シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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未知の災害、敵に対するシュミレーション
ゴジラに変に意思を持たせず無機質に襲ってくる感じが、より不気味さを際立たせていて良かった。アメリカ版GODZILLAはゴジラが明確に意思を持ってたからMUTOを執拗に追いかけて戦う意味を考えちゃったからね。ただCGでは正直負けてますね。蒲田の街を初期形態のゴジラが襲うシーンはしょぼかった。でも他のシーンはそんなに気にならなかったな。特に口を裂けるほど大きく開けて放射能を吐くシーンの無双ぷりは感動した^^見慣れた川崎や城南地区でヘリや戦車がゴジラに攻撃するシーンも感動もの^^
会議のシーンは台詞の棒読みで安い演劇見てるみたいで辛かった。わざとそういう演出にしてるのはわかってても辛い。國村隼と平泉成は良かったけど。特に平泉成のひょうひょうとした総理代理は良かった^^
石原さとみは今作でも浮いてたなw自分なりに考えて役作りしてるのは解るが、方向性を見直した方がいいような?
日本が未曾有の災害や敵からの攻撃を受けた時のシュミレーションとしても面白かった。ハリウッドのインデペンデンス・デイなんかで攻撃にあたり法律がどうとか、責任がどうとか住民の被害がどうとか会議で揉めるシーン、ほとんど無いですよねwまあ、その方が異常なんでしょうが^^
そんな訳で、今後シリーズ化するなら、以前のシリーズの如く色んな怪獣を出して対決させるのではなく、様々な国にゴジラを出現させ、国によっての対応の違いとか描いてみると面白いのでは?w英仏独露中や、発展途上国にも出現させ先進国がどう対応するかシュミレーションしてみて欲しい^^
素晴らしい
話自体は会議のシーンなどが長く中だるみすることもあったが、対応の仕方がリアリティがあってよかった。(実際に見たことないが笑)
核兵器反対という強いメッセージが伝わってきた作品であった。
重火器のシーンも迫力があったが、洋画に比べるとあまり良くなかった。
しかし、メッセージ性と話の内容は素晴らしかったのでオススメ!
偉大なる失敗作
プロット、脚本、CG、特撮など個々に見ていけば、日本映画のトップクラスといっていいと思う。
でも、全体を通して見ると、何だかおかしい。これは、実写で良かったのか、アニメの方が明らかに後世に残る傑作になったんじゃないだろうか。
まるで、ガメラのでない、平成版ガメラを見てる感覚。
ゴジラがまるで自然災害的に描かれるのは、良しとしても、それらに翻弄される市政の人々が、全然出てこない(ネット上にはでてくるが)で、政府の災害マニュアルに成り下がっている。リアルの追求もよいが、現実の地震、台風災害の報道をなぞっているようにしか感じられない。
映画館でわざわざ、緊急災害特別報道を見せられてるとしか思えない。
庵野監督、アニメで作り直してください。と、言いたい。
ゴジラとはなんなのか
鑑賞の後、これは賛否両論吹き荒れるなと感じた。
日本人が知っている、今までのゴジラとは全く違う容姿、設定。
ただ、シン・ゴジラに息づく魂は明らかに初代1954年ゴジラと同じものだった。
娯楽怪獣映画のジャンルを邦画に作り上げたゴジラだが、本来はファミリー娯楽向けなテーマのキャラクターではない。
「反戦・反核」という極めて重いテーマを背負ったキャラクターである。
戦後たった9年しか経っておらず、まだ戦争の記憶が色濃く残る1954年に、「戦争、核の化身」として登場したゴジラは、人々に強烈なインパクトを与えた。
きっと今回のシン・ゴジラ同様、賛否両論吹き荒れていたに違いない。
今回のシン・ゴジラを見て、つまらないと感じる人は多いだろう。
長い会議のシーン、難解な言葉の羅列、子供にも難しいと思う。
何も間違っていないし、そのレビューが非難されることもない。
ただ、今回のゴジラを通して現実の日本を見つめてほしい。
この作品の中にある「災害、核、日本と諸外国との関係」そして何より「我々日本人とは」というテーマ。
初代ゴジラの魂はシン・ゴジラを通して現代に問いかけている。
またシン・ゴジラという作品を作り上げた庵野総監督はじめスタッフの方々には惜しみない称賛を贈りたい。
再びゴジラを通して日本を考える。
この時間こそ何よりも尊いものなのだから。
使徒・・いえゴジラです。
ゴジラ初登場シーンは、第⚪使徒?って感じで(°Д°)でした。
音楽は、わざとですかね。(笑)
シンプルに「日本政府VSゴジラ」なのもいい感じ。チープなヒューマンドラマなんかあっても白々しいだけですからね。
本当にゴジラ現れたらこんな感じなのかと思わせる日本政府の対応の演出もリアリティーがあります。
自衛隊の攻撃シーンも「すげー!」
実際の装備らしいですが、頼もしいっすな。しかし全く歯が立たず、アメリカ様が核攻撃で殲滅を提案。 (コノヤロー!ふざけんな。)それを回避すべく日本政府は、ヤシマ作・・いえヤシオリ作戦(笑)
を間に合わせようと奔走。
無事成功させ、ゴジラ退治成功。
頼り無さそうな総理代理が実は、一番の功労者だった(核攻撃までの時間稼ぎ)
現実もこうならいいですね。(笑)
派手なだけのインディペンデンス何ちゃらより
余程面白い。
気になった点は、ヤシオリ作戦簡単に成功したなってところかな?ゴジラが上手い具合に倒れたから成功したような?
