シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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残念なプロパガンダ映画
これは意欲的に立ち向かったが勘違いに旋回した失敗作だね。
これはゴジラ映像に付託したただのプロパガンダ映画ですよ。
月初忙しいし日曜日のレイトショーでフロアーのシートを独り占め感覚でみてきたけれど、この主題にゴジラがなんの関与もしていないことが異様だと思った。
つまりこの映画がゴジラである必要は東宝側にしかなく、たとえばレッドキング(特撮テレビ番組『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」1966年9月4日放送)に置き換えてもまったく問題ないという仕様。
これは酷すぎるというよりも、ゴジラ映画の全否定という動機を含んでいる。
私が2歳児だったゴジラデビューから60年。
当時スクリーンに飛び出したゴジラのそれは異形の生物であるものの誰も眼にもそれはまだ手垢のつかない語彙として機能していた「怨念」の二字を具現化したものだった。
ところが庵野秀明が造形するゴジラを借用して自分がたりか、乃至は俗流のプロパガンダをかぶせたお手軽な出来栄え。石原さとみについてはミスキャストという域。この映画の混乱ぶりをシンボライズしているとすら思った。
さまざまな映画レビューを読んでいて、イマイチとか面白くなかったという声のほうに納得感がある。
制作陣の小細工に反応する人たちは、偏差値秀才たちかもしれないがこんな共通一次試験のようなセリフで埋め尽くす映画制作は退廃そのものだと思わずにいられない。
普通に面白かった。 ゴジラをあまり知らなかったけど、思わず見入って...
普通に面白かった。
ゴジラをあまり知らなかったけど、思わず見入ってしまった。
特にゴジラと戦うシーンは、日本が持てる力を人と人との絆を見せられた気がした。
長谷川博己さんがすごくカッコよかった!
期待を裏切る良作!傑作!大傑作!
庵野カントクのことだからマニア向けの映画作っちゃたんだろうなあと、思いきや!面白い!まさに「シン」・ゴジラというべき傑作!ぜひIMAX以上で見てゴジラの破壊の限りに心を奪われてほしい。
初代ファンにはVS以降に少々の不満を持っている人もいるはず。それは何より、初代ゴジラにあった人間ではどうしようもない恐怖、生物でありながら災害そのものであったゴジラに対する畏怖が、VSシリーズ以降はなくなってしまったからだろう。ヒーローじみているのだ。大怪獣ゴジラが。
2014年のGODZILLAではゴジラに対する恐れがあった。ムートーを倒したヒーロー怪獣ではあるが、3匹できっちり街に被害を与えていったのは好感が持てる。CGを駆使したでかさ、強さの描写も中々のものだった。
そういった観点から見ると、今回のシン・ゴジラ、でかさ、強さ、そして何より与えた被害のやばさはぶっちぎりではないだろうか。あと、結構キモい。
人間パートも中々よかった。最初のゴジラ上陸からの会議の連続は非常に笑わせてもらった。何より、会議に飽きてきてさっさとゴジラを見せろよ!と思ったタイミングでゴジラを見せるのがよい。といっても、まあ、あれはそんなにゴジラか?
しかし中盤のゴジラ再上陸に向けての人間パートは中々よろしくない。だが、これは「溜め」なのだ。この忙しくもだらだらとしたパートがあるからこそゴジラパートが光り輝く。ゴジラの大破壊が際立つ。すごいぞ!かっこいいぞ!
というわけで文句なしの☆5。なんだよ、5までしかないのか…。これが100点満点だとしたら130点くらいつけてやりますよ。
語り継がれる傑作
本作はゴジラシリーズ、というかこの手の怪獣や宇宙人の襲来を含む大災害パニック映画の中でも、ことさら役所・官僚の仕事に焦点を当てた作品です。
印象としては、「火星の人」(「オデッセイ」の原作小説)に近いものがありますね。
予想外の緊急事態に際して混乱の中から人材と資料を収集し、分析し、関係部署と折衝を行い、対応策を練り続ける。主要登場人物は直接ゴジラとドンパチするわけではありません。しかしそれは間違いなく戦いなのでした。
メインヒロインというべき女性は出てきますが、別に主人公役の男性と恋に落ちたりしません。そのほか、家族愛とか湿っぽい友情とかもありません。
あるのはプロフェッショナル同士の信頼と矜持です。そういうのにグっとくる方にはオススメ(そしてたぶん腐女子の人も喜びそう)。
以下印象に残った点
・ヒロイン的立ち位置にいるカヨコ・アン・パタースン。美人で、勝ち気で、傍若無人で、胸の谷間を強調しつつも、芯の部分で人情派……ってこれミサトさんじゃねえか!
