シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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日本ってちゃんと戦えるんだね
当たり前だけど日本で戦車とか見たことないからこんなに日本って武器持ってるんだって少し関心した(笑)自衛隊の人達かっこよかった。でも現実では日本でこの武器を使うことが一生内容にお願いしたい。
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映画の内容的にはたぶん日本人の悪いところも良いところも両方出てる。悪いところのが目についたけど。特に会議ばっかりしてるのにはイライラした(笑)お偉いさんが会議してる間に私達一般庶民は死んでくんだろうな(笑).
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でも、自衛隊の攻撃を発動させるときに憲法上の解釈をどっちにするかって所はそう簡単に戦争できないようになってるってことなのかなと思ってそこはよし。
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この映画の中ではアメリカ核ミサイル落とすの待ってくれたけど、トランプだったら絶対すぐ落とすんだろうな、、笑.
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ドキュメント風ゴジラ映画
庵野秀明監督作品、ゴジラ映画をドキュメンタリ風に仕上げた映画。鎌倉から東京都心までを舞台とした設定は、この世界観を表現するには最適な設定。想定外の惨事に対する日本政府の不甲斐なさや海外の冷たい対応などの展開も良かったと思う。自衛隊の協力のもと迫力ある戦闘シーンも邦画の域を超えている。意味深なラストがとても気になる。
ゴジラなのか?
ゴジラと言ったら町を壊したりのイメージだったが、国や政府の動き方などリアリティのあるシステム的な話だったので、かなり新鮮だった。
こんな映画の楽しみ方もあるのだと驚いた。
スクラップ&ビルドとはまさに戦後日本のしてきたこと
ザ・庵野秀明ショーな新世紀ゴジラ。長い肩書き、堅苦しい会議シーン、早口な台詞、明朝体テロップ、エヴァBGM、顔顔顔のアップ、電線越しの見上げ、次々と登場する戦闘機。
第4形態まで進化する最長118.5mのゴジラの造形たまらんね、特に最初のツチノコとトカゲの合の子みたいなのがうねうね動く所。車ぽんぽん飛ぶの笑っちゃう。特撮博物館で見た「巨神兵東京に現わる」ほかミニチュア等あそこで見たワクワクを思い出した。映画館出たあと、夜の上福岡の駅前タワーマンションを見上げては、ゴジラが出たらどう壊すだろうと幻影を妄想した。
米軍の貫通弾を食らい致命傷を負わせたところで、満を持しての放射光線にテンションぶち上がり!!これだけで5億点、しかも今回は背ビレからもまるでコンサートのレーザーかってくらい縦横無尽に焼き尽くすのよ!
長谷川博己、石原さとみ、國村隼、ピエール瀧、松尾諭らの進撃の巨人チームがまるでリベンジかの様に見えた。チーム水口のオタク精鋭部隊っぷりが際立ってた、特に市川美和子の無表情早口と高橋一生のパソコンオタクが印象的。
世界唯一の原爆被爆国であること、大地震を何回も経験していること、未曾有の原発事故を起こしていること、非核三原則の国であること、もしも2016年現在に日本にゴジラが襲来したらの災害シュミレーションが徹底されている。これは日本に住む我々のための映画だ。
無人在来線同時突撃はそのビジュアルも含めてよく思い付いたな。ラストの作戦で複数のクレーン車でゴジラの口に凝固剤注入は、福島原発のメルトダウンを阻止する冷水注入オペレーションを連想した。
災害レベルに対しての人々の焦燥感がちょっと低いと感じた。BGMのバリエーションが少なく感じ、またシーンを盛り上がる役割に欠けていたのは残念。
21:45の回レイトショー1,300円
緻密な防衛出動の設定が大人向け
総合80点 ( ストーリー:80点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
自衛隊の出動と攻撃に関する法律の諸問題に外交などの政治的な側面をよく調査していて、さらに自衛隊全面協力の具体的な兵器と戦術の描写が非常に緻密で驚いた。ハリウッド作品でもここまで詳細にそのような事情を取り入れているものはないのではないか。ただ怪獣が暴れて軍隊が攻撃をするだけの映画が、格段に質感が上がって大人な事情の映画になっていた。だから都市が破壊され国家が崩壊しかねない絶望が感じられたし、国を救うための重圧を背負う政治家・官僚・自衛官の覚悟も理解できるようになっていた。
あれだけの破壊が行われたわりに人の死傷の場面が直接的に描かれていないのは演出の甘さがあるのは不満がある。結末はあんなことになって、ずっとゴジラの実物大の姿を見ながら都市の再建をするのかと思うと大変そうだ。
ゴジラは生物じゃないの?イーオンが一枚かんでる?
