シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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早口が功を奏したリアリティと、ゴジラプライド!
観たのはずいぶん前だけど、シン・ゴジラが観客1億人突破!ということで、そろそろレビューを(笑)
全編にわたって繰り広げられるのは、ゴジラ対策に翻弄される日本政府のドラマですね。もちろんフルCGのゴジラも、見応えがあるんだけど、人間社会のディテールのすごさが、この映画の最大の魅力でした。
無駄な会議やセクショナリズムや、決定手続きの複雑さ。日本社会や会社組織の、ダメなとこをさらけ出してます。アメリカに支配され続ける様や、ろくにジャッジできない首相も、よく描かれていましたね。
そしてスクリーンに入り込めたのは、その人間模様の圧倒的リアリティ。ご存知のように監督の膨大な量の脚本が、2時間に収まりそうにないということで、役者陣はかなりの早口になってますね。見たことのない空気感に、最初から圧倒されます。で途中から気付くんです。この早口って、すごくリアリティがあるなぁ。
映画って緊迫した時は、セリフを効かせようと演出するじゃないですか。感情を表現しようとしたり。けどそれって、実は嘘っぽい。現実って、みんな焦って主張したくて、めちゃ早口で、まくしたてたりなのに。何言ってるか、わからないくらいなのに。今回、尺に収めようとした苦肉の策が、今までにない臨場感とリアリティを生み出しましたね。さすが、もってる映画は違う。
1954年初代ゴジラの原点のイズムをシンプルに受け継いだのはよかった。いつしか集客や子供たちのために、派手に戦うことになってしまった東宝怪獣映画だけど(ゴジラ対ヘドラは決して子供向けではなかったけど)初代ゴジラはカタルシスがあった。原発や原爆実験や人間のエゴなどの社会風刺に、感情を感じない怪獣に、恋愛も家族愛も徹底的に排除したストーリー、だから現代に甦ったゴジラは、圧倒的に怖かった。オマージュも満載で、キャプションの書体や音楽や、政治家や防衛省や自衛隊の扱い方。幼い頃から好きだった僕は、ニヤニヤしっぱなしでした。
本当にリスペクトした人が、命を吹き込むと、すごい映画ができるものなんだなぁ。これは、ジャパンプライドであり、まさしくゴジラプライドですね!
久しぶりの面白い邦画
ゴジラに全く興味はない&期待して無かったのですが評判が良かったので見てきました。
結果、見てよかった。評判通りの面白さでした。
未確認生物が現れたとき政府がどのように対処するか話合う場面が多々あり面白い切り口の映画でした。日本の状況がリアルに描いていてまさに”シン”ゴジラって感じ。ハリウッド映画の派手なアクションばかり見ていた私にはこのリアルさは新鮮でした。ゴジラと戦うシーンは少ないものの高いリアリティ故にゴジラに対する恐怖感が伝わりました。かなり社会風刺が効いていて大人向けのゴジラです。
見る前はゴジラはいいから庵野はさっさとエヴァ作れよ〜と思ってましたが、今では面白い邦画を見せてくれて庵野ありがとう感謝感謝です笑
ゴジラ映画の集大成
初めて未確認生物が現れた時の政府や官僚など、また、ゴジラが火を吐くシーンは圧巻、リアルさを追求した作品です。
日本映画の良さを感じる映画でした。
エンドロールで伊福部昭作曲の「ゴジラ」のデータ音楽を聴いていると感激のあまりのあまり涙がこぼれました。
退屈な映画でした
ネットに溢れかえる絶賛の嵐と有名人も軒並み絶賛されてるのでそんなに凄いのかという思いで観に行きました。
結論から言えばあまり動かないゴジラと人間パートの会議シーンの多さは致命的なつまらなさ。
案の定、小さい子を連れてきていた親子がいる席では子供が愚図り出し困り果てた親が外に連れ出すといった場面がスクリーンの前のあちこちで見られました。
ここまで地震による大震災を意識した作りにするなら素直に東京に大地震が来たらという映画にすればいいだろと思います。
上映終了後に怪獣映画を観に来たのに騙されたという声が聞こえましたが私もそう思いました。
シン・ゴジラ
50代夫婦で観に行きました!それはもう期待以上の映画でモノクロ時代の初代「ゴジラ」の恐怖を味わいました。観ているうちにこのまま日本はどうなってしまうのか?自衛隊、米軍も太刀打ちできず、最後には新幹線無人爆弾が出てきたときに流れる「怪獣大戦争」マーチは涙ものでした!それはもう「行け行け頼むぞ~」って感じで終戦まじかの特攻を彷彿させるような仕上がり・・・ひさびさに映像と音楽がマッチした(JAWS見たいに)映画でした、これはTV画面で見るより大画面の劇場で観ることをおすすめいたします。巨神兵の恐怖を味わいたければ劇場へGO!