・主要人物はみんな良かった。特に女性陣は防衛大臣といい、巨災対の紅一点の人(こういうの、本当のリケジョっていうんだろうなw)といい、美人じゃなくても濃いキャラクター性が光ってた。
・でも一番は、里見総理代理だよね。昼行灯がいざという時に活躍する展開、ベタだけど大好き。
・ゴジラの吐く放射熱線は完全にプロトンビームだった。
・ヤシオリ作戦は、ちょっと地味だったというか、どうでもいいミニゲームみたいでどうかと思った。これの出来がイマイチだと思ったので本当は作品評価は星4.5ぐらいにしたい。
・ラストカットのエイリアンみたいなのは一体……
これぞゴジラ
原点回帰しつつ、現代にあわせた、ゴジラって怖いんだぜっていう。知ってる街を闊歩する姿がたまらなかった。ゴジラ映画の中では最高傑作だと。
2023.4.7
何回目かわからないくらいの再見。
やはり面白い。劇場で3回、4dx、2回、あと何回見たのか。
最高です。
「怪獣」ではなく「災害」
1954年の第1作が元になっていない全く新しい作品。
それゆえの「シン・ゴジラ」なのだと思いました。
徹底的な情報規制のおかげで
形態変化にはとても驚かされました。
何より伊福部サウンドも使われているとは知らなかったので鳥肌ものでした。
エンディングのメドレーもお見事。
最後に「メカゴジラのテーマ」を持ってくるあたりも庵野監督らしい。
ゴジラは怪獣映画ではなく災害映画なのだということを再認識させてくれました。
最高でした。
傑作!でも、手ちっちゃいやろw
初日の20:40、2/3位の入り年齢層高め。開始30分でおじさん一人退席、なんでやろ...
予告を観て期待はしていたが、最近の邦画のビッグタイトルで高評価あまり聞かないしなぁ、と不安も...
が!冒頭から邦画らしからぬスケールにビックリ!CGも多様しているみたいですが、全然リアルに見える!
パニックシーンや街が破壊される場面も迫力があって凄い!これだけでもハリウッドの映画に匹敵するんじゃ無い?
ゴジラの造形も最初はキモくて”これじゃない”感があったけど、段々進化していき、その整合性もちゃんと理屈があって納得。最後は手はちっちゃいけどゴジラでした。
俳優もオールスターキャストで、見つけるのも大変。KREVAはわからなかったなぁ... あと監督がいっぱい出てるのもw
ちょっと気になった所は、
セリフは早口で官僚言葉が多く聞き取れない、
実際官僚の会議等を参考にしているそうだが、
そこは映画に合ったセリフでも良いかと思う。
あと画面のテロップも多い、兵器の名称などは出さなくても大丈夫。
音楽も伊福部さんの音楽以外はノイズでしか無い。オールスターキャストで豪華ではあるが、登場人物多すぎ。
とにかく情報量が多く苦手なタイプの映画でしたが、それすら苦にならない程、映像の迫力があり面白かったです!
オススメです!
新しいゴジラ。もっとみたい。
息もつかせぬ濃密な2時間。
新しいゴジラにくぎづけです。
謎もまだ残されている(と思う)。
凍結はされたが、まだゴジラは東京にいる。
もっとみたいです。
新しいゴジラをもっと知りたいです。
続編がみたい。
どうか…
色んな人の意見を見てから観るのも面白い⁈
先に,私個人の勝手な感想〜わりと馬鹿馬鹿しい設定なのに、豪華なキャスト達が,本気と書いてマジで中身を奥までしっかり造り込んでいるのに対して、主役の『GODZILLA』一寸安っぽくない⁈ちゃっちくない⁈玩具っぽくないかい⁈とも思っちゃったのは,正直な所・・・
間違いなくゴジラ!見て損無し!