リアルティを追求してこれまでのゴジラとは違って面白さもあったけど、逆に言うとこれまでのゴジラの良さも消された感じがした。
ゴジラが幼体から成体に変態するのはまあ斬新で良かったが、尾や背中から放射線を撒き散らすのはやり過ぎな感じがした。メカゴジラより生物感ない。(笑)
あと石原さとみは色んな意味で良かった。イーオンが演出に一枚かんでる?
とにかく早口なのがどうも変?
多分この映画を見た人が思うはずの台詞の早口。最初はまだ何とかなりますが2回3回と見ると段々うざくなっていく感じ。自衛隊がこんな事をするかというのは疑問として戦力の使い方を間違っている気が?あくまでもゴジラが強いということを印象させる前提があるようで自衛隊が弱い設定になってる。実際こんなもんじゃないはずなのに・・・(^_^;)
良くも悪くもゴジラの映画でこんな台詞回しをする演出の意味がわからない。放射能の部分も私にしたらリアルなのでこんな感じで使ってほしくはない。東京を舞台にしたのはいいと思う。地方ばかりいじめる設定はやめて欲しいから。これ見る人によっては感情を逆なでするのでそのへんもわきまえて欲しい映画。
世界よ、これが日本の特撮映画だ
ゴジラシリーズ及び庵野作品は今まで1度も観たことありませんでした。が、そんな私のような人から観ても、すごい。こりゃすごいわ……
日本の現状、問題点を上手すぎるほど反映している。日本映画界に光が見えたと共に、日本終わってるな、とも思わされる作品。非常に見応えがある。
単なる特撮映画に終わらず・・・・・
単なる特撮映画に終わらず、世論や官邸の動向を細かく検証した描き方に共感!時系列のリアル感が感じられ、120分の時間が短く感じられるほど。空想科学読本的な脚本の組み立てに庵野総監督の拘りが感じられた。
特撮映画の歴史を塗り変えた快作!
2016年に劇場公開されるや、数々のメディア・ネット上で話題となり、関連商品は品薄状態、この年の映画賞を総ナメするなど、社会現象となったヒット作。
名作名高い1954年版の展開演出はそのままに設定を現代日本の政府・国民に置き換え、迫る巨大な国難にどう立ち向かうか。
アニメ出身の庵野秀明総監督が印象的な映像とセリフで巧みに表現した。
作品のシリアス度、クライマックスの説得力などは54年公開時の時代背景もあり、東日本大震災をベースにした本作をもってしてもやはり前者に幾つもの分がある。
しかし、無理に説得力を持たせず現代の有りのままの日本「国」と「人」が「どうなり得るのか」「どうあってはならないのか」「どうあるべきなのか」を真剣さと皮肉を織りまぜて随所に観客の想像力に委ねる工夫をした。
特撮は過去最高水準の技術を発揮。
荒唐無稽な作品の世界をアナログとデジタルを駆使し見応えある仕上がりになった。
SF映画のように画的に擦りあげ過ぎたり、エンターテイニングに寄り過ぎないリアリティーを取りながらも、東京炎上、ヤシオリ作戦の場面などは特撮映画ならではの観客が高揚するような圧巻の場面を作り上げた。
そしてやはり、ゴジラの存在。
まさに非日常の象徴であり、人類に警鐘を鳴らし続ける不動明王だ。
かつて第1作公開時に特技監督を務めた円谷英二氏が「これまでキワモノ扱いされてきた特撮の分野を大いに発揮し、見返してやりたい。」と語ったそうだが、「ゴジラ」はまさに打って付けの題材だったのであろう。
それを60年以上の歳月を経て樋口真嗣特技監督が再び昇華させた。
特撮映画の魅力を広く世間に再認識させたという意味でも日本映画史に残る傑作となった。
戦争、核、官僚制、様々な日本や世界の現代の問題を反映していた。特に...