この映画が楽しめて嬉しい
まず、私はこの映画を観るつもりはありませんでした。庵野監督がゴジラ映画を撮っているという事は知っていました。でも『特撮でしょ?』とタカをくくり、予告を映画館で見かけるようになっても興味を持てませんでした。結果…
『ごめんなさい』
ね、安田さん(笑)
本当すみませんでした。
近年、こんなに絶望と恐怖と希望がないまぜになった映画を観た記憶はありません。これからこれ以上の映画に出会えるだろうか…不安になる程です。
地元がゴジラに蹂躙されたり、毎朝乗ってる通勤電車が爆弾になって突っ込んだり(軽くショックだけどもはや、行けー!やったれ!という気持ち)、武器も戦闘機もお腹いっぱい!いやはや、参りました。
そう、クリエイターでもないのに何故だか参りましたという気持ちが大きいのです。
怪獣というのは本来得体の知れぬ未知の生物である筈です。可愛げを伴ったりヒーローであったりは過去作にお任せしましょう。シン・ゴジラは全く新しいゴジラ映画なのですから。
蒲田上陸時、川を遡上して瓦礫が押し寄せてくるあの場面、日本人なら誰もが東日本大震災を思い浮かべたでしょう。その後瓦礫の山に向かって矢口が合掌する場面、あれは私達の姿です。
2度目の上陸時、姿形が全く変わり、自衛隊の火器すらも通じず、街の灯りの消えた闇の中、赤く光るゴジラが迫ってくるあの絶望感……!!あれに恐怖しない人間がいるでしょうか。
この映画は未曾有の災害が起きた時、我々日本人がどの様に対処するかをシミュレートする映画でもあり、また、日本がどういう国なのかを描こうとした映画だとも思います。
面倒くせえ、核で焼いちまえ!
という諸外国の無茶ブリもまた、考え得る話です。全てがリアルなので、ゴジラという架空の生物の存在がより浮き立って見えるのです。
ゴジラを取り巻く全てにリアルが無ければ、ただのファンタジーです。何故ならゴジラの存在自体、ファンタジーなのですから。そこに軸足を置かなければ、きっとつまらなく感じるでしょう。
この映画が楽しめて幸いです。
矢口が言う
『まだ日本は捨てたもんじゃない』
という台詞、庵野監督はきっとこの言葉を、日本人にも、自分にも言いたかったのではないでしょうか。
それにしても、登場人物たちのキャラクターが素晴らしい。居そうだな、居て欲しいなと思うキャラばかり。
オタクの安田さん、大好きです。
最後にホッとして笑う尾頭さんも可愛くてすき。ウザいカヨコさんも2度観たら慣れて好きになってきました。
矢口も赤坂も泉ちゃんも皆んな素敵。
こういう政治家が居て欲しいな。
こういう国であって欲しいな。
そう思わせられたのだから、きっともう庵野監督の思うツボですね。
はい、参りました。
最後にあの尻尾…続編への期待だけが高まってるんですが?どうしてくれるんですか庵野監督!
追記)
2016.9.15 全国一斉発声可能上映@横浜に参加。
念願の安田さんの登壇ありと聞いては駆けつけずにはいられませんでした。
ライブビューイングではありましたが、泉ちゃん、尾頭さん、安田さん、庵野監督の舞台挨拶が見られて幸せでした!
役になりきって狼狽しながら登壇する高橋一生さん可愛い過ぎか!!(惚れた)
サプライズでランドゥー・ヤグチも(笑)
会場が絶叫に包まれました…!