色々な方が語っているが、新しい視点でのゴジラ映画である。
メーサー砲やタフガイや未知の新兵器は出てこない。
登場人物や武器は、通常の人や実際にある武器ばかりだ。
多くの人がレビューしているとおり、凶暴な力と耐久力を持つ巨大未確認生物が現実に出てきたら今の日本はどう動くか、という前提でのドラマである。
勿論、ドキュメンタリーではなくエンターテイメントなのだから、ゴジラを退治するためのヒントや頭脳や行動力は都合よく集まるが、それさえも映画全体のリズムの中に上手く組み込まれていて違和感が殆ど無く、とにかく、ゴジラは迫力があり、凄かった。
ハリウッド版の派手なゴジラを見て、悔しさを感じた人は多かったと思う。あそこまでの派手さは流石にないけど、今までにない緊張感が前編通じて漂っており、日本映画でもこんなゴジラ作れるんだぞ!って胸を張って誇れる映画だと思う。(セリフの多さと複雑さから、海外で受けるかどうかは判らないけど)
製作側のこだわりなのか、映画という約2時間の枠に収めるためなのか、本作の特徴的な箇所がいくつかある。
・政府内の動きが重要な話となるが、それに絡む周りの困惑や重要事項決定等は廊下を歩く官僚の会話等で表現している。
・登場人物の人間ドラマが無い(例えば、主人公の家族がたまたま巻き込まれて・・・とか)
・人が死ぬシーンがほぼ無い(死人は相当数出ているだろうが、それは会話の中で判断させている)
・最後の作戦に臨む決死隊の顔は写さない。(決死隊の活躍なくしてゴジラは沈静化しないし、かなりの死者が出た作戦である)
お解りになるだろうか。
つまり、製作側が意図したい部分のみクローズアップし、話しの中でも付随事項はポイポイっと片付けてしまっている。見る側に登場人物に感情させないよう、意図されていると感じた。
日本映画は余計な説明部分や余計な人情エピソードが多い。本作ではそれらを徹底的に排除してある。無機的に感じるかもしれないが、そのおかげで引き締まっている感じがする。
多分、賛否両論、好き嫌いが分かれるところだと思う。しかし、私が冒頭で新しい視点のゴジラ映画と述べたのは実はこの事だ。他にもそのように作成された映画はあるのだろうが、製作者の自己満足的なものに感じてしまい見ていてしらけてしまう物が多い。だが本作は違う。何でだろう?
シン・ゴジラはもしかしたら、新しいゴジラ映画というだけでなく、日本映画の新しい方向性の一つの指標となるかもしれない。
他にも映像面の迫力や編集の巧みさ、音楽等、いろいろ推したい所はあるが、それらもぜ~んぶひっくるめて、とにかく、この映画は見ておくべきだ。好き嫌いはそのあと自分で判断すればいい。
バス停まで15分歩いてから20分バスに乗り映画館に行き1800円出してシン・ゴジラを見た。得した気分になって帰ってきて、今、このレビューを書いている。一人でも多くの人に本作を映画館で見て欲しいと思う映画だったから。
ゴジラを見れたのは良かった…
中盤のゴジラ再上陸のときは、見たかったゴジラがやっと帰って来たと思ったし、自衛隊の戦闘シーンは見応えあった。
けど…
会議中に流れるエヴァの音楽を聴いたときに、入り込んでいたゴジラの世界から引き戻された感じがした。
エヴァ作りたいならエヴァでやってくれ…
あと石原さとみさんの英語が上手いか下手かはわからないけど、なんか一人だけアニメから来たみたいな話し方に違和感があって、このゴジラには似合わないと思った。
ストーリーは俺の好きなパトレイバー劇場版の1,2,3をまとめたような話で、ストーリーは好きだったかな(笑)
とても現代日本らしい映画!
