣きながら語るなんて、惚れちゃうに決まってる。
終始ハッピーなオーラに溢れてるのも良かった。
お母さんに間違いメールを送るところなんて、くだらなくて最高だった。
観て良かったと思う。
ハンカチは貸すためにある
映画「マイ・インターン」(ナンシー・マイヤーズ監督)から。
高齢者は歳を重ねた分、経験から得た知恵が増えてくる。
そんなことを感じながら観ていたら、面白いシーンにぶつかった。
私たちからすれば、出かける時には必ず、ハンカチを持つ。
それは小さい頃から、母親に「ハンカチ持った?」と、
何度も何度も口酸っぱく確認されたからかもしれないが、
どうして必要なのか?と問われれば、トイレで手を洗ったあと、
ズボンなどで手を拭かないため、という理由しか浮かばなかった。
作品中、若者が「ハンカチって意味ある?・・分かんない」と、
高齢者に訊ねるシーンがある。
動揺もせず、高齢者はサラッと答える。
「必需品だ。知らないのは罪だぞ。ハンカチは貸すためにある」、
そして、こう付け加えた。
「女性が泣いた時のため。紳士のたしなみだ」と。
いいねぇ、そんな答えが欲しかったんだ、とメモをした。
「濡れた手を拭くため」よりも「女性が泣いた時に貸すため」、
だからハンカチは、必要なんだという発想がいい。
こんなことは誰も教えてくれないことだからこそ素敵だな。
でも・・・女性に泣かれることの方が、少ない気がする。(笑)
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