幸せな時間でした。
発声可能上映も初回、女性限定を経ての全国一斉。
そろそろ発声可能上映はマンネリな気がします。
盛り上がりはしましたが、掛け声の大喜利大会みたいになってるし、途中でやっぱり普通に観たいな…って欲が出てきたので。
円盤発売が待ち遠しいです。
圧倒された。
さすが東宝ゴジラ、 ハリウッド・ゴジラも征圧した。
圧倒的破壊力と想像を絶する攻撃力にはただ、圧倒されぱなし。
ゴジラと共に生まれ、育った昭和29年生には、口からだけではない、背びれからも尻尾からも怪光線を放出するゴジラには、びっくり。今月で上映も終わり、2ヶ月のロングランとなった。
もう3回も見に行った。ゴジラよりも自衛隊のカッコよさと石原さとみのセクシーさが気に入ってまた見たくなる。今度は書店のDVDレンタルが楽しみ。それにしても日曜日なのに観客は50歳~60歳代のおっさんばかり、子どもが居ないのはお子さまには受けないゴジラなんだ。ゴジラ世代も年をとった。
リアル日本ゴジラ
人の動きが活発でやり取りが目まぐるしい、やはり日本のゴジラは自衛隊の活躍が花形として見られるのがいい。
日本政治の動きは実際にはもっと無駄な手続きが多く、スローであると思われるが短い映画の中ではまだ再現されていた方だと思う。首相や政治家は映画なのでかなり理想的な有能な人物に描かれていた。
欲を言えばもう少し現場で働く人間も描いて欲しがった。企業や地方自治体など、日常の生活を影で支えている人々がたくさんいる。
ただ限られた時間の中でリアリティーと面白さを追求したいい作品だと思う。
核兵器という人間が生み出した ものによって現れた怪獣が 人間の手で...
核兵器という人間が生み出した ものによって現れた怪獣が
人間の手で葬られるという
人間の身勝手さを表現した作品
と解説があったけど
311地震の福島原発とダブってみえて
胸が苦しくなりました
.
ゴジラが火を噴くシーンが
痛々しく物悲しい美しさで
見とれてしまった(´-`)
すごい良かった!
ゴジラを、3週間前くらいに見に行きました。この映画は、迫力がありとても面白かったです。
特に、ゴジラを倒すため、政治家や色々な人が倒し方などを考えています。
矢口がリーダーのチームを作り、研究をしている中、カヨコが、ゴジラのことを調べてた学者の研究していたことを矢口に渡し倒し方が分かった。
ラストで、ゴジラを爆破させたりして凍らせた。
ラストのゴジラを爆破させたり、凍らせるところは、すごい良かったです。ゴジラを倒せてすっきりしました。しかも、ラストが一番迫力がすごかったです。
また、役がそれぞれあっています。
主人公の矢口の一生懸命なところは、長谷川博己があっていると思います。演技も上手く、伝わってきました。
石原さとみは、日系三世で、エリートな役を演じていました。その役は英語をペラペラと話していて、演技も上手かったです。さすが石原さとみですね。
他の俳優や女優なども演技が上手かったです。
この映画は、もう一度、観てもいい映画ですね。次は、4Dで観たいです。4Dなら、もっと迫力が伝わってきそうですね。
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今まで観た作品の中で最高です!