久しぶりの特撮もの、、ていうことで。
ゴジラが現れてから、登場人物のみんなの肩書やら会議やらの内閣府で、会議会議会議でなかなか進まん!アメリカの援助必須なとことか。
おばあちゃん背負ったおじいちゃんのために攻撃控えたりと。
核決定に判子どこに押すのかとか聞いたりと。
色々日本らしい。
破壊シーンは目も離せないくらい迫力満点。さすが一昔前より大分CGが発達してる。
ラストの高層ビル爆破や在来線や新幹線爆撃は東京以外だと不可能だったけど、実行するとあんな感じになるのだなと。
ラストシーンの解釈だけ?だったけど、
次は4Dで見たいと思った。
ハリウッド版よりかは数倍良かった。
心から笑った
ゴジラへの敬意と、期待通りの固定概念のぶち壊し。
まさに現実と虚構(アニメ)、
作りたい表現を突き通しており、自分の励みともなりました。
僕の目線は、大人と子供が交差して、
とにかく、心から楽しかったです。
面白い!けど
これはゴジラではない
と思ってしまいましたね。
単純にとてつもなくヤバい怪獣というか、殺戮兵器というのか…
単純に庵野監督が好きなようにゴジラっぽい何かを出しただけ。
見てる途中とかかなり面白いと正直思ってました
まぁ真ん中の都内燃えたあたりがピークでしたでしょうか
後は大体予想がついてしまった
エヴァが好きとか嫌いっていうわけではないですが、色々混ぜすぎてて
ゴジラの良さ
ゴジラである必要性ってのをあまり感じません。
ハリウッドのギャレゴジとかにくらべて日本のゴジラに形は近いけど
とても遠いものでした。
昭和やVSシリーズの1作目ゴジラ
どちらも他の怪獣と戦うことなく人間とのドラマを描いています
今作もほぼ人間ドラマ、結構難しい大人達の世界の会話が多いです。
個人的にこの流れは好きなので退屈することなくみれると思います。
頭良いんだか悪いんだかってシーンも多いですし、石原さとみは可愛いだけでこんなキャラいないしいらないって思いましたけど。。
現実問題こんなことになったら、、とリアルにする一方
インフレしてたり単純すぎたりとツッコミどころも多いですが
今までのゴジラと一緒に考えなければ単純に「おおお」とか思える作品ではありますので見る価値はあるかなと
すこいものを見たかもしれん
ゴジラはビオランテが一番好きな敵やったなーぐらいの思い出。
あかん、最高すぎる。
リアルタイムで見れたことに感謝したいぐらい。
だいぶエヴァ的な、リアル軍事とSFの混ざり方の面白さ。
役者は、全員サイコーやけど、高橋一生がいっちゃんサイコー。
一番好きなセリフは、『pay back!』
KREVAとANIどこよ。
上映中、ずっと笑顔。口角おりひん。
あかん、絶対もう一回みるし、ブルーレイ買うし、資料集買う。
2016年、豊作すぎ!
プロジェクトXに近いかも
超キレッキレのスーパー主人公と凄まじいアクションで木っ端微塵で爆発…的なハリウッド路線と対をなす作品。技術オタクがシャツも変えることも忘れ黙々と情報を集めて、仮説を立て、実行手段を探して…という実に地道な事が解決に繋がっていくというのは、日本を支える技術者が時間と、政治的な圧力と、問題そのものと戦い、素晴らしい成果をあげるという日本の高度成長期を彷彿とさせる。そういう意味でプロジェクトXを見たような感動を覚えた。キャラクターも善悪の垣根なく描かれストイックだが魅力的で、一人やたら非現実的な石原さとみが紅生姜ような良いコントラストを醸している。余剰ともとれなくはないが多少入れとかんとな、という配慮もわかるし異物感も外国、という記号をベタに外人女優を起用するより遥かに出せていると思う。
個人的な思いとしては、日本は個性のあるスーパー主人公よりも群像劇がピタリとはまる国民性がある気がする。なので、日本映画やドラマで感じるリアルじゃないな、という部分がある程度払拭されているように思う。
ただ、現実的ではない速度でみんな喋りまくるので、それが悪いというわけではないがリテイク量がすごいだろうな、と観ながら思った。
映像的には水飛沫の表現ってやっぱ難しいんだろうな、とか、列車そんな絡み付く?とかゴジラの生命感やや薄いなあとかは有りましたが、シナリオの面白さでお釣りが来るほどカバー出来てるかと思います。
問題の解決法方は地味すぎ、どうして成り立つとは思うものの、あんな危険な生き物の眼前に立ち、みんな逃げずに仕事をする様は素晴らしいのではないかと。凝固剤ロケットとか汚れずに手を下す手段じゃなくて本当に良かった。
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