戦争、核、官僚制、様々な日本や世界の現代の問題を反映していた。特に総力戦の描写や一度壊さないとまともな政府が出来上がらないというセリフにメッセージ性を感じた。前半、2人の救助を考え攻撃できず、被害がズルズルと拡大する様子も、後半、総理が死んでからのほうがスムーズに進むところも、海外との絡みも、鼻つまみ者の集まりの作戦が最後の最後に持ち出され、結局それが一番成功するあたりにも、日本や世界へのある種の風刺を感じる。現代社会について考えさせられる良作だった。
待望の日本製ゴジラ…シンの傑作誕生!
ゴジラ・シリーズ第29作。
シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースの一編。
第40回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作。
TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREENで鑑賞。
子供の頃からゴジラが大好きです。物心ついた時には、親に買ってもらったゴジラのソフビ人形を握り締めていました。
ミレニアムシリーズはリアルタイムで映画館で観ることが出来、その後12年のブランクを考えると幸運だったな、と…
それはさておき、公開初日に胸踊らせながら映画館に行きました。製作発表の時は、飛び上がるほど歓喜したものです。
待望の日本製―東宝オリジナルですし、監督が庵野秀明と樋口真嗣のタッグと来れば期待しか無いではありませんか!
キャスト陣もゴジラ映画史上最大級の豪華さ。
東宝さんありがとうと云う気持ちでいっぱいでした。
やがて上映が始まり、冒頭から1作目のオマージュだと思ったのも束の間、水蒸気爆発、アクアライン崩落、政府の対応、尻尾の登場…と畳み掛けるような怒濤の展開と専門用語の応酬に、画面に食い入るように観入ってしまいました。
ゴジラ出現と云う未曾有の国難に対応する政府の姿に焦点を置き、徹底した取材に基づいて構築された描写は、上質なポリティカル・サスペンスを観ているように迫って来ました。
家族の絆だとか、登場人物の恋愛模様と云った要素を徹頭徹尾排除することで、中途半端にならない物語をつくり出せているんだなと思いました。キャラクターは単なる記号なのだ。
情感溢れるドラマを描こうとするとゴジラが蔑ろになってしまい、何がメインなのか途端に分からなくなってしまう。
そこのバランスを上手く取ろうとするものだから、様々な齟齬が生じ、中途半端でどっちつかずな浅いものになる。
ならば排除してしまおう、と云う潔さが良かった!
特撮では、スピーディーなカット割りや縦横無尽なカメラワーク、精巧なミニチュア、大迫力のVFXに息を呑みました。リアルなCGでハリウッドにも負けていないなと思いました。メイキングを観ましたが、倒れるビルから滑り落ちる家具などもミニチュアだったことにとても驚きました。
ハリウッドに比べたらべらぼうに安い予算でも、情熱と工夫と抜群に面白いアイデアが結集すれば、これほどまでに高いレベルの映画をつくることが出来る。日本映画の底力が示されたようで興奮しました。特撮映画の枠を飛び越えた!
それを裏付けるように、SNSでも大変な賑わいを見せ、応援上映も開催されると云う熱狂ぶり。最終興行収入が82億円超えの国民的ヒットを記録。日本アカデミー賞でも最優秀作品賞を受賞すると云うシリーズ初の快挙を達成し、キネマ旬報ベストテンでも第2位。何度嬉し涙を流したか。
新の傑作、真の傑作、神の傑作…シンの傑作誕生!