入り組んだストーリーのようで、骨組みはシンプルに出来ており、早口なセリフ回しを多少聞き逃しても、純粋に主人公たちを応援できたり、ゴジラに恐怖できました。
他で言われてるように荒いところもあるんですが、そこも含めて庵野作品の「味」でしょうから、個人個人の好き嫌いということで・・・。エヴァをはじめとしたガイナックス系列の作品では、「なんでこの作戦で成功するんだ?」という突っ込みどころが満載ですし。
他所で言われている「一般市民が被害を受けてるシーンが少ない」「感情移入できない」という意見は、正しいですが不正確だと思います。「悲しむ家族や関係者」が出てこないというだけではないでしょうか。
自分たちは普段、情報バラエティーやドキュメンタリー番組で災害の話を知るとき、「悲しむ家族や関係者」がセットになって出てくることで、現場の悲しみがダイレクトに伝わることに慣れてしまっています。3.11が発生してから数日間は、死亡者の数や津波そのものの映像ばかりが流れていて、日がたってから「悲しむ家族や関係者」が映し出されるようになるまでは、本当に悲惨なことが起きたんだとは実感できずにいました。(少なくとも自分は)「悲しむ家族や関係者」の情報の提供が追いつかず、モヤモヤした気分で状況を待つしかないこの「違和感」が、3.11にも共通するリアリティーなんだと思います。
あと「感情移入」はこの映画では不要です。「こんな事件にこんな性格のやつらが立ち向かったらこんな結果になる」というプロセスを味わうための作品でしょう。
期待を裏切らない出来。
日本人としての生き方、この国の在り方、怪獣映画でありながら、考えさせられる内容だった。ヤシオリ作戦開始前の矢口の演説には、涙か出た。
ゴジラそのものも、流石は庵野、やってくれる。
絶対に前情報なしで観ることをオススメします。
そりゃないよ
無敵な様相を呈していたゴジラが、口にストローもどきを入れられ、血液凝固剤の注入で固まってしまうなんて解せない。その前に、そもそも「寝た子」をわざわざ起こして、それをやるのも解せない。ゴジラのCGは、よくできていたけど。大統領特使の石原さとみも可愛かったけど。
寝る人が多数。ヲタク、マニア以外は観てはダメ。
軍事、法規、怪獣マニア、ヲタクが喜ぶだけのダラダラ映画。
建物や会議内容のリアリティは良いが、劇中の半分が会議。専門用語の羅列で単純にダルい。
ゴジラには何のワクワクも無い。
登場シーンのグロさは、まぁ良いかな程度。
豪華な役者陣もチラッと出るだけの人が多数。
みんな友情出演か?ってなくらいのちょい役。
高評価の大半が映画としての評価では無く、単なるヲタクの持て囃し。
エヴァンゲリオン被りも散見。
石原さとみが無理あり過ぎる。
寝てる人が何人も居ました。
観終わった後、満席だった会場の雰囲気がお葬式か宿の寝起きの状態で苦笑してしまいました。
正当なレビューを見ると、日本の軍事演習ドキュメントかプロパガンダかってな感じです。
子供や女性なんかで楽しめる人は1割居るかな程度なので、家族や恋人同士で行ったら悲惨な事になります。
実際に目にしてますので。
かなりの作品を観てきてますが、ここまで高評価で自身がつまらないと思った映画は過去1本も無いです。
リアルな
おもしろかった。
さすが庵野監督、いろいろとエヴァのテイストも感じながらも日本っぽい?戦い方でリアリティを感じられた。
石原さとみは本人が悪いわけじゃないが聞いてたとおり浮いてるのが残念。
住んでるところの近くが戦場になると聞いていたので、もしかして家もと目をこらして見ていたが見付からなかった。
見方次第でしょうね
皆さんが書かれている通り、ゴジラの戦いぶりを期待して観た方にはつまらない映画かもしれません。でも庵野監督がどこかで言ってましたが、今回のゴジラは敵と戦わないので手は小さくしたとのこと。
政治家、役人たちを皮肉りながら「ゴジラ=自然災害/原発」との戦いを描いた大人向けの作品だと思います。石原さとみの鼻につく英語もそれなりに楽しめましたけどね。ただ進化する前、最初に出てきたゴジラの顔は「何かの間違い???ギャグ??」って思ってしまいました。エンディングでゴジラが少し動いたりして続編を匂わせてもよかったかも⁈万人にはオススメしませんが、私には面白い映画でした。
新たなる序章
ゴジラの最初の形態を見て愕然。
ゴジラは進化する生物だという新鮮さ。
CGも粗が見えるようなものでもなく、非常に出来が良いと感じました。
そして何より政府の対応、自衛隊の出動、攻撃までの命令系統と兵器や装備のリアリティー。周りからリアルを追求したお陰でゴジラにもリアリティーが出ました。
今までの怪獣映画としてではなく災害映画としてゴジラと向き合った庵野監督の大金星でしょう❗とにかく面白かった。
ラストの尻尾の意味と合わせて最低でももう一度見に行きたいと思っています。
出来れば何の前知識も持たずに見ることをオススメします。大傑作です❗
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