「2人の主人公」マイ・インターン キャビンさんの映画レビュー(感想・評価)
2人の主人公
最近疲れたな〜何か落ち着く映画が見たいな〜と思った今日に、パッと思い浮かんだのがこの映画です。
セカンドライフを満喫するおじいちゃん、社長業に子育てに夫婦生活にと人生に隙間がない女性の物語。
映画の中ではベンからジュールズ対してばかり刺激を与えているように感じるが、
私はジュールズもベンに刺激を与えている事が沢山あると思う。
Facebookや会社にいるという環境そのものだけでなく、ジュールズの働き方や社会的地位は良くも悪くも古めかしいベンにはある意味刺激が強いのでは無いかと思う。
それを良いものと受け止め、更なるまい進を続けるのがベンの良さではないだろうか。
2人の立場上、ベンが「忙しい女社長の前に現れた魔法使いのおじいさん」の様な、ジュールズのお助けヒーローのような、そんな感じがしてしまうが、
お互いに刺激を与え合い、お互いに素晴らしい友人としてパートナーとして生きられる所がこの映画の醍醐味であると思うので、主人公はベンもジュールズもどちらもであると考える。
コメントをありがとうございました。
タイトルがお気に召したようで嬉しいです。
「二人の主人公」
確かにそうですね。
私的には、白馬のナイトが主人公のように観てしまいました。
心がナイトを欲しがっているのかなあ(笑)。
私もお互い刺激し合っていたと思います。
ベンは、ジュールズに「(ジュールズを)尊敬している」って言っていましたね。
顧客目線の丁寧な梱包とか。
大会社の元重役らしいから、事業を進めながら部下を動かす大変さも知っているでしょうし。
見事なワードロープは誰が整えているんだってツッコミ入れながら見ていましたが、子育てにしろ、奥様が内助の功だったのかな?その大変さも知っているでしょうし。
人生の先輩だからこそ、その大変な仕事達を懸命にこなすジュールズを尊敬していたのかなと思っていました。
”ヘルプ”って、AからBへの一方通行だけでは、依存を生んでそれはやがて共依存になるか、関係が破城します。
日本は、有名な金八先生の「人」という字の支え合いですが、欧米は基本「H」と言う字。それぞれが自分で立って、手助けできるところは手を伸ばすと聞いたことがあります。
ベンとジュールズの関係は「H」だと思っています。
長々と失礼しました。
すてきなレビューをありがとうございました。