列車爆弾は、最高!
素晴らしかったです。
率直な感想を提示する
話はあまり面白くない。脚本があまり良くない。役者の演技が上手く見えない。
ゴジラが誕生したのは核という存在が大きいことは認めるが、今回のこの内容は震災の際の政府のゴタゴタをパロディー化したとしか思えなかった。それはそれで面白いところがあったけれど、ゴジラという存在を借りて表現するのはどうかと思ってしまった。ゴジラも政府ネタも楽しめなかった。
ただ、強烈に福島はまだ終わってなどいないという思いに駆られた。そういった志をメインにつくられた映画なのか甚だ疑問に思ってしまうだけに、楽しさが半減していたように思う。
CGの具合と特撮の具合にかなり違和感を覚えた。この辺は全くハリウッドにおよびもつかない。
ただ容姿は素晴らしい(尻尾が変だけど…)、そして攻撃能力もカッコ良すぎ。街に佇む遠景のゴジラはこうでなくてはという絵をつくりあげていた。
個人的には前のギャレス・エドワーズ監督のゴジラの方が断トツで面白いと感じたし、今回の庵野秀明監督のゴジラは負の意味でヤバいんじゃないか、と思ったりしたが、集客も周りの声も芳しくて、なかなか複雑な思い。あくまで個人的見解として、おすすめはできない。
今の日本に、ここまで骨太の政治家は居ないよね
「いま日本にゴジラが襲来したら」と言う事を描いた作品。
こう言う作品好きです。内閣府(防災担当)が制作協力したこともあり、“防災”と言う視点からの、ある意味シミュレーションになっていると思います。実際、制作に際しては、様々なところの見学や関係者とのインタビューなどがあったらしく、官邸危機管理室などは、「あまり忠実に作るとマズイ」と言う制限もありながらも、かなり似た作りになっている様です。
それと、首都防災という観点では、東京都の存在も無視できないわけですが、東京都庁の災害対策本部室も描かれていて、これも結構似た感じ。東京都庁の災害対策本部室は、昔は見学できたんですが、いまはどうなんですかね?警備上の理由で、出来なくなっていても不思議ではない昨今のご時世・・・。
この作品の防衛大臣が女性で、本物の女性の防衛大臣だった小池百合子さんが新東京都知事に当選したのは、なんか妙な巡り合わせのような、そうでも無いような・・・。
以下微妙にネタバレ。
ゴジラの活動を停止させるために、ゴジラに凍結液を経口注入するんですが、その時にコンクリート圧送車を使うというのは、これは福島第一原発事故の際に、水を注入するのにコンクリート圧送車を使ったことになぞらえていますよね。なんか、その任務も、当時の水注入部隊に似た感じがしますし。それと、このあたりの件については少し疑問も。第一小隊が注入中に全滅しているのですが、凍結液って、ギリギリの量なんじゃ無かったっけ?注入第一小隊が全滅したことで、凍結液が足りなくなったりしなかったんでしょうか?