[余談]
ゴジラのモーション・アクターを野村萬斎が努めていると知り、「なるほど!」と膝を打ちました。確かにゴジラの動きには狂言や能と云った伝統芸能に通ずるものがあるなと納得しました。ミスター・ゴジラ、中島春雄氏もゴジラの動きを表現する際の参考にしていると語っていましたし…
[追記(2019/08/01)]
「シン・ウルトラマン」製作の大ニュースが飛び込んで来ました。企画・脚本:庵野秀明。監督:樋口真嗣。出演:斎藤工・長澤まさみ・西島秀俊。これは期待しか無い。
本作のように小出しに情報が解禁されていくのでしょう。今回も撮影中は日本から役者が消えたと言わしめるような豪華キャストなのか。2021年が楽しみです。
[以降の鑑賞記録]
2016/08/06:MOVIXあまがさき
2017/03/22:Blu-ray
2017/03/23:Blu-ray
2017/11/03:TOHOシネマズ新宿(アニゴジ公開記念!イッキミオールナイト上映)
2017/11/12:日曜プライム
2018/09/17:Ultra HD Blu-ray
2018/12/16:日曜プライム
2019/04/10:Amazon Prime Video
2019/05/28:Blu-ray
2019/10/22:Ultra HD Blu-ray
2020/04/04:Ultra HD Blu-ray
2020/05/02:WOWOWシネマ
2020/11/03:Netflix
2021/02/11:Ultra HD Blu-ray
2021/05/18:Ultra HD Blu-ray
2022/06/22:Hulu
※リライト(2021/02/11)
※修正(2024/05/21)
庵野さんだなと
エヴァ好きというか庵野さん好きだから楽しみにしてて、ようやく観賞。
3.11を意識して描かれているのは一発で分かる。
作者がそこに対しての意思を正式表明してないから、賛否両論があるのもよく分かる。
でもこれは当時の政府・官僚への批判と、これから、このことを忘れたらどうなるか分かっているな、とラストで示したと思う。
もうひとつラストの決戦にインパクトが欲しかったけど、それ以上に俳優さんたちが素晴らしかった。
というか贅沢。笑
ゴジラ以外を全てリアリティに費やした傑作です
現実の日本であの巨大なゴジラが現れたらという設定で、それを見事に現していて良かったです。
官邸内でのやり取りが思うように進まないシーンで高良健吾が「こんなことしてる場合じゃないのに」と溢したりして、皮肉が通ってるなと感じました。
特殊効果も予算が少ない割りに頑張っていたと思います。最初観たときにゴジラがちゃっちく感じましたが、観るにつれて不気味さが出ていて凄く好きになりました。
個人的にゴジラが東京を焼き付くすシーンはトラウマ級でした。音楽の不気味さと炎の凄まじさで忘れられないシーンななりました。
最後のヤシオリ作戦も凄かったです。ビルが倒壊するシーンはハリウッドに負けてないくらい頑張ったと思います。
ただ主要キャストにもう少し心理的な描写をあまり出していなかったのが自分にとってマイナスでした。例えば、ゴジラが東京を焼き付くすシーンや最後の「ヤシオリ作戦」でもかなり死者は出たと思います。
ですので、個人的に死を悼むような描写もあってほしかったです。
ですがマイナス点も含めても、ゴジラを倒すまでの作戦をたてる過程等も面白く、ハリウッド版ゴジラよりも楽しめました。
作戦会議のワクワク感
自分の持っている力やアイデアを出し切って一丸となって問題解決していくところがカッコいい。自衛隊もJRもカッコよかった。
色んな垣根をとっぱらって飛び越えて全力出しきる大人はこうありたい理想です。
初上陸や物が壊される様子、避難の様子が日常と非日常が混在していて、とてもリアルで怖かった。
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