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映画「ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界」 ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界
解説
「JUNO ジュノ」「マイレージ、マイライフ」のジェイソン・ライトマン監督が、ネット社会に生きる人々の心の絆を描いた群像ドラマ。高校生のティムは、自分の母親が再婚することをFacebookで知る。彼は同じ高校に通うブランディと親しくなるが、ブランディは過保護すぎる母親パトリシアによって携帯にGPSを付けられ、厳しく監視されていた。一方、セックスレスに悩む夫婦ドンとヘレンは、それぞれ出会い系サイトに登録する。2人の息子クリスはチアリーダーの人気者ハンナに思いを寄せていたが、彼女はネットに刺激的な写真をアップしていた。出演は「再会の街で」のアダム・サンドラー、「ダラス・バイヤーズクラブ」のジェニファー・ガーナー、「レイチェルの結婚」のローズマリー・デウィット。
2014年製作/119分/アメリカ
原題:Men, Women & Children
スタッフ・キャスト
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2020年5月20日
Androidアプリから投稿
ほんの欠片でも、その欠片が自分と照らし合わせになって。繋がって。重なる欠片が、どっしりと、のしかかり。安心したし、気付かされたし、私の闇の根っこ覗いた感じもあって…不思議な気分。
2018年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ジェイソン・ライトマンは本当に優れた映像作家だ。
本作では、石ころと惑星をつなぐように物語を紡いだ。
同じ屋根の下に暮らす家族よりも、回線の向こうの顔も知らない誰かのほうが心を許せる。危険だとかありえないとか、否定する人も多いけれど、実はそういうことはあるのだと思う。
ただ、回線の向こうの誰かと繋がるようにして、同じ屋根の下に暮らす者同士は本来分かり合えるはずでもある。
今回も、そんな希望を、カールセーガンの言葉に託して、この世の愚かさと温かさを人工衛星よろしく私たちのもとに送り届けてくれた。
これが未公開とは。日本の映画産業情けなや。
2018年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
クリスの両親が、
「9.11をきっかけに携帯を買った。
そこから生活が変わった」
と話すシーンがありました。
ネット社会を真っ向から否定する
作品ではないと感じます。
また、この作品は、
ソーシャルメディアにのめり込む若者だけでなく、
その親の問題に別の角度から切り込んでいくのが
面白いと感じました。
(むしろ子どもより深刻なような…)
若者がReal Lifeという言葉を使うほど、
インターネットが普及した現在。
スマートフォンの画面を見ている人も、
画面越しに人と繋がっているはずなのに、
虚無感があるのはなぜなのか。
採石場で寄り添うティムとブレンディの
儚さ、美しさに胸を打たれました。
この2人の演技がとてもよかった。
ラストのナレーションの、
「我々は地球で頑張るしかない」
は、ちょっといいなぁ、と思いました!
親目線、子供目線、どちらも理解できるし、どうしたらいいのか考えなきゃいえない問題。
かつ美しく、ドラマ性もきちんとあり、ラストはどうなるのかなーと思ったけど、まぁまぁうまくまとまってました。
最後まで飽きずに見れた。