あと、内閣府立川災害対策本部予備施設を映画で描いたのは、少なくとも私は初めて見ました。そう言うリアルな所がいいですね。
物語終盤、矢口がヤシオリ作戦部隊を前に演説するんですが、これって、最初のインデペンデンス・デイのホイットモア大統領の演説、あるいは、アルマゲドンでハリー・スタンパー達が新型スペースシャトルで宇宙に向かう時に掛けられた言葉を彷彿とさせましたね。「自衛隊は最後の砦」と言う言葉。そう言う言葉を映画で言う時代になったんですね。時代を感じました。
それと、日本への核攻撃カウントダウンを中断させるために、フランスを使ったという点。これは凄い!イギリスがアメリカと歩調を合わせないことはないですから、五大国でそう言う駆け引きに応じそうなのは、リアルにフランスだけ。その設定痺れます。
残念だったのが、カヨコ。う~ん、石原さとみは好きなんですが、大統領特使には若すぎたんじゃ無いですかねぇ?ケネディ大使位であれば納得感が有るんですが・・・。頭が良くて、血筋も良いという設定ではありますが、無理筋ではなかったかなぁ・・・。
あと、鎌倉に上陸したゴジラの東京侵入を阻止するために、張った多摩川の防衛線。戦車が配備されていましたが、あれが本当であれば、他の防御ラインへの戦車配備は諦めていたということ?若干微妙に感じないことも無かったです。
いやぁ、それでも、良かったです。面白かったです。
ハリウッドでは決して撮れない、本家ゴジラ‼︎
物凄い迫力
ゴジラは今作で2作目なのでにわかの映画好きとして感想を。
良いところ
やはりその迫力、光線を吐くシーンとその破壊力は圧巻の一言。いかにも現実的な方法で対処してるところが良かった。冒頭のハンディカムを混ぜた一般人の視点も良かった。
主人公役の演技、また環境省や生物学者、理研のキャラが立っていて良かった。
悪いところ
個人の問題だが石原さとみが相当嫌いなので興ざめ。さらにカッコつけようと喋る英語で興ざめ。
CGは迫力があるが微妙に景色とマッチしていない。時間が昼ということもあるかもしれないが、ハリウッドのゴジラと比較すると違和感。特に冒頭の進化前の箇所は気になる。巨大生物と比較という意味ではホビットのスマウグを凌駕するものはしばらく出ないんじゃないだろうか。
あと一般市民からの視点もおり合わせれば面白かったんじゃないだろうか。
最高でした!
今までのゴジラよりも尻尾が異様に長く手が小さく、目がイってるところなどが不完全な生命体という感じで、不気味さがダントツです。そこが凄くカッコイイ!しかしそれでいて初代ゴジラに1番フォルムは似ていると思います。人間側とは全く分かり合えない未知の生物、絶対的恐怖としてのゴジラを再認識させられました。
至るところにオマージュや伏線が散りばめられていて、まだ拾えきれないので何回も観に行っています。
何回見ても興奮します!
エヴァはまだ観たことがない生粋のゴジラファンなのですが最高だと思いますよ!
僕はゴジラは娯楽映画として見ていません。特撮のただカッコイイ怪獣映画とも思っていません。(ゴジラはカッコイイと思いますけど!)
それはゴジラ誕生の背景などを踏まえれば分かって下さるかと…。
ゴジラはゴジラというジャンルを確立していると思います。そのジャンルの中で新たな枝を増やしたのがシン・ゴジラだと感じました!
シン・ゴジラでゴジラが気になってる人は初代をお勧めします。個人的にはミレニアムも良いですね。
しかし、戦隊モノ風な作風のゴジラがほとんどではあるので、こちらのゴジラは娯楽要素がかなり強く、子供も楽しめる映画になってます。
好みや見方はそれぞれだと思いますが、薄っぺらくてつまらない映画と考える事を放棄するのはそれこそつまらないのでは…
なぜあのフォルムなのか、どうして東京に来るのか、ゴジラが通った道の意味は何なのか…。その他にも沢山の疑問、問いかけ、アンサーがあると思います。
分からない、のではなく考えて自分の答えを見つけるのが大切です^^
音楽についてのレビュー
エンターテイメント性、大衆映画としての意義、演出、映像、音楽どれを取っても数年来で最高の出来の邦画だと思います。
特に個人的に印象に残ったのは音楽。
過去のゴジラ作品からの引用曲も素晴らしく、それに加えて鷺巣詩郎のエヴァ楽曲であるEM20のアレンジが何度もアレンジを変えて登場しますが、これが非常に効果的でした。エヴァの曲とかそういう問題ではなく、踊る大捜査線でも引用されたこの曲は、その曲とアレンジのメッセージ性だけで映画に色を与える力がある特別な楽曲だ思います。
