「コリンの中国人。」マジック・イン・ムーンライト ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
コリンの中国人。
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まさに軽妙洒脱。なぜ歳をとる毎にこんな作品が撮れるのかと
思うくらい、老年アレンのロマンティックは続いている。
どうってことないおとぎ話(ってかウソ三昧)のコメディだけど
最後までサラリと疲れることなく観終えることができる。
あら、どうなるのかしら?この二人~なんて程良く心配させて
しっかり〆るところも昔懐かしい恋愛マジック。
このヒトは原作やら漫画やらに苦しめられることもないわね^^;
しかしクソ真面目な顔したコリンがまぁ喋る喋る!このヒトの
喋りが一番多い映画なんじゃないかと思うほど煩くて超愉快。
お相手(若すぎる)エマに苦言を呈し皮肉る皮肉る!このオヤジ。
そもそもなんで中国人マジシャンなの?^^;骨格で分かったけど
不思議感が満載。現実的合理主義者のマジシャンっていうのが
確かに彼っぽいといえば彼っぽいけど。美人霊能者にコロッと
騙されるところなんか顔面そのものが常時仏頂面なので笑える。
恋に落ちるのもある意味マジックなんだよなぁ…とは思うけど、
音楽といい、ファッションといい、定番でビシッとキメながらも
全く気負いない遊び具合が作風に顕れているところが才能の証。
(どうかお願いします。誰か月光の下で私のことを騙して下さい)
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