「『この作品は男の空想よ』そして『ゴシップには影響を受けない!』」アクトレス 女たちの舞台 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『この作品は男の空想よ』そして『ゴシップには影響を受けない!』
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『若さを望まなければ、老人扱いされないわけ?』
『最初から二人の関係は知っていた。』
『私の解釈はあなたを混乱させるの。ここには居づらいの』『残って。あなたが必要なの』
どこからどこまでが、劇中劇であるか分からなくなる。そこがこの映画のねらいと理解出来た。
結論
なぜヘレナ役を引き受ける事に躊躇するか?マリアはヘレナの役を引き受ける事には躊躇しているのではなく、自分が若い時に自信を持ってやったシグレット役を小娘にやられるのが嫌なだけで、暫くすると自分もそう見られていたと気付く。
『シグレットの野心と暴力性をかんじたでしょ?』と秘書に言われる。
そして『この本は立場によって見方が変わるのよ』
さて、そう言った結論と全てが妄想って見方もある。
『私は記憶の中をさまよっているのね。断ち切らないと。忘れたつもりでいたのにすべてが蘇った。断ち切らないと』
『そうすべきね』
凄いと思う。
パッヘルベルのカノンとマローヤの蛇。蛇をCG合成していない。
二人の女性同士の愛かもしれない。少なくとも、女優の話だけでは無いと最後に理解できて、この映画は終る。
ナショナル・シアター・ライブでやってるのかなぁ?『マローヤの蛇』は。この舞台設定のシアターライブは見た事がある。
傑作だ。最後の彼女はACTORだ。
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