映像面やストーリー、演出等は他の方が多いにレビューされているかと思いますが、シンゴジラのBGMを劇場の音響で聞くことだけでも非常に贅沢で価値のあることです。私もあと2回ほどIMAX環境でシンゴジラを見る予定です。
2時間ずっとスクリーンに釘付け
続編は必要ない
そもそもゴジラとは、人間に対しての恐怖だったのか。それともヒーロー的な存在だったのか。
1954年、第二次世界大戦敗戦後の日本。ある日、突如一つの島に巨大生物が出現。その怪物は島から本土へ進行し、東京の街へ破壊光線を口なら吐き壊滅状態へ追いやる。その風景はまさに東京大空襲再来。怪物の名は「ゴジラ」。
要はゴジラという存在は、人間に対して恐怖そのもの。破壊神とも言えるであろう。
2016年、3.11の東日本大震災後の日本。復興が進む中、突如東京湾に巨大生物が出現。巨大生物は東京の街を川を伝いながら進行しその光景はまさに津波による災害。その怪物は米国では「GODZILLA」と呼ばれていた。日本は「呉爾羅」と呼んだ。呉爾羅は核により体内に放射能を蓄えており、口から吐き出すことによって放射能は破壊光線へ変わり、東京を恐怖のどん底へおとしめる。
ゴジラは人間にとって今後も恐怖の存在であり、日本だけのキャラクターであって欲しい。怪獣映画で戦い合うゴジラは必要ない。
期待以上❗
やっと新しい怪獣映画
前作の日本のゴジラから十数年くらい経ってやっと観れたシン・ゴジラ。
俳優たちの早口演技は正解だった。石原さとみの役は特に何も重要なことしてないのに演出と演技がくどく感じたけど、他は問題なく演じていた。その中でも総理大臣やその他の大臣たちをあの早口演技の中でキャラクター付けを見事やりきったベテラン俳優陣はお見事!
今を生きるスタッフたちの今感じてることや伝えたいことがストレートに表現されていてとても良かった。もちろんゴジラに対する思い入れもあった。しかしそれ以上に、自分達のやりたいことをやりきった所に拍手を送りたい!
ファンの望んでいるような映画を作ろうとしない姿勢に自分は感動した。だがまだまだいけるだろう!という期待を込めて4.5にした。
日本映画界よ!こんだけ素晴らしい映画を作れる人材が日本にまだいるんだ!いつまでアイドル使って客に媚びてるんだ!ちゃんとした映画を作れ!それで世界中の客は付いてくるんだ!!
音楽が……(´д`|||)
ゴジラもエヴァも大好きな者です。
ゴジラという生き物を現代の人々が初めて目にしたらどうなるか!?ということが、とてもリアルに描かれていて楽しめた映画でした。
役者さんも素晴らしく、展開が早くて好きです。
でも、あれがゴジラでなくても例えば自然災害だとしても成り立つ映画だったのではないかとも思えます。
なので、あれはゴジラに似た使徒だと思います。
監督さんが庵野さんだからあえてなのでしょうが、ちょいちょい挟むエヴァの曲に『ゴジラを見に来たんですけど?』と言う気持ちが沸き起こりました。
エヴァファンの方には嬉しいかもしれませんが、ゴジラに絞って欲しかったです。
日本人のゴジラ愛に感動
ゴジラを見て育った私は、今作に大いに期待し、感動を独り占めしたいと思いレイトショーにて鑑賞しました。
このゴジラは、今までのゴジラではありません。それははっきりと言えます。
しかし、ゴジラの根底にある、圧倒的な恐怖をこれでもかとたたきつけられます。
ゴジラが東京を文字通り焼くシーンでは「こんなのいいの?」と、ものすごく他人事のような、それでいて身近な、かつて震災の津波の映像を見たときのようなどうしようもなさが心を支配しました。この感覚は、かつてのゴジラでも味わったことはありません。
震えました。
子供には難しいでしょう。セリフは聞き取るのも理解するのも難解です。
でもそれをゴジラを取り巻くただの雰囲気としてしまうだけの力が今作にはあります。
子供だから、内容が難しいからという理由で見ないのはあまりにも惜しい。
とにかく、ゴジラが圧倒的すぎるのです。
自分はゴジラが好きなんだと、改めて感じさせてくれる作品でした。
みなさんの感想も知りたいと思い、拝見しましたが、ものの見事に真っ二つですね。
でもこれが新しいものに対する評価の在り方だと思います。
そして何より目を引いたのが、低評価の方の意見。多くの方がそれぞれの見方でゴジラを愛している。ゴジラはこの国に根付いているのだと強く思いました。
同じゴジラを愛する方々がこんなにもいるのだと嬉しく思います。
ゴジラを生み、育ててこられた方々を心から尊敬します。
素晴らしい作品です。
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